【新聞意見投稿】産経新聞記事_京都のSさん~産経は似非保守とは手を切るべき

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9月20日付産経新聞の記事 安倍氏「遺産」と命題 皇位継承 託された「男系男子」 に対し「感想文」を投稿した報告です。

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産経に記事の感想を送りました。かなり激烈な筆致になってしまいました。

 9月20日の貴紙に掲載された「国難日本・安倍氏『遺産』と命題・託された『男系男子』」を拝読しました。
 記事中にある「安倍は皇室の危機回避に奔走」「最大の壁は官房長官などとして仕えた首相の小泉純一郎」「女系継承には『天皇制打倒』を掲げた共産党も賛意」、これらは何なのでしょうか?先日、旧統一教会の本質が韓国系の反日カルト団体であることを報じた貴紙が、その反日カルトからの選挙支援を目的に広告塔として活動し、その因果応報かのようにカルト2世から恨みを買って銃撃され死亡した故安倍晋三氏を英雄だと言わんばかりに褒めちぎる記事を掲載するとは!私は貴紙への怒りと絶望に打ち震えております。

 皇位継承問題についても問題意識を持つべき方向が真逆です。皇室問題で最も緊急性が高い課題は皇族数および皇位継承資格者の減少です。現行の皇室典範が定める男系継承に拘った結果として皇室そのものが滅びてしまえば、「軒を貸して母屋を取られる」ぐらいの本末転倒です。小泉政権が目指した皇室典範改正とは、男系男子に限定されていた皇位継承資格の間口を皇族女子にも開き、女系を含めた双系継承へ移行することであり、また同時に皇族女子が結婚後も皇室に残れるように女性宮家を創設できる制度にするというものであり、これが実現すれば懸案だった皇位継承の安定性と皇族数の問題は大幅に改善されることになります。あの典範改正とはそういうものでした。これを潰したのが安倍晋三官房長官(当時)です。男系継承ルールを守って皇室を滅ぼす愚を冒そうとしたのです。その愚行は今現在も進行中であり、刻一刻と時間切れが迫っています。

 記事中には「女系継承には『天皇制打倒』を掲げた共産党も賛意」という一文がありますが、ここには「反共」の看板さえ掲げておけば天皇制を保守する側だと読者に思わせることが出来るという打算的な思惑しか伺えません。昔も今も自民党は、統一教会の関連団体である勝共連合とズブズブの関係ですが、この共犯関係を導入したのが故安倍晋三氏の祖父である岸信介です。「勝共」や「反共」を掲げる団体が保守とは限りません。

 ココで少し統一教会の本拠地である韓国の立場に立って考えてみましょうか。大東亜戦争が終結して独立を果たしたのにソ連の影響下にあった北朝鮮との間で朝鮮戦争が起こり、それに伴う米軍や韓国軍の軍関連の諸需要に応えた日本企業が主導して高度成長を果たしたのなら、「我々が流した血は日本人のカネで贖われるべきだ!」と考えるでしょう。それが「日本人だけ」をターゲットとする集金奴隷化や、日本人女性を最下層の韓国人男性に嫁がせる所業の動機ではないでしょうか?また朝鮮王室は滅び去ったのに日本の皇室が残っているなら、「我々が失ったものを持たせておくな!皇室は滅ぼすべし!」とも考えるでしょう。旧統一教会の関連団体で何度も講演を繰り返すような日本の保守系言論人が、男系継承に固執して皇室を滅ぼす方向に世論を誤導すべく活動している理由も旧統一教会との共犯関係にあるのではないでしょうか?

 貴紙は旧統一教会と繋がった似非保守(男系派)の政治家や言論人とは手を切るべきだと進言します。今のままでは、貴紙や貴紙に登場する言論人たちは「保守」でも「尊皇」でもなく、「反共カルト」「逆賊」「財布」「ポン引き」といった名称こそが相応しいとすら思えます。引き返すなら今です。

   京都市在住の一読者 (名前)

京都府 京都のS

4 件のコメント

    ダダ

    2022年9月21日

    産経新聞は、もしかして両論併記のつもりなんでしょうか?
    安倍と統一協会の癒着は隠しきれないので、あまりにもバランスが悪いですが。

    反共=保守という考え方は勘弁して欲しいですよね。
    国の存続がかかっているのに、右も左もないです。

    京都のS

    2022年9月21日

     いえ、逆に申し訳ありません。産経新聞社に一度目の修正版を送った(修正箇所は他)のに、そこでも上記のヶ所は見逃していたという愚か者ですから、結局は最終修正版は新聞社にも実は送れていません…orz

    まー

    2022年9月21日

    修正しました。失礼しました。

    京都のS

    2022年9月21日

     3段目の冒頭「記事中には「女系継承には『天皇制打倒』を掲げた共産党も賛意」という一文にはがありますが」の「一文にはがあり」は完全に間違いで、「一文があり」が正しいです。新聞社に送ったのも間違ったままでした。失礼しました。

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