「次の天皇はどなたが?」- 周りの人に聞いてみた(続③)!

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前回からの続きでございます。
(多少、職場バイアスはかかっておりますが、そこはご容赦ください<(_ _)>)

そして、3人目
医師(40代前半、女性)。彼女はけっこう話やすいタイプで(女医の方は、結構ビシッとした方が多い(;^_^A)、3人のお子さんあり。

(私の質問に対しては)、
彼女:「現行の流れでは、「秋篠宮」だと思います(←正解)でも、心情的には、愛子さまになってほしい、と思っています(*´艸`*)。」

私:「それはなぜでしょうか?」

彼女:「秋篠宮家には、いろいろ悪い評判を聞くので…というのが、1つの理由です。もう1つは、愛子さまが天皇陛下のお子様だからです。」

ここで、秋篠宮家へのバッシングの内訳については、ちょっと説明させてもらいました。

要するに、週刊誌が大衆の興味を惹(ひ)くために行っているのだと。また、天皇家と秋篠宮家の最大の違いは、同じ皇族でも直系と傍系なので、私たち国民がいう筋合いの話ではないけれど、”背負っている重さが違う”ということなのだと。

彼女:「ありがとうございます。先生(私のこと)の言われていること、よくわかりました」

私:「ところで、秋篠宮さまは天皇陛下の弟君で、天皇陛下と五歳しか年が違わないですよね?この継承は、自然でしょうか?」

彼女:「天皇家にもしもお子様がいらっしゃらないのならば?ということならばあり得るかもしれませんが、それ以外は、不自然なんじゃないでしょうか」

このようにお話ししていると、彼女の場合は皇室、特に「天皇家」への敬愛が強く、現行法のことも理解しているにもかかわらず、「愛子さま天皇待望」という印象がありました。そこで、ややモノローグ的になってしまいましたが、下記のような「皇位継承」に関わるお話しを、さらにしてみました。

・「バッシングについては、天皇家でも、雅子さまが曝(さ)らされています。ということは、外から皇族になるのは、なかなかハードルが高い、ということですよね。」
・「非常に大問題なのは、女子は結婚したら、皇籍離脱しないといけないので、すでに眞子さまがそうなってしまいましたけど、皇族の数はどんどん減少していきますよね。」
・「愛子さまがご結婚されて、もしも皇籍離脱されるようなことがあったら、実質、皇室はもう終わりなんじゃないですかね(だから、残された時間は少ない、ということです)?」
・「あと、愛子さまを見ていると、やはり「聖域」としかいいようのない環境で育つことが、重要としか思えない(○○先生が感じる“敬愛”は、このあたりの感覚に近いのでは?)」

彼女:「言われてみると、まったくそうですよね~!ぼんやりとは感じていましたけど、言語化してくださり、ありがとうございました」

それで、ここまで話が共有できたので、さらにお話ししてみました。

・日本には、女性天皇は存在していたので、歴史を見渡すと男と女分け隔てなく、できるだけ直系継承されていきました。
・男系などという概念がでてきたのは、明治憲法以降であり、皇室典範に「男子」と書いてあるのが問題で、歴史的には100年とちょっと。しかし、憲法にはそのようなことは、書かれていません。
・男系は、側室とセットでなければ、成り立たない制度。でも、昭和天皇の英断で廃止されて、さらに選択肢は狭まったので、はっきりいってここまで続いてきたのが、奇跡。

彼女:「よくわかったような気がします。先生から普段の研究活動以外でこのようなことをお聞かせいただくとは思っていませんでしたが、ありがとうございました」

なんか、後半はやや教育調になってスミマセン<(_ _)>。この話、実際には普段の研究活動の情報交換の中で敢行したのですが(;^_^A、同僚にも話してみると、“心ある国民”というのは意外にいるのだな!というのが、今回の率直な感想であります。

いかがでございましょうか!

“愛子さまを皇太子に!”

文責 大阪府 基礎医学研究者

8 件のコメント

    基礎医学研究者

    2023年5月9日

    >佐々木さん
    コメントありがとうございました。お褒めいただき、恐縮でございます。いや、自分など大したものではないのですが、やはり「皇室」の、特に「皇位継承問題」のお話しをするときに、いきなり切り出すのは厳しいですよね(;^_^A。話す人は自己満足するかもしれませんが、聞き手に引かれて、ほとんど意見を引き出せないかと、自分は思います。これは、参院選挙事務所を訪問したときにも感じたことで、まず相手が聞く構えを持ってそうなことは、配慮した方がよいだろう~!そのように、思った次第です。

    佐々木

    2023年5月9日

    お疲れ様です。
    やはり変なバイアスがかからない限りは耳を傾けてくれますね。

    でも、相手方真摯に聞いてくれるのは基礎医学研究者さんが
    現場でしっかり信頼を築いていることも大きいと思います。

    基礎医学研究者

    2023年5月5日

    >神奈川のYさん
    コメント、ありがとうございました。少しはお役に立ったようで、よかったです(^_^)。正直、話がトントン~とこのように進むのは予想外で、自分もちょっと語り気味でしたが(;^_^A、建設的な話になってよかったケースでした。なんか、「論破祭りに出てくる「ダンケーのような奴らを見ていると、皇位継承問題に発言するのはこんなのばかりか~!とちょっとゲンナリするときがありますが、一方で「女性天皇に国民の8割が賛成」は、グラデーションはありますが、やはり”伊達ではない!”と、思った次第でございます。

    神奈川のY

    2023年5月5日

    すごく分かり易く、また質問が
    スッと入り、彼女の言葉を引き出せ
    るのに深く敬服します。
    抵抗少なく、身近な話題に
    出来ればと思いました。

    基礎医学研究者

    2023年5月5日

    >尾瀬桜さん
    コメント、ありがとうございました(正直、尾瀬桜さんのような若手にコメントいただけたのは、結構うれしいカモ(^_^))少しは、お役に立ったようで、よかったです)。いや、まさにおっしゃる通り。「皇室」の話って、なんか右っぽい人が話すイメージが強すぎるので、気軽に話せないのですよね。でも、尾瀬桜さんはよくわかってらっしゃると思いますが、本来この話題は、もっとも私たち庶民には身近な話題のはずであり、また若手は基本「柔らかい心」をもっている可能性はこれまでの自分の経験でも高いと思いますので、良い試みだと、思う次第でございます。

    基礎医学研究者

    2023年5月5日

    >京都のSさん
    コメントありがとうございました。これは、自分にとっては意外で、この「愛子天皇への道」や言論イベントに集う方々以外にも話せる人はいるのだな!というのが、嬉しい発見でありました(^_^)

    尾瀬桜

    2023年5月5日

    この聞き方は良いですね。
    参考にさせていただきます。
    皇室の話題は少し話しにくいかもしれませんが、私たちの世代の間でもこのような形で愛子さまや女性天皇について話していきたいと思います。

    京都のS

    2023年5月5日

     頭のいい方ですね。黄色と緑の地の部分を聞いた後、その回答を出してくるなら見事です。

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