インペリアル・グローバリゼーション(皇室の世界化:筆者の造語)は必ずインペリアル・グローバリズム(皇室を世界標準に合わせる志向性:造語)に行き着きます。
ここからはグローバリストと男系固執派という二大迷惑者を対比させながら進めます。
グローバリスト「労働者の頭数が足りない?それなら高齢者の雇用を延長しろ!不妊治療公費化や子育て支援で人口を増やせ!手っ取り早く移民を入れろ!」
男系固執派「公務をこなす皇族が足りない?それなら皇族女子を結婚後も皇室に残せ!悠仁様には子作りだけさせろ!旧宮家子孫を皇族として復帰させろ!」
さらに個別具体例に進みます。
竹中平蔵「(恩恵が)滴り落ちてくるなんてないですよ…あり得ないですよ」
…自身が小泉・安倍・菅の各政権でグローバル化改革を勧める根拠として提示した「トリクルダウン」を否定(株主を安心させるための内部留保を給料に回すわけがない)。
竹田恒泰「(皇族に)復帰したいと思っている者(旧宮家子孫)はいるわけがありません」
…自身が男系固執の主張を述べる際に安心材料の一つとして提示した「旧宮家子孫の皇室入り案」を否定(自由と人権を棄てて皇室に入る国民など居ない上に門地差別で違憲)。
グローバリスト「皇族に人権が無いなら皇室とか天皇制とかはキャンセルしてしまえば?(欧米様には逆らえないも~んw)」
リベラルサヨク「皇族に対して反転可能性を働かせれば、人権を蹂躙する天皇制は廃止すべし!(エンペラーキリング達成♪)」
因習固執派「皇室は人権の飛び地だから皇族に人権は要らない!(俺じゃなくて良かったw)…もちろん皇位継承は男系絶対ね!」
真正尊皇派「我が国の国体は皇族と国民の相互信頼だから、皇族方の望んでおられる制度改正(女系公認)は行うし、皇族方の人権を担保する改革も必要!」
グローバリズム&因習固執という酷い内憂外患につき、分の悪い三正面作戦を戦うしかありません。
文責:京都のS
10 件のコメント
京都のS
2023年12月29日
紙幅の関係で省いた件があります。経済的グローバリズム(ネオリベ:新自由主義)の構成要素は公的部門の民営化・規制緩和・貿易の自由化・緊縮財政(社会保障の切り捨て&増税)であり、即ちネオリベと緊縮財政派は一体不可分です。
さて、緊縮によって国民生活が苦しくなれば、怒りは為政者ばかりでなく皇族方にも向かいがちで、卑怯な人々は専ら反論が許されない皇族方を主に叩きます。為政者においても、故安倍晋三元首相より叩きやすい岸田首相は盛大に叩かれていますが、彼は安倍派議員の尻拭いをさせられている感があり、かなり気の毒ではあります。所信表明演説で皇室問題に取り組む姿勢を見せていただけに残念です。
グローバリズムの話題に戻りますが、多くの国民が何らかの不満を抱えている場合、自国の政治家(安倍派への責めを受ける岸田政権)・官僚、皇族、芸能人(旧ジャニーズ)、国内企業などに向かい、(GHQのプログラムが今に至るまで有効に作用し続けているのか)他国の政府や外資のグローバル企業群に向かうことは絶対にありません(ワクチンで怒った人もP社M社AZ社を正面から批判せずDSの方へ意識を飛ばしました)。要するに「インペリアル・グローバリズムの猛毒」は島国根性(良いものは何でも海の外からやってくるだ)や自虐史観(戦勝国様に逆らうなんてトンデモねーだ)とも密接に絡んでいると言えます。
京都のS
2023年12月23日
「インペリアル・グローバリズムという悪夢2」( https://aiko-sama.com/archives/33381 )もご覧ください。
京都のS
2023年12月8日
ダダ様、ありがとうございます。
「ケケ中平蔵」と「ケケ田恒靖」です(笑)。コンビ名:ケケ田中で漫才してもらいたいですね(笑)。
京都のS
2023年12月8日
予定では本日も私の「白村江の戦い」についての論考を載せてもらえるみたいですよ~。
運命を仕組まれた京都のS
2023年12月8日
reinyan様、シンクロ率400%ですよね(笑)。
京都のS
2023年12月8日
John様、日本人は両極端しか居ないようです。「ムラの掟」に固執する因習ホシュと、掟を外圧で破壊してもらいたがるグローバリストです。リベラルサヨクと纏めた「サヨク」にも実は種類があります。因習ホシュとの共犯関係を続けたがる現状維持派(≒因習固執派)と外からの破壊を待つ外圧歓迎派(≒グローバリスト)です。なかなか「真正保守&真正尊皇」派って居ないもんです。虚しくなりますね…。
ダダ
2023年12月8日
さらっと竹田恒泰が出てくるのが面白いです(^^♪
世界標準(=まやかし)のために国体を捨てるわけにはいきませんね!
reinyan
2023年12月7日
男系固執派とグローバリストのシンクロ率が高い!
John
2023年12月7日
京都のS様。京都のS様の論考、いつも楽しく拝見させていただいております。
確かにグロ━バリズムや因習固執は常識的に考えてダメな事は一目瞭然なのに、それがわからない日本人の多さに暗澹たる気持ちになります。
京都のS
2023年12月7日
掲載ありがとうございました。でも12月7日や8日には、「『天皇陛下万歳』への道程」( https://aiko-sama.com/archives/24139 )も読んでほしくなります。こっちは『日本人と武士道』(Sナッシュ著・西部邁訳)がテキストです。