山尾志桜里先生の声明文に対するヤフーエキスパートの方々のコメントに「参考になった」の反応が多数、集まっています。
山尾志桜里氏、国民執行部を批判 「統治能力に疑問」 離党届を提出【毎日新聞】
中北浩爾氏(政治学者/中央大学法学部教授) 参考になった約14900
全文を読むと、衝撃的。とくに一昨日の記者会見について、「代表・幹事長の同席を希望しましたが、辞退会見であれば同席するとのお答えは大変残念でした」という一節。この間のネット上などでの山尾批判を受けて、党執行部は山尾氏が自発的に辞退してくれることを内心願っていたが、玉木代表が出馬を打診した手前、公認取消に踏み出せず、山尾氏が事務所の開設などを行ってしまい、記者会見への批判の殺到という事態を受けて、どうしようもなくなって公認取消という一方的な決定に至ったということ。山尾氏は「執行部の主導でご要請を受け、擁立頂いたにも関わらず、執行部の責任において判断せず、両院議員総会での決定という形をとる点にもかなりの違和感がありました」とも書いています。
代表や幹事長が「男気」を醸し出してきた国民民主党ですが、なんとも情けない姿を露呈しました。せめて泥仕合にならないよう、党執行部は誠意ある対応をすべきです。
遠藤結万氏(PublicBeyond 代表取締役)参考になった約9150
ご本人の発表されたコメントの中では、出馬の要請を受けた経緯などを(ご本人の認識の中ですが)述べられています。驚いたのは、会見への同席を求めた党代表・幹事長が「辞退会見なら同席する」と述べていたということです。
党の比例代表公認内定候補の会見に同席しないのも異例で、さらに辞退しないなら同席しないというのは理解し難い対応です。 取り消しを決めていたならば会見を開く前に辞退させるのが、本人にとっても党にとってもダメージは少なかったでしょう。
山尾氏はすでに事務所を開き、ビラなども作成していたようです。
会見が惨憺たるものであったことは否定できませんが、予測できた結果でした。だからこそ、党がサポートする必要があったはずです。候補者に対する適切な対応とは思えません。
内山融氏(東京大学教授/政治学)参考になった約3700
国民民主党のリスク管理能力に大きな疑問符が付いてしまった。山尾氏を擁立する段階で世論の反応を予測できなかったこと、擁立してからの予想外の批判の多さに慌ててしまい、突然の公認取り消しに至ったこと、これらは同党執行部の読みの甘さと対応の稚拙さを露呈してしまった。同党は最近失速の気配があったが、これが決定打になるかもしれない。
白鳥浩氏(法政大学大学院教授/現代政治分析)参考になった約1500
山尾氏の気持ちはいかばかりであったか、と推測される。様々な批判を受けながらも、公認を内定したというのであれば、国民民主党は最後までその責任を全うするべきではなかったか?という意見もある。 山尾氏に対する同情の声が集まることで、国民民主党の支持を下げる可能性もある。何を理由として内定の取り消しになったのか、ということを全国の有権者に説明する責任を国民民主党は負ってしまった。 この一手は、国民にどのように映るのか。折角、支持率が高い状態が続いていただけに、今後が注目される。
「代表・幹事長の同席を希望しましたが、辞退会見であれば同席するとのお答えは大変残念でした。ただ私には辞退の意思はありませんでしたし、会見するという自分の言葉を守る責任がありましたので単独で臨んだ次第です。」
山尾先生の声明文を読み、やはりかという思いと同時に、まさかここまで下劣な輩が国政に携わっているのかと、暗澹たる気持ちになりました。
昨日11日の玉木氏の発言
玉木氏:昨日の会見も1つですけれども、一昨日行われた両院議員総会、これ会見の前に行われてますけども、また昨日、地方議員からも意見を伺いました。昨日の会見を受けて、今朝、両院議員懇談会を朝8時から行ってですね、所属国会議員にも話を伺いました。そういう中で、やはり特にこれから都議選、参議院選挙と控えている中で、やはり選挙を展開することが極めて難しいという声や、様々な問い合わせをいただいてる中で、答えることがなかなか難しいという声も多数いただきまして、その意味では有権者、そしてまた自治体議員を含む仲間や支援者のですね、理解と信頼を得られるには至っていないという判断で今回の決断に至りました。
辞退会見であれば同席するなどと、およそ人とは思えない言葉を臆面もなく、三顧の礼をもって迎えた逸材に冷徹に言い渡しながら、よくもまあ、公器をもって任ずる新聞記者たちの前で、いけしゃあしゃあと厚顔無恥な言い逃れが出来たものです。
党名に国民と冠するなど聞いて呆れます。怖気がします。
そこまでされながら、自分の言葉を守る責任を果たすために、たった一人で逃げずに会見に臨まれたこと。
これ以上、国政に携わるに相応しい証明があるでしょうか?
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
3 件のコメント
SSKA
2025年6月12日
国民の為では無く国民主権で革命を目指す政党ですから、性格が惨たらしくなるのは正直驚かないんですよね。
扇動してギロチンの恐怖支配を行った者と同じで変わり身の早い大衆の次の獲物は迂闊な行動を取った彼等になるだけだと思います。
ありんこ
2025年6月12日
法治主義なんか二の次、疑惑ある人間になど人権なんて必要ない、男系ネトウヨ世間しか本邦と思えないような党なんてとっとと霧散すればいい
英二
2025年6月12日
怒りしかありませんね