毎日新聞からの記事です。
陛下のお考えは?=野口武則
https://mainichi.jp/articles/20250426/k00/00m/010/075000c
*この記事は、上記より一部読むことが可能です。
24色のペンは、毎日新聞論説委員の野口武則さんにより、連載されている、電子版のコラムです。かつて、皇室担当記者だったこともあるのかもしれませんが、4月は連続で「皇位継承問題」を取り上げています(下記は、まいこさんが取り上げたもの)。
「皇室典範改正についてどのようにお考えですか」
このような問いを、平成の有識者会議のあるメンバーが上皇さま(平成当時の天皇陛下)にすることにより、記事が始まります。重要箇所を引用します。
委員は機会があるごとに何度か尋ねたが、陛下の答えは「国会の判断にお任せします」と毎回同じだった。
天皇を家長とする皇室内のルールは皇室に決めてもらえばいい、と思う人もいるかもしれない。だが、天皇の地位は「国民の総意に基づく」(憲法1条)ため、そうはいかない。憲法4条は、天皇は「国政に関する権能を有しない」と記す。非公式な場のやりとりとはいえ、国民主権の意義を踏まえたお言葉だった。戦前は皇室の家憲とされた旧皇室典範だが、戦後は一般の法律と同じ位置づけに変わり、国民の総意により国会で改正できるようになった。
しかし、2006年に秋篠宮さまの長男悠仁さま(18)が誕生したのを機に、05年報告書(*平成の有識者会議報告書のこと)は棚上げされたままだ。現状では、天皇陛下より若い世代の男子は他にいない。女性皇族は結婚により皇室を離れる今の皇室典範では、皇族数は先細りするばかりで対応が急務だ。
このあと、「ようやく、その第一歩となる皇族数確保策を巡る国会での議論が、大詰めを迎えている。」という形で話が続いていき、4回目までの全体会議の状況を解説しています。
しかし、このコラムが掲載される前日に、毎日新聞が1面であのスクープ記事を出されたので、毎日新聞ではコンスタントに皇位継承問題の記事が掲載され、このコラムも”後押し”につながっているのではないかと、思います。
ご参考までに
ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者
3 件のコメント
基礎医学研究者
2025年4月27日
みなさん、コメントありがとうございました。
>まいこさん
コメント、ありがとうございます。自分、同じ「愛子さまサイト」のメンバーとして全国紙担当みたいなところはありますが(笑)、毎日新聞は、野口さんも政治部の論説委員ですが平成の有識者会議のときに「皇室担当」を経験されているようですし、毎日新聞は、政治部と皇室担当の連携もよいですね。まさに、新聞社ぐるみで、国民の声を感じとってくれているような。
それから、まいこさんが集中してやってくれていますが、ブロック紙の東京新聞が腹をくくってくれたのは、大きいですね。そして、今回の一連の流れで、共同通信の役割も大きく、4/24のスクープ記事もやや地元京都新聞にしっかり掲載されていたので(この新聞はそんなに皇室の記事は扱わない風土)、包囲網という言葉は、けっこうしっくりきます。
>ダダさん
そうですね。特に、今後憲法判断は大きな課題になってくるはずなので、司法にはがんばってもらいたいのですが、そのためにも、輿論の後押しを感じてもらわないといけないですね。新聞社には、この期待がかかっているといえますね(^^)/
ダダ
2025年4月27日
全体会議を見ていると三権分立が砂上の楼閣に見えます。
毎日新聞には、権力の監視と世論(公論)喚起を期待します。
まいこ
2025年4月27日
基礎医さん、記事の掲載と過去記事の引用ありがとうございます。
陛下の御意向と一致している国民の総意と乖離しているのが、自民、公明、維新、国民民主の4党であり、国民の総意を見極めた議論を進めなければならないと明言しているところも、毎日新聞が完全に舵を切った感じで嬉しかったです。
東京新聞が社説、コラム、署名記事、
毎日新聞も、あの大注目の記事、スクープ、そして今回の署名記事。
共同通信も、何かあれば即座に配信して、同内容を地方紙が一斉に報じている。
まさに包囲網。
安定的皇位継承について力を入れる新聞がますます増えていくでしょうね。