9月20日付産経新聞の記事 安倍氏「遺産」と命題 皇位継承 託された「男系男子」 に対し「感想文」を投稿した報告です。
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前略
産経新聞社 御中
本日ネットで配信された、表題の記事を拝読しました。
あまりに酷い内容で絶句しました。
事実誤認について各論を申し上げるときりがないので、このような明らかな過誤の記事を掲載されたことに、いち国民として抗議します。
そもそも、「皇統は絶対的に男系男子の継承である」とのキャンペーンが勃興したのは、それこそ平成16年以降のことと記憶しております。
実際に、詳しい日時は失念しましたが平成5年頃の貴紙の記事にて、女性天皇の検討を主張する記事を拝見した覚えがあります。
男系男子継承を皇室典範にて明文化したのは、明治時代で初めてのことであり、当時の議論では、「わが国は古来より女帝を立てる習慣がある。
今の時代に男子に限るのはこの慣習を破壊する。」との批判があったと、井上毅の「謹具意見」で紹介されております。
旧宮家の方々を、まるでGHQの決定により臣籍降下したと書かれていますが、そもそも戦前に制定された「皇族ノ降下ニ関スル施行準則」により、いずれ皇室を離れる立場でした。
その他、当該記事は甚だおかしいところだらけで、このようなクオリティの記事を掲載する事は、貴紙の将来が心配になる事態です。
あくまで全国紙であるとのプライドとファクトチェック能力を担保しないと、一部読者にのみ気持ちのいい情報を届けるだけのゴシップ誌へと堕ちてしまいます。
貴紙の、近日の統一教会に関する報道は、目を見張るものがありました。
それだけに今日の記事は、誠に残念であります。
(住所・名前)
福岡県 ぷにゅっくす
1 件のコメント
ダダ
2022年9月22日
今の産経新聞からは信じられませんが、過去に女性天皇検討の記事が載ったことがあるんですね!
千田記者はGHQのせいにしたいようですが、傍系11宮家の皇籍離脱については、天皇との血縁が遠かったことと、傍系宮家の皇族が増えたことが背景にありますよね。
皇族が増えすぎると、聖域が中から侵される場合もあるわけで。。
貞明皇后(大正天皇の皇后)が、これでいいのです。と仰ったのは厳しくもありますが、聖域を守ることの難しさが分かります。
いまは統一協会と自民党によって皇室が破壊されようとしています。
産経新聞は目を覚ますでしょうか。。