3月21日（月・祝）、2時間にわたって放送された皇室特番
「皇室の窓スペシャル～愛子さま　開かれる世界の窓～」
の内容紹介。
その1、その2に続き、残りの内容をご紹介いたします。

［番組概要］
● 天皇陛下のお誕生日記者会見（その1でご紹介）
● 歌会始のお歌と、海外王室の紹介（その2でご紹介）
● スキーを通じて学ばれた愛子さま（その2でご紹介）
● 20年のご成長の記録（今回ご紹介）
● ご成年記者会見映像（今回ご紹介）

● 20年のご成長の記録

番組のハイライトと言ってよい部分です。

天皇陛下がお誕生日会見で語られた、愛子さまに対するご感想。
そして昨年12月、愛子さまのご成年にあたって寄せられたご感想で記された、天皇皇后両陛下への感謝の気持ち。
冒頭でお互いへの思いに触れつつ、愛子さまがお生まれになってからこれまでの出来事を、映像とともに振り返っていきます。

● ご誕生

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※2枚の画像をスライド表示できます。

最初はやはり、ご誕生後退院されたときの映像から始まります。
雅子さまの腕に抱かれてすやすやとお眠りになっている愛子さまが、何とも愛らしいです。

続いては、生まれて1か月後の新年に際してでしょうか、（当時の）天皇ご一家で集まられたときのご様子が映されます。
まだ髪の毛も生えそろわず、産着を着せられ雅子さまに抱かれた状態ではありますが、お目々はパッチリして雅子さまをじっと見つめたりしています。
周りの注目を感じてか、手足をばたつかせていくぶん興奮気味なご様子。

その次は、100日祝いでしょうか、桜の季節に撮影されたらしい愛子さまの映像が流されます。
ほっぺたがふっくらとして、表情がせわしなく変わっていきます。
一瞬ニコっと満面の笑みを湛えるような表情も見せられます。

ひとこと。

もうちょ～かわいくてしかたありません（*^o^*）

愛子さまご誕生後、初めての記者会見のご様子も映されました。
「生まれてきてありがとう」とのお言葉、その後涙ぐまれる雅子さまのご様子は、今回の愛子さまの記者会見で改めてクローズアップされた場面です。
何度見ても、感動せずにはいられません。

● 8か月～幼稚園ご入園前

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※3枚の画像をスライド表示できます。

夏には那須に出かけられてご散策。
初めての那須に上機嫌。
陛下のお顔をツンツンしたり、周りのものに興味津々。
雅子さまを真似てお手振りも初披露。
とても和やかな光景でした。

また、当時の天皇ご一家総出で須崎で御静養されたときのご様子も紹介されました。
上皇后陛下から海草を渡されるも、ポイッと投げ返してしまいました。
このときの映像は色々な番組で度々紹介されるのですが、愛子さまが一番カメラの方を向かれて、お手を振られているんですよね。
その好奇心の強さが、現在の周囲へのお気配りへとつながっているのかもしれません。

その後も愛子さまはすくすくと育たれ、御所内で駆け回っていたときや、ハープに触れられたとき、芋ほりをされたときのご様子が流されていきます。

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※3枚の画像をスライド表示できます。

● 幼稚園ご入学

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※5枚の画像をスライド表示できます。

4歳になられ、幼稚園にご入園された愛子さま。
運動会の玉転がしでは、勢い余って客席の両陛下にぶつかってしまったり、
お遊戯会ではクラスのみんなと元気に合唱するなど、
活発なご様子が紹介されました。

また、その間にも着袴の儀が執り行われるなど、着々とご成長のご様子が伺えます。

● 初等科にご入学

6歳になられ、学習院初等科に入学された愛子さま。
入学式で、校門の前に立ち笑顔で撮影に臨まれるご様子が映されます。

運動会のリレーでは、一生懸命走った後はクラスの子を必死で応援、ガッツポーズを見せられたり、
天皇陛下（当時・皇太子）がブラジルにご出発される際には寂しそうなご様子を見せられたりと、
いろいろな表情を見せられるようになります。

9歳では習字をお書きになられたり、11歳では紙で生け花？を作られたり、様々な文化・芸術に触れられるようになります。

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※3枚の画像をスライド表示できます。

そして、高学年になって管弦楽部に入部。
チェロを弾かれ、学習院の演奏会では陛下との親子共演も果たされました。
また、運動会では組体操も披露。
クラスメイトとの息の合った演技を見せてくださいました。

※「みんなのイラスト」コーナーより、56番・レーコさんの作品

卒業式には、入学式と同様校門で記念撮影。
カメラマンに声をかけられると、若干恥ずかし気な表情で雅子さまと一言二言。
何かお返事されようと逡巡されたご様子でしたが、
結局このときはお言葉を聞くことはできませんでした。

しかし、・・・

● 中等科にご入学

12歳、学習院中等科に入学され、入学式の際に恒例の記念撮影。
カメラマンから「愛子さま、ご入学おめでとうございます。」と声をかけられると、
「ありがとうございます」とお返事。
おっという声も漏れる中、続けて「今のお気持ちはいかがですか。」と訊かれると、
雅子さまと少し相談されたうえで
「楽しみにしています」と元気にお返事。
カメラに向かってお言葉を発せられた、初めての瞬間でした。
その表情からは、ご自身でご成長を実感されたような自信が伺えました。

中学生になると、式年遷宮を経て新しくなった伊勢神宮に両陛下とともにご参拝されたのを始め、
山の日の式典に両陛下と同行してその様子をご覧になるなど、
両陛下のご公務に接する機会が多くなってきます。

※「みんなのイラスト」コーナーより、48番・たこちゃんさんの作品

● 女子高等科以降

※「みんなのイラスト」コーナーより、4番・シュウさんの作品

高等科に入られるころには、背丈も両陛下と変わらないくらいになってきます。
ご静養先のスリーショットで、花や貝の名前を聞き合っているご様子は、
まだあどけなさを残しつつも、着実にご成長なさっていることが感じられます。

そして、高等科のご卒業、大学キャンパス初登校時のお言葉を語られたご様子を紹介。

もう、恥ずかしがって何も話せなかった頃の愛子さまではありません。

その後、20歳成年行事で、勲章とティアラを着用された愛子さまが映され、
天皇陛下の愛子さまご成年にあたってのご感想を語られて、ご成長記録は結びを迎えます。

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● ご成年記者会見映像

番組の最後は、ご成年記者会見のご様子をノーカット放送（ただし問3まで）。

ここの内容紹介は不要でしょう。

番組で紹介された、これまでのご成長の様子や、
海外王室との交流などこれから訪れるであろう輝かしい未来、そして
お生まれになってからずっと一緒に過ごされてきた天皇陛下の、愛子さまに寄せられる思い。

また、当然ながら番組内では語られなかった、愛子さまや両陛下がこれまでに受けてきた、筆舌に尽くしがたいバッシングやストレス。

そうしたことを思いながら記者会見を拝見すると、愛子さまがいかに奇跡的なご存在としてそこにおられるかという思いが一層強くなりました。

その1で少し言及した、番組内で一切触れられていないこととは、言うまでもなく皇位継承問題のことです。

政府・国会で一向に議論が進展しない中、このような皇室番組でそうした問題に触れるわけにはいかないのでしょう。

ただ、愛子さまはご会見で、一生皇室の中で過ごされる天皇皇后両陛下と、

「これからも長く一緒に時間を過ごせますように」

と願われています。

その願いをかなえて差し上げることが、国民から愛子さまへの恩返しとなるのではないか。

番組を観終えて、私はそう感じました。

※冒頭のイラストは、当サイト「みんなのイラスト」コーナーに寄せられた、50番・ナオちゃんのお母さんの作品です。

文責：静岡県　L.K　（30代、男性）