「皇室は差別の象徴?」、「政府転覆のすすめ?」……と読める「知性の言論ストロングスタイルvol.232」の恐ろしさ(その1)

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今回はとりわけ破壊力のある……vol.232ですが、「破壊」の対象……について、指摘します。
 まずは引用から(とても重要ですから、切り取り……印象操作……感想?……と反論されてはいけないので少し長目です。)

引用元は「週刊SPA!2024年6月11日号掲載……倉山満の知性のリング言論ストロングスタイル」(P46、47)より

「現在、皇族が少ない。さらに、今の制度のままだと、女性皇族は結婚したら皇室を出ていかねばならない。これでは悠仁殿下をお支えする皇族げ減るばかりだ。かといって一般国民の男を皇族にする訳にはいかない。これを差別だと言われても、伝統は伝統だ。一般人でも女性ならば皇族になることができる。しかし、男性は皇族にさせない。皇室は、男性差別の世界なのだ。


これはどう読んでも「皇室は差別の価値観で作られた、差別の象徴」と読めるのですが……如何ですか?

これがまず「重大な破壊=皇室破壊」を意味する……と指摘1つ。

そして直後……本当に直後……にこうあります。

「この一度も破られたことが無い掟を『踏まえた上での』(『』はサトル追記)政府の提案は……(略)……「旧皇族の男系男子孫」の皇籍取得」の2案だ。

つまりこれは「差別を是認」した上で、さらに「一般国民=旧皇族?」を巻き込む、指名する案を、国会は「既に大勢が決して(暗い山さん)」いて、進められている……。

驚愕です。
暗い山さんは、P46冒頭においても、「政府・自民党の手際の悪さもだらしないが」と記述されてます。

これはどうなんでしょうかね?
「国家の破壊」を意味しませんか?

国会内で、国を転覆……破壊する案が進行している……という、暗い山さんの「告発」なんですかね?

違うでしょう。普通に読んで。

「手際が悪い」とも記載がありますし、自身の番組で国会議員や野党党首……「国民民主党党首……玉木雄一郎氏」を、満点だ!と絶賛していますし、謙遜しながら?大いに喜ぶ党首の姿が「流出」でなく、「堂々と」配信されてますね?

大勢を占める「国会」……国会議員……野党党首……。
そりゃ……国民、マスコミに「騒がれては困りますね」

違いますか暗い山さん。

暗い山さんへの指摘はまだまだありますが、
とりあえず今回は、

「国民民主党党首 玉木雄一郎氏」!

これ……弁明?が必要ではないですか?(あえて、弁明……としときますね)
「早い表明」が望ましいと思いますよ。

つづく

文責 東京都 サトル

5 件のコメント

    ともピー

    2024年6月10日

    今回の暗山の文章はいつにも増して酷すぎて読み進められないレベルです。
    ちょっと長くなってしまいますが自分なりに気になるところにツッコミ入れてみました。

    1.「一般国民の男を皇族にする訳にはいかない。これを差別だと言われても、伝統は伝統だ。」と言っているが男を皇族にしないのが伝統だなんてことはない。また、女性が天皇になれないのも伝統ではない。本当に伝統として伝えていくべきことは男系男子の血を繋いでいくという形式上のことではなくて、皇室と国民の相思相愛で成立してきた国体のはず。

    2.暗山の言う「この一度も破られたことのない掟」って男系男子継承のことだが、何度これを言っても暗山は理解を拒むのはわかっているが過去に8人10代の女性天皇が存在して、その中でも元明天皇から元正天皇への皇位継承は母から娘への皇位継承であり女性女系継承だった。なので一度も破られたことがないという認識は間違っているし、もっと言えば特に古代において男系男子継承でなければならないという決まりはなかった。男系男子限定継承はあくまでも明治の皇室典範で定められたものであり、それ以前はそのような決まり事は存在すらしていなかった。

    3.「一般国民を皇族とする案」が実現したら日本の歴史を変えてしまう、と言っているが美智子様も雅子様も、もともとは一般女性の国民なのだから一般国民が皇族になったことはある。そもそも日本語がおかしい。そして暗山達男系論者は旧宮家系男系男子の一般国民に皇籍取得させる案を唱えているわけだから一般国民を皇族にしようとしているのは自分なのだが、それに気づいていないのは冗談でやっていることなのか、それとも本当に気付いていなのか、理解に苦しむ。

    4.暗山は女性宮家を議論するにあたりどのような未来を考えておかなければならないかその第一が「女性宮家の当主が、旧皇族の男系男子孫に皇籍取得してもらい結婚する案」と言っているが皇籍取得希望者がいない、10年以上現れていないし今後も現れないだろう。なのにそれが可能であるかのように話すのがおかしいし、いたとしても門地による差別で憲法違反の疑いが濃厚。さらにその男と女性皇族と結婚させるとして本人の意思を無視した政略結婚なのだが、そんなこと今の時代できるのだろうか。想像力の欠如が激しすぎて異次元に行ってしまっていることに気づいて欲しい。

    5.「どうしても(女性皇族が)一般国民と結婚したいと言ったら…現行法に従って出ていってもらう」
    ということをひとつの案としてのべているが、それって現行の皇室典範そのままの運用であって、それ言っても安定継承にもつながる話でもないし何も言っていないのに等しい。

    6.ヤバいのが「女性宮家当主が一般国民と結婚したいとなったら準皇族となる」という案。
    準皇族ってなんすか?という話で。
    結局は女性皇族が結婚する場合はどうしても差別をする必要があると言っているのと同じだ。女性皇族が結婚したら格下げされるらしい。これが全く安定継承につながる案ではないことほ明確だ。なぜなら暗山は「女性宮と準皇族の男性子どもが男だろうと女だろうと皇位継承権はない」と述べているのだから。結局、準皇族という名称をつけるだけで皇位継承権は与えないのだから安定的な皇位継承には全く関係のない話だということがわかる。

    他にも突っ込むところはまだあるのだけど、とりあえずここまでにしておきます!

    基礎医学研究者

    2024年6月10日

    (編集者からの割り込みコメント)改めてみると、今週、このとんでもない記事と、「愛子天皇論」第235章が同時に掲載されているわけですよね。真面目な話、一方は国家の破壊を企て、一方はメディアの企てを警告し、日本の未来を拓こうとしている。1対どちらに支持があつまっているのかのアンケート結果を公表してもらいたい気分ですね(これは、自分はアンケートハガキをSPA!編集部に送っているので、なおそう思う)。下手をすると、謝罪文掲載くらいの話と思えるくらいのレベルか。

    サトル

    2024年6月10日

    皆様コメントありがとうございます。

    ありんこさんやSSKAさんに限らず、目的地を同じくされている方々(特に名前は挙げませぬが、今回m(_ _)m💦)からコメント頂けると、気付かなかった点、新しい知識、べつな角度からの視点……が得られ、勉強になる……と共に、厚みがいや増すこと……大変助かります。

    ありんこさん御指摘のとうり、憲法改正論になるならば、それこそ、国民が騒ぐべきこと。自分で自分を論破?すれのか?という話……かと。

    また、SSKAさんの御指摘もまた、言論ストロング……と言うならば、「論を立てる」のが、知識人、言論人を名乗るのであれば、最低限の努め……と深く同意するものです。

    ありがとうございます。

    SSKA

    2024年6月10日

    差別を肯定するにも何故社会で必要とされたかを論じなければ知識人や言論人を名乗る資格はありません。
    戦後の国家再建を人口増加により最大効率化する為に女性を家庭、出産、育児の役割に固定する専業主婦が理想とされた、更に過去の時代は世継ぎを残す出産のみに特化され、天皇等身分の高い家は現在は不可能な側室も自然とされていた、女性を押し込める理由は他には無く、今は男女の価値観が変わり通用しなくなった、それだけの話です。
    「女は産む機械」の古くからの価値を懲りずに支持しても偉そうに語れないのと、表立って発言すれば社会的地位を直ちに失うものを隠して広めているだけでしょう。
    政治家の陰湿な差別感情を裏で肯定したら、杉田水脈や自民党近畿局の不祥事の様に個人や所属する党に重大なリスクを生じさせ国政に混乱をもたらし、国民も愛想を尽かす事を何も学ばず、ただ傀儡の様に無責任にけしかけているのも分かります。

    ありんこ

    2024年6月10日

    暗山
    皇室が差別的原理を邁進させる所なんて意識でいるなんて、どんだけ左翼を喜ばせるつもりなんでしょう?そもそも国民間に血統差別階級を持ち込みたいなら憲法改正が筋でしょうに。皇室だけではなく国民にも関わる重大事項という意識が欠如しているように感じられます。国民に憲法改正とか求めてるタイプの人間なんですよね?よく知らないけど。

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