当サイトのメールに届いた、京都のSさんのロビー活動報告です。
以下のような文章を構文して要約・記述し、雑誌から切り離した「ゴーマニズム宣言245章」と共に西田昌司議員の事務所に送りました。やはり西部師匠の弟子へのロビー活動は私がやるしか無かろうという思いでやりました。でも私が西田先生の立場だったら、絶対もらいたくないボリュームと内容の手紙ですわ(笑)。
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西田昌司先生、この度は是非とも目を通していただきたい漫画作品があるので送付させていただきました。それは「週刊SPA!・9/17・24合併号」に掲載された「ゴーマニズム宣言(愛子天皇論)245章・拝啓 石破茂様」(小林よしのり著)です。
冒頭で小林先生は、石破氏の対米従属姿勢を指摘しつつ「皇統問題さえ解決してくれれば他は何をやっても良い」とまで言いました。そして、小林先生は石破氏の「女性天皇・女系天皇も排除すべきではない」発言に期待を寄せていましたが、実際には「今上陛下、悠仁様、この流れは絶対に動かしてはいけない」という男系固執派の意見に屈した上での「排除すべきではない」発言だったことが後に判明しました。
現在の小林先生は、より先鋭的な対米従属派である小泉進次郎氏(2005年に女性・女系天皇を認める結論の有識者会議報告書を受け取った当時の内閣総理大臣・小泉純一郎氏の息子、純一郎氏は竹中平蔵氏と組んで日本の国柄破壊に勤しんだ)に期待するしかなくなったという状態です。それと言うのも、対米独立派にして女系公認派だった故西部邁氏の弟子である藤井聡氏や西田昌司先生が男系固執派の男尊女卑的な意見に屈したから生じている事態なのではないでしょうか。
また石破氏は件の発言において「男系の女性天皇と女系の男性天皇を排除してはならない」と言いましたが、小林先生は「女系の女性天皇」を排除している点に強く疑義を呈しています。かつて西部邁先生は「女系女子にも皇位(継承を)認めよ」という一節を含む論考を産経新聞の社説とも言うべき「正論」に載せておられました(https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2003/01291/contents/207.htm )。であれば、弟子筋の西田先生は小泉氏や石破氏よりも先鋭的に「女性・女系天皇」を公認すべき立場のはずです。ちなみに蛇足ながら右派にとっては神にも等しい三島由紀夫も女系公認でした(『血滾ル・三島由紀夫・憲法改正』松藤竹次郎著)。
また「SPA!」誌面に描かれているように、女性・女系天皇公認には歴史的な正統性があり(1062年>>135年)、現在の国民感情とも合致し(女性天皇に賛成90%=正当性アリ)、手続き上も他に方法が無く(側室制度の復活は不可能・旧宮家系子孫の皇籍取得は違憲・旧宮家系子孫に皇籍を取得させる改憲も第1章を削除する改憲も絶対に間に合わない:正当性アリ)、つまり時処位の全てが女系公認しかないと明示しているわけです。ゆえに西田先生には、是非とも対米独立派の保守主義者として、また真正保守の国会議員として「女系女子の天皇を公認する立場」を打ち出していただきたく思います。そうでなければ、90%の国民は女系公認を打ち出す可能性が有りそうな小泉進次郎氏(対米従属・ネオリベ・緊縮)を全力で応援するしか選択肢が有りません。
縷々述べてきましたが、西田先生、どうか同封した漫画作品を読み返しつつ、以上のようなことに思いを致し、そして実際に行動に移していただければ、尊皇派として非常に有難く思います。また自由民主党の次期総裁が誰であれ、真正保守の務めとして、その方を西部師匠や小林先生と同じ女系公認派に転向させていただきたく思います。それが真正保守の在り方ではないかと私は考えます。どうか宜しくお願い申し上げます。
京都市在住の一有権者・○○
京都のSさん!お疲れ様です!
西田議員。師匠が何を語っていたか、もう一度思い出してください。
真正保守とは何なのかをよく考えてください。
しかしご本人おっしゃるように、ものすごいボリュームですね(汗)
当サイトでは、皆さまのロビー活動の様子を大募集しています!
2 件のコメント
京都のS
2024年9月12日
パワー様、※ありがとうございました。三島先生については「三島由紀夫の女系公認論」シリーズ( https://aiko-sama.com/archives/25322 )をご覧ください。西部先生については「マージナルマン(境界人)としての天皇」シリーズ( https://aiko-sama.com/archives/22463 )をご覧ください。
パワーホール
2024年9月11日
京都のSさん
ご苦労様です。
西部氏の弟子ならば西部氏のお考えを継ぐべきです。
西部氏も三島先生も男系が伝統ではないことを理解していたのは正解です。