【8/6~8/15 天皇制を考える10日間】2. 国を守った尊皇心 ~昭和天皇のご聖断と、実現させた国民たち~

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「愛子さま 皇太子への道」実行責任者のL.Kです。
8月6日より始まった「8/6~8/15 天皇制を考える10日間」。今回はその第2弾です。

今日は長崎原爆の日です。
広島に続き、人民を大量殺戮したアメリカの蛮行は決して許してはなりません。
しかし今回は、同じ日に行われた御前会議で下された、昭和天皇の「ご聖断」について取り上げます。

※ご聖断自体は、日をまたいだ10日午前2時頃に下されました。

愛子さまブログでは、以前、「天皇制は必要か」と題して多くの方からご意見をいただきました。
その中で、このご聖断による決定が実行に移される過程に着目された方がいました。
そのブログを再掲します。



天皇制は必要か


天皇制は必要かと考えるとき、私は次の出来事を思い浮かべます。

昭和20年8月。先の大戦末期のことです。

本土決戦で徹底抗戦しようとする日本。
民間人を軍隊と思えと言わんばかりに民間施設まで攻撃するアメリカ。
それに終止符を打ったのが、昭和天皇のご聖断です。

政府が機能不全に陥ったときに、
天皇の存在が事態を収束に向かわせた
代表的な事例ですが、
いくら天皇のご聖断とはいえ、
お言葉一つで戦争を終わらせることができるものでしょうか?

もしそうなら対米戦争自体を止められたはずです。
当初から、昭和天皇は対米戦争に消極的でしたから。
しかしそのときは、天皇ですらそれを表に出して言えなかった状況だったのです。

戦争終結には、ご聖断だけでなく、
尊皇心の高い忠臣(=国民)の働きが欠かせませんでした。

当時陸軍大臣だった阿南惟幾は、
自分が戦争継続派をまとめて
徹底抗戦を主張していましたが、
ご聖断が下るとその意に従い、
自決して陛下のご意思を軍全体に浸透させました。

また、当時首相だった鈴木貫太郎は、
陛下の意を汲んで終戦工作に奔走していました。
鈴木貫太郎は、当初「政治に関わることはない」
と首相の座を固辞していましたが、
昭和天皇が「この重大な時に人がいない、
頼むからどうか曲げて承知してほしい」
と述べたからこそ就任した、という逸話もあります。

陛下の忠臣であり、そのご意思を理解していた阿南惟幾陸軍大臣。

陛下の意を汲んで終戦工作を行った鈴木貫太郎首相。

ご聖断は、この二人がいたからこそ最大限に力が発揮されました。


皇室の権威は、鈴木貫太郎首相、阿南惟幾陸軍大臣のような、
忠臣と呼ばれる尊皇心が高い国民の働きにより、国を安定させる力となります。

皇室が心の支えとなり、
道しるべとなるからこそ、
国民は、国のために自ら物事を考え
行動していけるのではないでしょうか。
私にはそう思えてなりません。

一般の国民からすれば雲の上の人でしかない皇室ですが、
実は身近で私達を見守っています。
自分たちが住んでいる所にかならずある神社がそれです。

皇室と国民はその様に支え合うからこそ
多少のごたごたがあっても平穏に生きていられると思います。


文責 ジェイク小島(初出:令和3年2月9日)




「ご聖断」が下れば、自動的に戦争は終わり、軍隊は粛々と矛を収める、
というような簡単な状況ではありませんでした。

軍の内部では、徹底抗戦派がクーデターを起こそうとする動きもあったくらいです。
そうした空気を、阿南は自身の命を絶つというショック療法で収めました。

その阿南も、ご聖断が下る前は陸軍のトップとして徹底抗戦を主張していました。
そうした圧力に耐えながら、鈴木は昭和天皇の御意を実現させました。

国を守るには、それだけの覚悟、丹力が必要だということです。
その覚悟、丹力がどこから来ていたかといえば、
「大御心に応える」という尊皇心に他なりません。
そしてこれは阿南・鈴木に限らず、当時までであれば
普通に理解された感覚だったでしょう。

現在、尊皇心を(皇統問題を除く)一般の政治の動きと
結びつける感覚はなくなりました。
左翼の憲法解釈に乗せられて、天皇と政治との関わりが
極端なまでに否定されてきた結果です。

そしてそれにより、権力を担う者から覚悟、丹力が失われました。
そのためいつまでも問題が解決せず、迷走、暴走が留まりません。

主体性を持った国民であるならば、
為政者を選ぶ立場として、彼らに覚悟、丹力を持たせる土壌を作らなければなりません。

2600年に渡り、国の平和と発展、国民の安寧を祈り続けられた
天皇の大御心に応える。

日本の歴史を振り返ったとき、
私には、国(公)を良い方向に動かそうという原動力として、
これより誠実で強い説得力を持つものは思いつきません。

【8/6~8/15 天皇制を考える】
第1回 8月6日 1. 愛子さまの作文 ~天皇の祈りと現実の葛藤~

第2回 8月9日 2. 国を守った尊皇心 ~昭和天皇のご聖断と、実現させた国民たち~
第3回 8月11日 6時掲載予定
第4回 8月15日 12時掲載予定

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3 件のコメント

    ただし

    2021年8月11日

     為政者に、覚悟・胆力を持たせる土壌を作る。それは有権者である国民の義務なのでしょうね。

     最後の言葉がズシンと響きました。

    基礎医学研究者

    2021年8月10日

     このご聖断は、本来立憲君主としてふるまった天皇陛下(昭和天皇)にとって極めて例外的なふるまいでありましたが、これがあったからこそ、現在の日本が存在し続けていることを、心しておかなければならない、思う次第です。そして、”2600年に渡り、国の平和と発展、国民の安寧を祈り続けられた天皇の大御心に応える”。シンプルには、L.K様の言われるこの考えに尽きるかと思います。

    ダダ

    2021年8月10日

    日本の長い歴史の中で天皇制を廃止する動きがなかったのは、先人が権力の限界を分かっていたからでしょうね。
    (権威の後ろ盾がないと、権力(為政者)の正当性がない)

    尊皇心が失われた現代だからこそ、日本国の原点に立ち戻る必要がありますね。

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