続.天皇制は必要か?(そして、「男系主義者」および「なんとなく皇室肯定派」という侮れない存在)~前編~

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先日、私は以下のようなブログを掲載させていただきました。

“愛子さまを皇太子に!”これが、日本の本来の歴史・伝統に沿った形の道であることを、私は確信しております。しかしながら、その道はなぜか険しくなっております。そうであるからこそ、「皇室終了派」の思考パターンを考えそれに反証することにより、なぜ日本に“天皇制が必要か?”ということを示してみたかった訳であります。

今回は4および5、すなわち、「男系主義者となんとなく皇統存続派」という侮れない存在について、引き続き述べさせていただきます。

まず、男系主義者については正直、理論的には最も容易に反証可能であり、いまさらながら以下のことが大きな疑問となります。

1.      男系・男子の維持は、側室の存在と非嫡出(側室より生まれた男子)の継承を前提としないといずれ行き詰まること。

2.      Y染色体のような遺伝形質を「血統」の証拠にしてしまうと、その形質を持つ男子は現国民に多数存在するので、「君臣の別(皇室と国民の区別)」に抵触するのではないか?

3.(2からさらに派生して)旧宮家系男子の皇籍取得は、門地(家柄あるいは家格)による差別に当たるのではないか?

これは、正しい知識を得て冷静に考えてみれば解ることだと自分は思うのですが、上記は非常に「不自然な」観念であり、実は保守側が最も嫌うはずの「設計主義」の匂いすら致します。さらに、このようなことを考える男系派の心理状態については、以前かっしーさまが以下のブログで見事に論考されております。

そして、男系が維持できない状態→皇統の断絶を「本気」で貫く方が一体どのくらい存在するのか?についても、高森先生のブログで詳細に紹介されており(要はほとんど該当者がいない)、実は現実味が薄そうな考え方に思えます。

https://www.a-takamori.com/post/201221

しかしながら問題は、ノイジーマジョリティといいながらも、「男系・男子」維持勢力は、政治家も民間サイドも変な意味での“熱意”があり、さらに組織力もあるので、このような部分は、私見では決して侮れないと思います。現に、このような少数ながら熱意と組織を兼ね備えた主義者に対し、多くの政治家は関心も知識も余り無い状態で対峙することになるので、結果的に「大きな圧力」となってしまう、という構図かと思う次第です。

いかがでございましょうか?

参考文献

高森 明勅 2016 『天皇「生前退位」の真実』 (幻冬舎新書) 幻冬舎

(中編に続きます)

文責:大阪府 基礎医学研究者

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9 件のコメント

    ただし

    2021年9月15日

     再々度、投稿させて頂くこと、ご容赦下さい。

     基礎医学研究者さん、まさに、そうです。ゴー宣を読み続けて、身に付きました。
    (*^^*)
    m(_ _)m

    基礎医学研究者

    2021年9月14日

    ただし様
     再度、コメントありがとうございました。私、この例えが良いのかどうか自信なかったのですが、うまく伝わってよかったかと(こういう思考は、ただしさんもそうかと思いますが、「ゴー宣」を読み続けることにより、かなり学べたかと思う次第でございます)。いずれにしましても、お付き合いくださり、感謝致します(m_ _m)。

    ただし

    2021年9月14日

     連続しての投稿、失礼致します。

     基礎医学研究者さま、ご返信、どうもありがとうございます。
     そうか!と思いました。まさに、彼らはゲリラ戦ですね。
     それを打ち破るには……、正攻法で圧倒する、その為の戦力を整える、早急に、かと考えました。もっとも有効な方法は何か、それを動きながら考える、それが必要でしょうか。

    基礎医学研究者

    2021年9月13日

    ただし様
     コメントありがとうございました。まさに私もそのように思います。よしりん先生も「ゴー宣」に何度も描かれていますが、彼ら、男系主義者が怪しい存在であり、ノリジーマジョリティーであることは、国民に認知されていると思います。でも、少数の割にその影響力が侮れないのは、例えが良いかどうかわかりませんが、戦争で多数派が勝つわけではなく、やり方(ゲリラ戦で長期戦に持ち込む)によっては、少数派がかなり善戦するような感じなのかと、私見では思います。なので、その戦術は今後の課題ですが、戦略的には、ただしさんが言われる形が良いのではないかと、自分も思う次第です。

    ただし

    2021年9月12日

    『このような少数ながら熱意と組織を兼ね備えた主義者に対し、多くの政治家は関心も知識も余り無い状態で対峙することになるので、結果的に「大きな圧力」となってしまう』
     この言葉に、皇統問題が一向に進展しない真理が表れていると思いました。
     少数ながら熱意と組織を兼ね備えた主義者に、変革を期待することは難しそうなので、やはり、関心と知識のある政治家を増やすこと、それを短期間に強力に可能にさせる方法を考えることかと、考えました。

    基礎医学研究者

    2021年9月9日

    かずず様
    コメント、ありがとうございました。皆さんにとっては今更な内容が多いことを自覚して今回書かせていただきましたが、文意を読み取っていただき、感謝致します。これは、続きの中編以降とも関連するのですが、もし彼らの行動の動機がへんな”熱意”ではないと仮定すると、実は敵から学ぶことがあるような気が、私見では致します。

    ねこまる様
    いつも、コメントありがとうございます。まさに、ねこまる様おっしゃる通りかと思います。自分も最大の問題は、まさにご指摘のありました”つまり国民の関心が薄いから”にある、と思う次第です。このことについては、中編以降でさらに試論を展開しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

    ダダ様
    コメントいただき、恐縮でございます。ご指摘の点、まさにその通りかと思います。私見では、「小選挙区制」が導入されて以降、政治家個人が小粒となり、党の方針がすべてとなっているかと思います(特に、野党が顕著であり、山尾議員が政治家を辞めることになった、1つの原因であると思われます)。しかし、最終的には、やはり我々の「熱意」を国会に届けることには、激しく同意であります。

    ダダ

    2021年9月9日

    女性・女系天皇支持の国会議員もいますが「党議」「会派」「国対政治」で埋もれてしまいます。
    私たちの「熱意」を国会に届けましょう!

    ねこまる

    2021年9月8日

    結局、政治家に知識や関心が余り無いのが問題です。
    しかし、それは票にならないからで、つまりは国民の関心が薄いから、になってしまいます。
    男系派に負けないよう、声をあげましょう。
    愛子さまを皇太子に!

    かずず

    2021年9月8日

    男系派の心理状態及びなぜ男系派が影響力があるのか、納得する内容です!

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