今週号のSPA!倉山論破(L.Kさん)

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(編集者より)
どうやら、10/23の岸田首相の「所信表明演説」の”宣言”は様々な方面に影響を与えているようで、産経新聞の狼狽や、竹内久美子のあせりに続いて、倉山もSPA!11/7・14号の「言論ストロングスタイル(vol.211)」で、「皇位継承問題」に物申しているようです(その中身がどうかは置いておいて(。-人-。)。それに対して、L.Kさんにより反論ブログが寄せられましたので、以下に掲載します。では、どうぞ

SPA!今週号で、自称皇室史学者・倉山満が皇室について書いています。

この文章からわかるのは、倉山の

・左翼顔負けの皇室破壊思想
・歴史家としての無能さ
・文筆家としての無能さ

なのですが、取り急ぎ「左翼顔負けの皇室破壊思想」について書きます。

倉山は、

・『日本書紀』には「一書」(異説)が多く、神話・伝説は結論が「よくわからない」
・ニニギノミコトの天孫降臨神話について、『古事記』では命じた神は天照大神とハッキリ書かれているのに対し、『日本書紀』ではそれが「一書」扱いとなっている
・天照大神が皇神(皇祖神のことか。相変わらず言葉遣いがおかしい。)となった経緯も歴史学の対象

といって、皇室の権威の源泉である神話からの連続性や、天照大神が皇祖神であるという常識を相対化しようと必死に印象操作します。

しかし、根本的な問題として、

天照大神が皇祖神でなければ、他のどの神が皇祖神なのか?

・今の皇室は、ニセモノ皇祖神を賢所に祀り、篤く崇められているのか?
・歴代天皇が伊勢神宮を重んじられてきたのはお門違いだったのか?
・三種の神器を賜った神は、『古事記』でも『日本書紀』でも天照大神しかいないが、その神器とともに皇位が受け継がれてきた歴史も無意味なのか?

倉山は、皇祖神が女神・天照大神であるという事実をよほどキャンセルしたいらしい。

ですが、それは悠久の歴史の中で形作られ現代まで続く、天照大神を頂点とする皇室祭祀を否定する思想です。
それは祭祀王である天皇の権威を否定することと同義です。
シナの影響を受けた因習でしかない男系主義とは訳が違います。

皇室祭祀、及びそれに基づく天皇の権威を否定するなど、皇室破壊を企む左翼そのものではないですか。
皇室祭祀を否定するのだから、男系カルトが皇室という聖域を軽んじるのももっともです。

皇室祭祀、皇室という聖域を否定しないと、男系継承を正当化することはできない。
すなわち男系固執は、(その非現実性に留まらず)信条の面においても皇室破壊の左翼思想であることを、倉山は示しました。

ちなみに、倉山が弄した詭弁は、13年も前に描かれた
『新天皇論』第26章「ついに神話を否定した男系主義者」で高森先生に論破された新田均の焼き直しに過ぎません。

周回遅れで、まったく進歩のないことを言っているのだから、呆れ果てます。

尚、高森先生の下記のブログが本件において大変参考になります。
(というか、本来これで充分のはずですけど。)
「神話への初歩的誤解、皇祖神を巡る迷走はいつまで続くのか?」
https://www.a-takamori.com/post/230713

4 件のコメント

    L.K

    2023年11月2日

    コメントいただきありがとうございます!

    >>サトルさん
    このブログに書いた皇室祭祀否定の左翼思想は倉山が前から言っていることですが、今回の文には自分の主張を自分で否定する爆弾(爆笑)発言も飛び出ているので、ある意味必見かもしれません。

    それについては改めて書きます・・・って、笹先生がすでに書かれてる😂

    >>基礎医さん
    いつもありがとうございます。
    長島に秘策を伝授した・・・そんな話、ありましたね。
    今のところ、全然出てくる様子は見られませんが。

    >>SSKAさん
    天皇系図レベルの形式的なことしか理解できないパープリンのくせに、伝統を尊重する知識人ぶるから、それ以外のすべてに矛盾することになっちゃうんですよね。

    SSKA

    2023年11月2日

    天照が下された天壌無窮の神勅の中に皇孫が代々受け継ぐ皇位の世襲制を正統付ける根拠が籠められているはずなんですが、男系主義者の多くが神話や祭祀否定に走るのは何故なんでしょうか?
    現憲法や皇室典範もそれを根拠に天皇制を法的に規定していますし高森先生が度々引用される内閣法制局の回答においても神話はただの古代の言い伝えの様な話では無く現在も引き継がれている三種の神器により天皇の地位を正統付ける重要性があると明確に示されています。
    また神話を引き継ぐ唯一性が後世他者による武力や他の手段を用いた革命を防ぐ為の理論付けにもなるのにそれを放棄しているのだから長い間先人が守り通して来た皇統を守る気が実は全くありません。
    天皇、皇室の弥栄と口々に唱えるくせにその理由が何であるのか答えられない、真面目に考えようとしないのは大概どの男系主義者も同じで倉山はその典型ですから、権威主義に寄り添って偉そうに保守を名乗りながら実際は皇室否定論者とまともに対峙出来ない状態にまで皆劣化している様子がこの内容からも見て取れます。

    基礎医学研究者

    2023年11月1日

    (編集者からの割り込みコメント)いや、まず…さすが、トッキーさん、お目が高い。私たちのサイトと同じく、L.Kさんのこのブログの重要性に気づかれ、「ゴー宣道場」と「愛子天皇への道」の同時掲載になるとは。いや、すばらしいです。と、同時に、倉山の妄言も、バッチリチェックしてますよ~ということになりますね。しかし、自分かなり確信できてきたのは、倉山なんかも強がって、長島みたいな議員に作戦を伝えた、とか言っていますが、国会で議論することを宣言されたのが、相当脅威なようですね(そうでないと、こんな記事かくのか~!)と自分、思っちゃいますけどね( ̄ー ̄)ニヤリ。いずれにしまして、グッジョブでした(≧▽≦)

    サトル

    2023年11月1日

    L.kさんお見事です!
    (つか、あまりにアホらしい……かとは思いますが。)

    ライジングコメント欄に先にコメントしましたが、倉山クンはケツに火が付いたからか、はたまた頭から煙が出てるのか(まあ、これは最初から)、その両方か。モクモク煙まみれのようです。

    有害な煙をこれ以上出させず、常識の海に沈め、鎮火させねばなりませんね。

    もちろん、海洋汚染も防がねば。

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