婆娑羅の狼藉

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少し前になりますが、1月20日発売の少年ジャンプに掲載された逃げ上手の若君第187話では、室町時代初期に起きた内紛である観応の擾乱 に繋がる婆娑羅大名の増長が描かれました。
稀代の策士・佐々木道誉(ささきどうよ)は皇族が住職を務める寺(妙法院)に放火し、重罪(作中では明らかになっていないが流罪)に処されます。
更に、かつて怪物的な強さで北畠顕家軍を苦しめた土岐頼遠(ときよりとお)は自慢の個の武力がある理由で衰えた事への憂さ晴らしで光厳上皇(北朝初代天皇)が乗った牛車を襲撃し、この大逆に激怒した足利直義によって処刑されました。

自分がこの皇室を軽んじる2人の婆娑羅から連想したのは、男系固執派や皇室バッシングを行っている者の事でした。
直接的と間接的の違いはありますが、両者の行いはどちらも皇室への許し難い暴力です。
現代の婆娑羅を罪に問えないのは、本当にどうかと思います。

文責 愛知県 叶丸

編集部より、叶丸さん作逃げ上手の若君のブログ
男系固執派 vs双系派、王道を歩んでいるのはどっち?
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敬意と恋闕の貴公子

1 件のコメント

    叶丸

    2025年2月16日

    掲載ありがとうございます。
    余談ですが、最新の第19巻には少年ジャンプに掲載された作者の松井優征先生と歴史小説家の今村翔吾先生の対談が収録されていました。
    勝手な妄想かもしれないですが…最近は「小林よしのり先生とも対談してくれないかな」などと思っています。
    小林先生はいつもゴー宣で歴史を描かれていますし、大東亜論や卑怯者の島などの歴史フィクションもあるので、対談相手として相応しいはずです。
    何より、(小林先生と縁もある)天下の少年ジャンプに対談が掲載されれば、若い世代に皇位継承の危機を知ってもらえるきっかけになると思います。

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