コロナ禍と象徴天皇
https://aiko-sama.com/archives/6114
今上陛下が新型コロナウイルス感染症(以後、新型コロナ)を過度に恐れているのではないかという疑念について、前掲ブログの補足も兼ねて、私見を述べます。
まず、陛下は以下のお言葉で他の感染症を引き合いに出し、医学以外の分野にも触れていることから新型コロナを感染症の一つとして相対化しており、水の研究者でもあることからも多角的な視野を修めていると拝察します。
・令和3年2月19日 天皇陛下お誕生のお言葉
世界では、特に発展途上国を中心に、新型コロナウイルス感染症以外でも、結核、マラリア、HIV/エイズ、エボラ出血熱など、様々な感染症が非常に多くの人命を奪っています。
・令和3年6月21日 日本学士院第110回及び第111回授賞式
新型コロナウイルス感染症の問題は、単に医学の問題にとどまらず、経済や社会の在り方にも広く関わる課題を私たちに提起しました。
このような試練に世界が直面している今こそ、医学を始め、自然科学、人文社会科学の学問諸分野の叡智を結集し、世界の人々が互いに力を合わせることにより、この困難な状況を乗り越え、希望に満ちた未来を築いていくことを期待します。
それでも陛下がマスクを常用しワクチンを接種したのは、感染予防効果が認められていない両者を妄信した国民の姿を反映したものです。
仮に、陛下がマスクを付けない、ワクチンを接種しないと公言したらどうなるでしょうか。
おそらくクレームが噴出し、皇室にはワクチンの危険性が周知されていたから接種しなかった等のデマが広がります。
コロナ禍を鎮める能力が今の臣下(為政者)には無く、リモートや式典ではマスクを外すよう諫言する忠臣もいません。
(陛下の権威を笠に着た卑怯者が、マスク着用を強制する弊害を考慮していない)
宮内庁長官の拝察発言(天皇陛下が五輪開催による感染拡大を懸念)については、無観客開催が陛下の望みだったとしても、奥の手の使いどころを間違えています。
陛下のために身を粉にする気概があるのなら、なぜ眞子さまのご結婚や皇太子不在の問題について、陛下の真意を分かりやすく国民に伝えてこなかったのか、その手腕に疑問が残ります。
今回、私が強く感じたのは、陛下の孤独です。
コロナ禍における自分の本当の願いは国民には届かず大衆感情に利用され、安定的な皇位継承は20年間なにも進展がなく、愛子さまの将来が不安定なことで生涯守ると誓った雅子さまに心労をかけている。
その渦中でも、私心なく、自分を律し、国民の幸せを祈り続ける—。
一国民として誠にありがたいのですが、同時に申し訳ない気持ちで胸が詰まります。
象徴天皇としてではなく、生身の人間である陛下とご家族を支えていきたいです。
※ところで、宮内庁HPには非常に分かりにくいところに、ご意見・ご感想フォームがあります。
お時間ある時に、ぜひ利用されてみては如何でしょうか。
敬意と節度をお忘れなく <(_ _)>
https://www.kunaicho.go.jp/page/contact/
文責 茨城県 ダダ
8 件のコメント
ただし
2021年9月7日
陛下は、孤独なのですね。
もっと、もっと、声を上げていかねばならないですね!
ダダ
2021年9月5日
みなさま、コメントありがとうございます!
京都のSさま
京都さまは、京都のSさまかなと思っていました☆
尾見会長が陛下への進講で調子に乗ったのは間違いありませんね。
補助金不正受給の中心人物を陛下に引き合わせるなんて、、宮内庁も人を見る目がありませんね。
タヒガシさま
陛下・皇室を巻き込んでしまったこと、申し訳ないですよね。
陛下に安心してもらえるよう、コロナ禍を終わらせましょう。
いしひろさま
お褒めの言葉を頂き、ありがとうございます。
スマホだと長いかな、、とも思ったのですが、書いて良かったです。
ねこまるさま
ワクチンの影響がいつ出るのかは誰にも分からないので心配ですよね。
祈ることしかできません。。
基礎医学研究者さま
合わせ鏡、その通りですね。
鏡に映し出された像を変えるには、自分自身を変えるしかありません。
皇室に恥ずかしくない姿を見せていきましょう!
京都のS
2021年9月5日
申し訳ありません。「京都」は「京都のS」です。反映されてなかったようです。
さて、今上陛下への御進講を誰に依頼するかを決めるのは宮内庁ですよね。陛下に講義した尾身は、自身が理事長を務めるJCHOの傘下の病院がコロナ補助金をもらっておきながらコロナ患者を受け入れていない実態があったのに、陛下への御進講を認めた責任は誰も取らないのでしょうか。天皇には政治権能が無いとされているから、ぼったくり医者の影響で陛下がコロナ脳的な振る舞いをされても問題なしとするんでしょうね。政治利用して絶大な効果を上げたとしても…。
基礎医学研究者
2021年9月4日
興味深い論考、ありがとうございました。ダダ様の論考を読んで改めて感じたことは、国民と天皇陛下は、やはり”合わせ鏡”のような関係なのだと思います。だとすると、「権力側」を代表する政府の方針と明らかに異なる「マスク拒否・ワクチン拒否」を表明するのは、政治判断になってしまう可能性が高いかと思います(これは、先に京都様も言及されていました)。
そうであるのならば、やはり我々国民が「皇室」を不安させるような空気を変えていくことこそが、天皇陛下を支えることにつながる、と思う次第でございます。
ねこまる
2021年9月4日
ワクチン打て打てドンドンの流れの中、国民だけに犠牲を強いる訳にはいかない、と陛下は思われたのかもしれません。
国民の一人として申し訳なく思います。
いしひろ
2021年9月4日
私も今禍の陛下の振る舞いは象徴的な意味合いが強かったのだろうと推察します。明瞭簡潔にまとめられた文章、おみそれしました。
タヒガシ
2021年9月4日
陛下が新型コロナウィルスに対して国民と一心同体で苦楽を共にするとの思いがワクチンの接種をしたのならば、この国民は本当に罪作りな国民だと思います。陛下のお考え、お気持ち、そして真意を宮内庁長官がどのように国民に伝え国民が受け止めるか、とても大切な事だと思います。陛下を孤独にしてはいけない、我々国民も陛下の思いを受け止め支えなくてはいけないと思います。
京都
2021年9月4日
「天皇は政治権能を持たない」という条件下の日本では、陛下がマスク拒否・ワクチン拒否の意思を実践に移すことは不可能だと思われます。大東亜戦争の前や最中に天皇が政治利用されたように、今次のコロナ禍でも今上陛下が政治利用されているように感じます。コロナ敗戦後には「コロナ怖い」を煽ったマスコミ人は、尾身や医師会などの大本営に責任を押し付けて逃げる算段かもしれません。そして自粛禍で飢えたけど生き残れた国民は責任の所在を間違えたまま「朕はたらふく食っているぞ」的に揶揄して非難するのかもしれません。
コロナ禍(自粛禍)も、ワクチン禍も、小室さん問題も、全てマスコミ禍です。ココを間違えると必ず同じ悲劇を繰り返しますし、またマスコミを増長させたのは全体主義的な大衆世論ですから、この「負の国民性」を直視しないことには同じ悲劇を延々と繰り返すことになります。