文字起こし 第四回全体会議翌日 野田代表定例会見&<産経抄>旧宮家の皇族復帰案、立憲民主が議論を引き延ばし 

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全体会議について、産経新聞がコラムを掲載しています。

<産経抄>旧宮家の皇族復帰案、立憲民主が議論を引き延ばし

▼今回、旧久邇宮(くにのみや)、旧東久邇宮(ひがしくにのみや)、旧賀陽宮(かやのみや)、旧竹田宮(たけだのみや 追記)の旧4宮家にいる未婚の男系男子が具体的な皇室復帰の候補者となっていることも判明した。

▼皇室復帰案に関しては自民、公明、日本維新、国民民主…とおおむね各党が賛意を示している。ところが、野党第一党の立憲民主党が態度を明らかにしない。党としての見解は示そうとしないまま、国会では所属議員が憲法14条が禁じる「門地(家柄)による差別」ではないかとの質問を繰り返している

▼「各党がどんな意見を言い、どういう議論があったかを、党内で共有した中で方向性を見いだしていきたい」。立民の野田佳彦代表は、18日の記者会見でも悠長にこう述べるにとどめた。皇位継承資格者確保という喫緊の課題を、いたずらに引き延ばそうとしているとしか思えない

全体会議翌日の野田代表の定例会見で、産経新聞が全体会議について質問した箇所を文字起こししてみます。

22:22~
産経新聞:皇族数の確保に関する議論についてお伺いいたします。昨日、額賀議長が正副四議長案を取りまとめる意向を、皇族数の確保について示されました。立憲民主党といたしましては、その女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する点だとか、養子縁組による皇籍復帰については、論点整理に留めておられますが、今後の党内での議論の進め方と、どのように結論を得るべきとお考えか、お伺いできればと思います。

野田代表:まずは、今国会で3回ですね、全体会議がありました。そこで議事録もあるし論点整理もされて参りましたので、各党がどんな意見を言い、我々がどんな意見を言ったかということを、いわゆる全ての議員さんに声をかけて共有してもらうというところから始めたいと思います。その上で取りまとめ案なるものが、いつどういうタイミングで出るか分かりませんが、出てきたらそれに対する対応についても協議をすると、そういうことになると思います。

産経新聞:ありがとうございます。現在ですね、立憲民主党と他党との間では、女性皇族の配偶者と子の身分であるとか、養子縁組案に関しても憲法上の問題があるのではないかという、そういった点も指摘されておりますが、この結論の部分については、どういった結論が好ましいという風にお考えでしょうか?

野田代表:いや、それは今の私の先入観で決めてはいけないと思いますので、どういう議論があったかどうかを党内で共有した中で方向性を見出していきたいと思います。

第四回全体会議後の記者会見で、馬淵議員が「党内における議論というのは今まで、今のところ、やっていない」と述べているのを聞いたとき「まだやっとらんのんかい!」とツッコミを入れた方、沢山いらっしゃると思います。

憲法上の疑義のある養子案を推す言説には、まったく同意できませんが「▼あるいは皇室のあり方を巡って党内で意見一致が難しいのだとしたら、何をかいわんや。」という結びには、頷きたくなってしまうのが正直なところ。

もしかすると、令和の有識者会議の報告に沿って進められている全体会議そのものを仕切り直すために、「議論を引き延ばそうとしている」、ということになるのでしょうか?

正副四議長の一人である立憲・長浜博行参議院議長は、令和4年3月14日の参議院予算委員会において、現在は内閣官房皇室典範改正準備室長として全体会議に参加している溝口洋から、「(平成の有識者会議の報告に基づいた皇室典範の改正)法案を提出しないとした行政文書はそもそも存在しない」と言質を取っています。

正副四議長の取りまとめた案が
・悠仁さままでの皇位継承はゆるがせにしてはならない。
憲法上の問題がある女性皇族の配偶者と子の身分は国民
憲法上の問題がある養子縁組
以上が一つでも入っていたら、立憲民主党は断固、認めず、次期国会では付帯決議、さらには、
平成の有識者会議の報告に立ち戻る結論を出して下さい。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

3 件のコメント

    SSKA

    2025年4月20日

    優柔不断で決断力に欠け、いざという場面で頼りない立憲民主党の性格への指摘自体は産経が正しいと感じます。
    しかし一方で政府案をなかなか飲まない為に焦らされて苛ついているのが本音でしょう。
    相手の痛い所を突くのに立憲党内で何を躊躇っているのか、全く意味が分かりません。

    ダダ

    2025年4月20日

    立憲民主党は、まず立憲や立法手続きを理解していない玄葉議員を批判しないと駄目です!
    玄葉議員は蚊帳の外で問題ありません。

    じーま

    2025年4月20日

    立憲民主党が議論を引き延ばそうとしているのはその通りな気がします。
    ただ、皇位の安定的継承どころか皇族数確保にすらならないだけでなく、憲法違反の疑義が残る案が出そうな全体会議ではもっと議論が必要だという理屈は一応成り立つとは思います。
    正直なところ、立憲民主党には早く党内での議論を短期間で徹底的にやってもらいたいです。消費税減税をどうするかについて来週あたりで結論を出そうとしてるのに(僕は今の経済状況においての消費税減税には否定的ですが)、女性・女系天皇には結論を出せないのは怠慢な気がするのです。

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