〈記事紹介・感想〉第51弾 森暢平成城大教授の警鐘(これでいいのか「旧宮家養子案」)

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森暢平先生のこれでいいのか「旧宮家養子案」第51弾です。

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サンデー毎日:国民民主・玉木代表の場当たり的「皇室政策」 成城大教授・森暢平

 夏の参院選で国民民主党から立候補する元衆院議員山尾志桜里が、女系天皇についての議論を促す意見をX(旧ツイッター)に投稿した。これに対し、同党代表の玉木雄一郎は「発言、発信には注意してほしい」と山尾に伝えたという。しかし、同党の皇位継承問題に対する姿勢が玉木の一存によって決するという党の在り方に問題がある。(一部敬称略)

と始まる今回。国民民主党は女性・女系天皇支持とうたっていたのを覚えていましたが、いつの間にか「男系固執になっていた」
このおかしな経緯を森先生が書いてくださっています。

当サイトのブログでも紹介させていただいたように、山尾志桜里氏は5/15の読売新聞の提言を受け、ご自身のポスト女系天皇の議論を避けつつ、女系天皇の選択肢を排除する進め方は間違っています。
と発表したのを、玉木が報道陣に「発言、発信には注意してもらいたいと伝えている」と言い、山尾氏の発言を制限することがありました。

山尾氏は、皇位の安定継承のため、女性・女系天皇支持を変えません。
森先生は

 山尾は、取りまとめ段階にある今こそ発信することが大事だと考えているのであって、静謐な環境が必要だから「個人の意見は控えよ」という玉木の考えはどうかと思う。山尾は過去、さまざまな機会に女性・女系天皇容認の発言を続けており、信念を変えるとは思えない。玉木がそれを知らないわけがなく、重要な政策について詰めないまま立候補を要請したのではないか。そうだとしたら、票ほしさの場当たり的要請と評価されても仕方がない。

玉木は場当たり的に動いている。

この行動がどんどん森先生によって明らかになってきます。

 国民民主党は「全体会議」が開始される直前の昨年(2024年)3月27日、「皇族数の減少と皇位継承についての考え方」と題する「党見解」をまとめた。結論は、①女性皇族が婚姻後も皇室に残る方策、②旧宮家の男系男子が養子縁組などで皇籍復帰する方策の双方について、早急に制度の具体化を進めるべきだとした。さらに、③二つの方策で十分な皇族数を確保できない場合に備え、旧宮家を直接皇族に戻すことを検討すべきとぶち上げた。

 玉木は昨年6月19日、衆参の正副議長からの個別意見聴取に答えた。①案について、女性皇族の配偶者の身分が、立憲民主党と自民党ほかの論争になり、早期解決が難しくなるという理由をあげ、配偶者には「准皇族」という皇族に準ずる待遇を与えてはと提案した。「准皇族」なる概念が、現代の門地差別禁止の原則にそぐわないことは、以前指摘したので繰り返さない。そもそも国民民主党は、憲法上問題があるこの制度をほとんど検討していない。それなのに公的な意見聴取の場で玉木は個人の意見か、党の見解かをはっきりさせず、思いつきのように浅薄な「准皇族」案を持ち出した。この党には、代表が右と言えば右に決まる上意下達体質や、場当たり的体質があるとしか考えられない。

 また、「党見解」には「GHQの意向により11宮家が皇室離脱を余儀なくされた」とも書かれるが、史実ではない。かように、ことごとく浅薄なのである。

「准皇族」発言。ありましたね。
森先生は以前にこの大問題に触れています
〈記事紹介・感想〉第43弾 森暢平成城大教授の警鐘(これでいいのか「旧宮家養子案」)
(まー大隊長も激怒princess AIKO TALK(第371回)おい、玉木!)

浅薄(せんぱく)な党首がアホな発言をしても、周りは何も言わない。

 党史をたどれば、かつての国民民主党は2020年9月、立憲民主党との合流派と残留派に分裂し、新たな国民民主党が結成された。旧国民民主党時代の皇位検討委員会(座長:津村啓介衆院議員)は19年6月11日、「各種世論調査で女性天皇に賛成する声が70%を超えていること等を踏まえ、国民の理解と支持が得られることを前提に、皇統に属する男系の女子の皇位継承(女性天皇)を可能とすること」を提言している。その提言は、現在の国民民主党のホームページにも掲載されたままである。

 座長だった津村(現在は立憲民主党所属)は、昨年の「党見解」発表時、「当時の玉木発言と激しく乖離(かいり)。議論の進め方の乱暴さに驚いています」と玉木を批判した。それには理がある。6年前は、女性天皇を進める立場だった玉木が、今は女性天皇について一言も発言しないからである。

「匍匐前進」の津村議員は党から出ています。
ホームページの内容はこちら
党皇位検討委員会が女性天皇を認める皇室典範改正案概要を玉木代表に中間報告 – 旧・国民民主党 (2018年5月〜2020年9月)

国民民主党は、現在所属している議員が27人です。
前回の衆院選前の行われたNHKアンケートで、女性天皇賛成が20人。
反対は玉木雄一郎ただ1人。

反対は玉木雄一郎ただ1人。

森先生は

ただひとり「反対」の代表に対し、誰も意見しないという現象は政党の在り方としておかしい。

4分の3が女性天皇に賛成しているのに、所属議員はなぜ何も言わないのか。
言えないのか。独裁?
森先生は結びに

 山尾にはそういった党内の閉塞(へいそく)状況を打破し、まずは女性皇族の夫を皇族とするのが自然という国民感覚で党内をまとめてほしい。そのうえで、一歩進んで女性天皇実現に向け汗をかき、さらに進んで女系天皇についても議論を始めてほしい。そうであってこそ民主的な公党であり、玉木の思いつきや独走で政策が動くのは変だ。

 国民民主党が、女性天皇の実現に向け動いていないこと自体が有権者を愚弄している。

と書かれています。

山尾氏は行うことが沢山有りますね。
心から応援します。

そして浅薄な玉木。それをほっておく国民民主党。

政党支持者の67%が女性天皇支持してますし、世論調査で90%近い国民が女性天皇支持です。

画像

国民民主党は、国民を愚弄しないでください。

玉木はどこ向いて仕事してるんだか。皇室、国民の方ではなく、憲法無視。
Xから離れなさい。本当に使えない代表。そして腐った党ですね。
森先生の次回作に期待です。

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