1/11付、産経新聞の記事については、当サイトにおいて記事紹介を行いました。
また、昨日、「ゴー宣道場」HPにおいても、高森先生が”旧宮家男子養子縁組案に引導を渡す”ような、百地氏に対するしっかりとした反論がありました。さて、新聞に対しては意見・コメントを直接送るのは王道ですが（当サイトでは、京都のSさんのものを紹介しました）、mantokunさんのコメントは、それとは別に是非とも紹介したかったので、以下に示します。では、どうぞ<(_ _)>。
何だか徒労感が募る一方です。理屈と軟膏はどこにでも付くという言葉がありますが、男系男子固執派どもは、「皇祖神の天照大御神は女神だろう」と言えば「皇祖は実はオシホミミだ、いやスサノオだ」と勝手に神話と信仰史を捏造し、「古代には女系継承もあった」と言えば「元正天皇は父が草壁皇子で男系だ」と元正に譲位した母の元明天皇を無視し、「旧宮家子孫は生まれた時から国民だ。君臣の別を乱すのか」と言えば「醍醐天皇という例外があった」と、時代背景も政治形態も全く異なる時代の例外を絶対的先例のように扱い、「お妃になる女性に男子出産の圧力を掛けるのか」と言えば「医学が発達して乳幼児死亡率が下がったから大丈夫のはず」と、性別の産み分けは現代でも不可能なことからは目を逸らし、「旧宮家に限り皇族にするのは身分制の創出につながり、門地による差別だ」と言えば「皇族は例外だから構わない」と平気で天皇や皇族方を奴隷のように扱い、基本法典である憲法を一法律にすぎない典範の下に置く。
一時が万事、当事者の意向を無視した机上の空論かつ手前勝手な屁理屈しか言わない。
男系男子固執派どもは、人間が国家や国民統合の象徴を務めていることがいかに壮絶で、重く、奇跡的なことであるかを微塵も理解してないんですよね。天皇ご自身の意思なんか認めない、代わりはいくらでもいて、ロボットを挿げ替える程度の意識しかない。大事なのはただただ、「男である」ことの一点だけ。
だから、「男系男子に継がせるためには、果てしなく傍系に継承権を移動させてもいい」という出鱈目なルールを勝手に創出し、維持すべき伝統に祭り上げ、そのルールにどれだけ重大かつ致命的な瑕疵があり実現不可能であるかを指摘されても、屁理屈をこねまくって全て正当化する。
もうこんな基地外（＊(;^_^A）どもはいくら論破してもキリがないし、こいつら全員ゴジラにでも踏み潰されろ、熱戦で焼き尽くされろと思ってしまいます。
（mantokunさん）
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ありがとうございます。自分、編集の立場でmantokunさんのコメントを是非取り上げてみたかったのは、最初の段落に大きな関心があったためです。ダンケーとの不毛なやり取りを実にうまく表現してくれていると思います。これをあえて表現すると、（ダンケーのやり方は）ジャック・デリダを始めとした「ポスト構造主義者」の議論の仕方に似ていると思いました。ある問いを発して、そこに反論して、また別の問いを発してそこに反論して、永遠と議論が収束していかない、というような感じで。今となっては80年代になぜこれがもてはやされたのかが自分には理解できないのですが、要するに議論の本来の目的である「建設的な方向性」ではなく、相手に勝つこと（あるいは、支持者に敗けを悟られないこと(￣ー￣)ﾆﾔﾘ）が目的としか思えずで、そこから何も新しいものは”生まれない”です。皮肉にも、「ダンケー」が理解したことになっている”保守思想”の態度とは一線を画すと思いますが、いかがでしょうかね？（基礎医学研究者）。
4 件のコメント
mantokun
2024年1月17日
基礎医学研究者様、サトル様、チコリ様、ご感想ありがとうございます。基礎医学研究者様が書かれたように、男系派はもはや「男系継承をゴリ押しするためにはいくらでも屁理屈を生み出し、屁理屈を正当化するためには憲法すら無効化しようとする」ため、いくら論破してもキリがないんですよね。ここではキチ◯イと総称しましたが、正確に表現するなら「天皇陛下や皇族方に一片の敬意も思いやりも持たないくせに、ひたすら要求ばかりする有害で傲慢で恥知らずな人でなし」とでも言うべき連中です。
チコリ
2024年1月17日
「何だか徒労感が募る一方」‥お、お疲れ様ですっ！
「一時が万事、当事者の意向を無視した机上の空論かつ手前勝手な屁理屈」
皇室はお前の私物じゃないんだよ！お前は一体何様なんだ？
(しかしエンドレスやなー怒)
サトル
2024年1月16日
「ちゃんと地に足つけて生活しろ！」
ですかね。
サトル
2024年1月16日
いつも、mantokun さんのコメントを期待？している、ワタクシです。
ありがとうございます。
本来の目的……からは逸脱しているのですが、こう……なんというか、モヤモヤ感が、スッキリするのです。ある種の爽快感があります。私の場合。
コメントのその先……を見据えて行動せねば……と思いつつ、何度も読み返してしまいます。
もはや私淑……の域です。
…………
余談ですが、「デリダ」……流行りましたね。その時代学生でしたが、あれは「流行り病」みたいなもので、「わからなくても買う」「ただ単に持ってるだけ偉い」が正直なとこでしょうか？実際。
少なくとも私には、「さっぱりわかりませんでした」
でも、なんか買ってしまい、わからない、の繰り返し。
バカ丸出し。(私の場合ね)
あまり後悔しない性格のワタクシですが、あの「無駄、無意味な読書時間」は、なんというバカなことをしたんだ……と後悔しきりです。
(倉山本は……また別な後悔(笑)？)
ダンケーを見てるとそんな……「無駄な浪費」を思い出しますね。苦々しく。
単なるコンプレックスの裏返し……です。あんなもん。
早く引き返せばいいのに……。
もはや手遅れですけどね。あまりに酷い。
い、いかん余談の方が長い(^_^;)💦
(治らないなぁ……)