【論破祭り】論点を絞って谷田川を論破してみた

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谷田川動画「旧皇族からの養子は門地による差別にはならない」の主張を要約します。

【谷田川主張要旨】
旧宮家、旧皇族の子孫を皇室に入れることは、皇室存続のためとても重要なことである。だからその案が門地の差別という憲法違反に当たることは、「動かす人」は気にしていない。裁判を起こされても無視すればよい。

「重要なことは、形式主義にとらわれず、万難を排して推敲されなければならない」という論理形式は一見妥当性があるように見えますし、こういう論理展開はど根性主義の日本人の好むところです。

まず、そもそもの問題の所在を確認しましょう。

日本人にとって大切な皇室を次世代に残すためには、次世代の皇位継承者がいなくてはならない。しかし現在の規定では、次世代の皇位継承者は1人しかいない。「人」があってはじめて皇室は成り立つ。だから次世代の皇位継承者を(多く)確保する必要がある。

これが現状の問題です。
同時に、議論されるべき条件があります。

皇室は聖域であると同時に日本の象徴であるため、国民との明確な線引きを確保しつつ、国民の常識を逸脱しない範囲の存在である必要がある。

国民の常識とは具体的には、側室が許されないことや男女で「差別」が行われないことなどです。

そのうえで谷田川の論のおかしなところを2点指摘します。

①憲法違反になることを気にしていない、とは何を根拠に言っているのか?
「動かす人」(内閣、官僚を指していると思われる)が憲法違反になることを気にするかどうかは重大な問題です。進むと崖から落ちるAの道を案内するのか、安全に通れるBの道を案内するのかくらいの違いがあります。
谷田川は現職の首相なのでしょうか?それとも官僚のトップ?はたまた闇の支配者でしょうか?そうでなければ、公式に発表されたものを用いて明確に「動かす人」が憲法違反を気にしないのかどうかを証明する必要があります。
根拠ない憶測であれば、皇室を滅亡の道へいざなう反皇室であると言わざるを得ません。

②皇位継承者を増やすための方策で、女性も天皇になれるようにすることを排除した前提で論を進めるのはなぜか?
例えば、自分で手足を縛っていおいて、「介助してもらわないと死ぬんだ!だから絶対に介助しろ!」と言われたらどうでしょう?「手足の縛りを解いて自分で生きればいいじゃない」としか言いようがありません。
同じように、男系男子の継承というような縛りを前提として設けておいて、その前提での皇室の危機を訴えられても、説得力がありません。
皇位継承者の少なさに対する危機意識は共有できますが、「だからこそ、日本古来の双系継承にしましょう」というのが最も自然な解です。

闇の支配者、谷田川に質問状を書いてみました。

千葉県 まー

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