弁護士・倉持麟太郎氏がMCを務めるYouTube番組「このクソ素晴らしき世界」の10月5日分の配信で、欧州王室について詳しい関東学院大学教授・君塚直隆氏が、我が国の皇室の広報体制について語られたことは、先日、当サイトでもご紹介したとおりです。
君塚教授、皇室をフランクに語る! 10/6「クソすば」レビュー – 愛子天皇への道 ~ Princess Aiko: Path to the Throne ~ (aiko-sama.com)
論点満載!君塚教授出演「クソすば」への感想~ダダさん~ – 愛子天皇への道 ~ Princess Aiko: Path to the Throne ~ (aiko-sama.com)
本日10月10日、皇室と広報についての記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。
令和皇室のSNS発信 本当にプラスになる? 公式情報だけでは「みじめになるだけ」と専門家〈dot.〉(AERA dot.) – Yahoo!ニュース
この記事の中で、私が注目したことが、2点あります。
1点目は、TVでもお馴染みの元宮内庁職員・山下晋司氏によれば、皇室にはそもそも広報担当部署がなく、広報というものに取り組み始めたのが平成になってから。昭和時代の天皇陛下をはじめとする皇族の皆さまの記者会見については、宮内庁は公式記録らしきものを全く残しておらず、新聞社やTV局に残る記録を見るしかないということです。
天皇が崩御されると「実録」という伝記が作られるので、私は、会見内容も後世のために逐一記録が残っているものだと思い込んでおりましたので、非常に驚きました。
2点目は、君塚教授が、昨年5月、政府の「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する付帯決議」に関する有識者会議に呼ばれ、皇室もSNSの活用を検討すべきという意見を述べたにもかかわらず、有識者会議のメンバーからも、政府、宮内庁関係者からも全く反応が悪かったということです。
宮内庁は、先日、SNSの活用を始めることを発表しました。
SNSを始めるにあたり宮内庁関係者の広報に対する認識が、君塚教授のアドバイスにより進歩していることを祈らずにはいられないと思いました。
文責 愛知県 たこちゃん
4 件のコメント
ダダ
2022年10月12日
記事のご紹介ありがとうございました。
宮内庁が記録していなかったこと、驚きました!
書籍「秋篠宮」によると、宮内庁のHP開設は、秋篠宮殿下が皇室の情報発信を希望されていたことが影響しているようです。
しかし、現状は君塚教授のアリバイ作りという指摘が的を得ていると思います。
元宮内庁職員の山下氏は私たち庶民と比べれば影響力があるのだから「どこそこの式典に出席しました、といったような内容だけだと、ほとんどの人は関心を示さないでしょうね。」というどこか他人事のような発言をするよりも、当事者意識を持って、皇室と国民の距離を近付けて欲しいです。これは私たちの問題なのですから。
れいにゃん
2022年10月11日
驚く事ばかりです。広報担当部署がなく、昭和の公式記録らしいものがないなんて!
意外と、お若い皇族方の方が職員にアドバイスするような場面を想像してしまいます。
くろひょう
2022年10月11日
皇室の活動の広報の前に、皇族の方々のメンタルケアをしっかりすべきと思います。
小室さんの件で随分と汚い言葉が飛び交いましたが、眞子様に対する誹謗中傷も愛子様と同じくらい古くからあります。
ウェイトとしては大きいでしょうが、小室さんの件だけが理由ではないように思います。
以前、愛子様に継承権をと叫ぶ一方、秋篠宮ご一家やその他の皇族方を貶めているブログがありました。
コメントにて苦言を呈したことがありますが、彼らが変わることはありませんでした。
根拠はあると言っていましたが、それが示されることはありませんでした。
確か、どこかのサイトで署名活動もしていたはずです。
また、文春のネット記事のコメント欄に、一度だけコメントを投稿したことがあります。
そのコメントに対する他の方の回答は極めて不快で気分を害されるものであり、私は感情を抑えるのがやっとでした。
それ以来、私はその記事そのものを見ていません。
そのようなことに何年も耐え続けているにも関わらず、目に見えるフォローをしてこなかった宮内庁に私は期待できません。
せめて、徹底的に真偽を確かめ場合によっては訴訟を起こす、くらいのことはしてほしいと思います。
闇雲に始めても蜂の巣にされるだけです。
主にTwitterやヤフコメで眞子様に対し、「あなたのためを思って」というような投稿をされている方を非常に多くお見かけしました。
「あなたのためを思って」と言えば許されるかのような、酷い内容のものばかりでした。
あれで体調を崩さない方が不思議です。
しかし、「あなたのためを思って」というのは免罪符にはならない、と私は考えています。
その言葉は、相手を傷つけることはあっても救うことはない、と私は考えているからです。
手前勝手な善意を押し付けるのではなく、相手の意思をきちんと汲み取れるようになりたいものです。
余計なことばかり書きましたが、宮内庁にはしっかりとしたマニュアルを作った上で運用していただきたいと考えています。
また、皇族方が直接発信なされることが定期的にあってもいいと思いますね。
長々と失礼いたしました。
突撃一番
2022年10月10日
反論が出来ない皇族の方々を、女性週刊誌その他のバッシングからお守り出来るような広報活動であってほしい。
事実無根の憶測情報に対しては、毅然と対応出来るように、宮内庁はSNSを活用してほしい。