愛子さま排除法について、令和の有識者会議ヒアリングで意見を述べた識者の談話を朝日新聞が掲載しています。
女性天皇の実現か、男系男子の堅持か 賛否双方から語る皇室典範改正【朝日新聞】
本郷恵子・東京大名誉教授(専門は日本中世史。東京大史料編纂所長を務め、今年退職し名誉教授に。著書に「天皇家の存続と継承」)
・国民の理解と支持で続く今の天皇制 大切なのは制度がわかりやすくシンプルなこと
有識者会議で女性にも皇位継承資格を認め、直系長子優先が最もわかりやすいと述べた
・しかし、今回の改正は非常に複雑で前提を大きく外れている
・旧宮家は天皇と血筋が離れ、江戸時代から問題に 男系の血統が非常に遠い養子は不自然
・血統による世襲は運命的 養子はきわめて人為的 政治的な意図が入る可能性もあり恣意的
・現在の皇室は権威と正統性は十分で女系で失われるものではなく男系を無理につなげる方が不自然
・住民基本台帳法適用は夫と子は民間人、女性皇族は民間側に寄せ一代限りで働いて終わり
女性皇族の扱いからみる女性活躍・男女共同参画・家族の多様性という政治家の本音
人手が足りないから働かせてやっているけれど、あなたたち世の女性は男性と対等ではないんだよ
・女性天皇が10代8人 将軍や大名家の当主は男性に対し、女性が天皇に即位した前例
歴史を現代に読み替えシンプルな道を選ぶべき 男系男子にこだわり複雑な養子案を選ぶのは不適切
・平成以来、天皇家は日本社会のモデルファミリー 恋愛結婚で一夫一婦の小家族で暮らす形
血統継承重視でそのモデルが維持できるか問題に直面
・今こそ私たちが、日本という国にとって天皇がどのような意味を持つのかを真摯に考える機会
今、次世代の男子がいらっしゃるので、そこまでは従来の方式でやるのではないか。現在の皇位継承順位を変えるのであれば、代替わりのときに判断すべきだった。
令和の有識者会議の段階では、ゆるがせ発言をしていた識者は、
見事にアップデートしました。
百地章・日本大名誉教授
・養子となりうる旧11宮家の男系男子は、現行憲法下でも5カ月間皇族で、皇位継承権も有していた方々の子孫 離脱時の一時金について国会審議を待つ必要があったに過ぎないという背景事情を挙げる人もいるが、その間に継承権があった事実は変わらない⇒戻る人は生まれながらの一般国民
皇室とは親戚関係、新年など様々な行事で交流 一般人として生活してきたとはいえ、由緒ある方々
⇒菊栄親睦会は10年以上、開かれていません。
・「愛子天皇」を期待する人もいるが皇室はアイドルと同じ次元ではなく、126代続いてきた皇室の系図を知れば、身近な存在であるかどうかだけで判断することはなくなるはず
⇒126代の前に、女神たる天照大神がましましています。
・ジェンダー平等や、長子優先に転換したヨーロッパの王室の先例から、男系継承に疑問を持つ声も
男系の皇統を守り伝えてきた皇室とジェンダー平等は最も遠いところにあり、そうした現代的な価値観だけで2千年近い歴史と伝統を変えるのは、現代人の思い上がり以外の何ものでもない
⇒明治に明文化された男系男子継承 旧皇室典範自体が、ヨーロッパの王室を参考に作成
百地氏の言説には、朝日新聞は自社の記事を付記しなければなりません。
言いっぱなしの両論併記、特に既に間違いが指摘されている言説の掲載は
読者の信頼を失いますよ。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
そもそも、皇室典範ができたのは、明治15年に伊藤博文が欧州に赴いた際に、オーストリアのローレンツ=フォン=シュタインから皇室の家法(家のしきたり)をつくるようすすめられたことが発端。現在、欧州の王室は長子相続となり、スペインのみならずオランダ、スウェーデン、ベルギーで次期王位継承者は王女となっているのは、安定的継承のために時代に合わせて強かに王室の家法が刷新されてきたということではないでしょうか。
・皇室と旧宮家が親睦を深める「菊栄親睦会」の大会は平成16(2014)年5月、食事会は同年7月が最後
12年の経過は皇室との関係が希薄だから
2 件のコメント
パワーホール
2026年7月19日
百地の意見を載せるなんて朝日は慰安婦の件のことを忘れているのか。
もし忘れてないなら良識ある識者の意見を載せてほしい。
mantokun
2026年7月19日
本郷恵子氏の論考は真っ当で素晴らしいものですが、何でこの期に及んで百地章なんか呼んでくるんですかね💢
朝日新聞に宛てて以下の意見をお送りしました。
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一部を除く新聞各紙、全メディアが「あり得ない」と批判している今回の皇室典範改正案は、国民としてとても容認できません。
当該記事では、「政府の有識者会議に出席し、意見を述べた2人に賛否双方の立場から意見を聞いた」との説明がありましたが、すでに与党は数の力で押し切り、改正案は成立してしまったのです。これほど国民から怒りと反発を巻き起こし、諸外国からも批判され奇異の目で報道されている法案に対して、「令和有識者会議で賛成の立場だったから」という理由で、貴紙の見解を付記することもなく、百地章氏のような極端に偏向し、政府に阿った論者の意見をそのまま掲載されたことには、強い違和感を覚えます。
今回の改正案がこれほど大きな批判と怒りを巻き起こしているのは、平成の有識者会議であらゆる面から検討の価値なしとして退けられた養子案を何の説明もなく最優先に掲げた挙げ句、全体会議のプロセスを無効化するような「養子の子」の継承権を唐突に紛れ込ませたからです。しかも、宮内庁は寝耳に水と驚いており、政府は皇室にも何らお考えを伺わずに養子の子だの継承権だの住民基本台帳だのというプランを勝手に決めたのですから、皇室の皆様を人として見ておらず、非礼と非常識極まりないものです。
だまし討ちそのもののやり口で、日本国の根幹に関わる天皇の地位に関して、ここまでの横暴を重ねた高市政権の国会軽視、それをろくに追及もせず賛同した野党の不見識こそ厳しく問いたださねばなりません。
今回の皇室典範改悪を世界中のメディアが、初の女性首相が過去に例のある女性天皇を否定し、天皇の長女の皇位継承を閉ざしたことは理解できないと、批判的に報道しています。
宮内庁掲載の天皇系図に手を加え、女性天皇が婚姻していたことを示す線を消して恣意的に議論の誘導を図った百地氏は学者でも有識者でもありません。私はこうしたメディアの一種無責任な両論併記の姿勢が、今回のような立憲主義の崩壊を招く事態に至った要因の一つと考えます。
世界に日本政治の恥を晒した今回の典範改正は速やかに、女性天皇を認める再改正に至らねばなりません。今後も厳しい政権追及と、女性天皇を訴える世論喚起のご報道をお願いいたします。