「愛子天皇待望論」に否定的な識者の言説を、なんと毎日新聞が報じました。
「愛子天皇待望論」の危うさ 個人への評価より「皇位継承制度」議論を【毎日新聞】
神戸学院大・鈴木洋仁准教授「愛子さま人気は、皇位継承権を巡る議論をゆがめる恐れがある」
「女性天皇に賛成することと、愛子さまに天皇になってほしいと思うことは本来、別の話」
「愛子さまに天皇になってほしい」という議論は、制度論ではなく、個人への評価
Aさまだから賛成、Bさまだから反対という論が制度論に影響してよいのか」
「(自民・中曽根氏「愛子天皇はありえない」発言も)本来議論されるべき「女性天皇を認める制度をつくるのか」という問いよりも、「愛子さまが天皇になるべきか」という問いが、前面に出ている状況」
「男系男子による継承を支持する人々も、目的は天皇制を維持することにあるはずだ」
「大事なのは、愛子さまや養子の子孫が皇位にふさわしいかどうかよりも、安定的な皇位継承を実現するために、どのような制度が必要なのかという議論です」
「天皇制はもうやめるべきだという意見から、何としても維持すべきだという意見まで、幅広い考え方があっていいと思います」
「(男系男子か、女性・女系か。結論を急ぐ前に、国民は皇室に何を望み、私たちは皇室をどのような制度として残したいのか)その問いに向き合わない限り、皇位継承をめぐる議論は制度論と人物論の間を揺れ続けかねません」
非常に違和感のある文言が散見されるので、過去記事を見てみしたら、
案の定、「ゆるがせにしない」論者の方でした。
愛子さまご即位を前提にした平成の有識者会議の2005年の調査から、
世論調査を実施した時期によって、数値が変わるものの、
「女性天皇容認はこの約20年間の毎日新聞の調査では7割弱~9割弱で推移している」と
分析している毎日新聞。
・2025年5月調査「女性が天皇になること」 賛成70% 反対6%
・2024年5月調査 賛成81% 反対10%
・小泉純一郎政権が女性天皇実現を視野に有識者会議を設置した後の05年2月調査 賛成87%
悠仁さまが生まれた直後の06年9月調査 賛成72%
・愛子さまが日本赤十字社に就職、公務を本格化させた時期に24年5月調査
今回の調査は悠仁さまの成年の記者会見や大学進学を経てから初めての調査
「愛子天皇待望論」は、一貫して女性天皇、すなわち
愛子さまご即位を自然に信じていた国民が、このまま黙っていては、
大切な皇室が乗っ取られてしまうという危機感から、より高まっているのは明らか。
内閣支持率下落は、皇室典範改悪の影響が大きいという分析を
毎日新聞が繰り返し報じているのは、「愛子天皇待望論」を
さらに盛り上げて、典範再改正を促そうとしているからでしょう?
女性天皇支持を報じながら、「ゆるがせにしない」論者を取り上げるのは
皇室のご意向にも国民の総意にもかなわぬこと。再考を願います。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
*特集ワイドは通常と異なり、下記のメールアドレス直接、ご意見を送るようです。
t.yukan@mainichi.co.jp
6 件のコメント
mantokun
2026年8月29日
私も以下のメールをお送りしました。
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これまで皇位継承問題の貴紙のご報道に度々、賛同の感想を寄せてきた一読者です。
今回の鈴木洋仁・神戸学院大准教授による記事は、頭から最後まで違和感だらけでした。
自民党が強行した改正皇室典範が大きな批判を集めている理由は、「愛子さまは素晴らしい方なのに、天皇にしないなんて許せない」などという感情的かつ非論理的な理由からではありません。
平成17年の皇室典範改正に関する有識者会議報告書では、旧宮家の皇籍取得案について「国民の理解と支持、安定性、伝統のいずれの視点から見ても問題点があり、採用することは極めて困難である」と指摘していました。
さらに同報告書は、旧宮家子孫とは今上陛下との共通の祖先が「約600年前の室町時代まで遡る遠い血筋の方々である」と指摘し、「これらの方々を広く国民が皇族として受け入れることができるか懸念される。皇族として親しまれていることが過去のどの時代よりも重要な意味を持つ象徴天皇の制度の下では、このような方策につき国民の理解と支持を得ることは難しい」と述べています。
これらの問題は20年を経て何らクリアされていないどころか、いまだに養子になってもいいという旧宮家子孫は一人も現れていません。
しかも、天皇陛下は直々に「国民の皆さんの理解を得られるものとなることを望んでおります」と異例のご発言までなさいました。それなのに、なぜ与党や一部野党までが結託し、陛下のお言葉を一切顧みることなく、憲法14条の法の下の平等を損なう改正皇室典範を成立させてしまったのか、本来問題にすべきはそこでしょう。
鈴木准教授は、天皇の地位について「世襲」および「国民の総意」と定めた憲法に違反し、国連からも繰り返し是正勧告を受けている男系男子限定の皇室典範を、さらに男尊女卑かつ身分差別的な方向に強めた内容へと改正した政府をまず批判しなければ、道理が通りません。
もちろん、国民の間で愛子さま人気が沸騰し、愛子さまが好きだから天皇になっていただきたいという声が多くあるのは事実ですが、それは愛子さまが天皇陛下の実のお子様であり、ご誕生の頃から成長を見守ってきたことと切り離せません。
いまや国内外で実質的な皇太子として見事なご公務の成果を出されている愛子さまは、天皇になるに必要な能力と要件を全て兼ね備えたパーフェクトなご存在なのだから、「愛子天皇待望論」を人物論などというのはためにする批判、ただの言いがかりレベルです。
「そもそも国民が皇室に何を望んでいるのかを問い直す必要がある」という鈴木准教授の言葉は、政府に対して言うべきです。
10年前、当時の天皇陛下(現上皇陛下)は、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」の中で、「皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ」とおっしゃいました。
国民はこの陛下のおことばに心から賛同したからこそ、御退位を認めて差し上げよという輿論が高まりました。その結果、当初は保守系議員や言論人たちが「摂政にすべきだ」と強行に反対していた動きを覆し、御代替わりの実現に繋がったのです。この御退位実現と令和改元の経緯をみれば、国民が皇室に望んでいることはすぐわかるはずです。
まさか鈴木准教授は、国民が皇室に、「神武天皇以来の男系男子継承を守るために、天皇陛下の唯一の娘さんはどれほど素晴らしい方であってもご結婚で皇籍離脱していただき、弟や甥に皇位を移動させ、あまつさえ40親等近くも離れた赤の他人の国民男性を養子にして、男子が生まれたら皇位継承権を持たせるような男尊女卑の象徴であってほしい」と願う可能性があると思っているのでしょうか?
「天皇制はもうやめるべきだという意見から、何としても維持すべきだという意見まで」あっていいなどいう鈴木准教授の言は、詭弁としか思えません。
上皇陛下の御退位に反対していた勢力は、いま男系継承に固執している勢力とほぼ同じです。私は日本で保守を自称する者のほとんどは、尊皇でも愛国者でも何でもなく、単なる時代錯誤の反動主義者だと思っています。彼らの言動からは皇室への敬愛を全く感じられませんし、実際の行動から伝わってくるのは天皇を政治利用したいという私利私欲ばかりです。
愛子さまの御人格が素晴らしいのは、天皇陛下と皇后陛下が次代の皇室を担い、皇太子そしていずれは天皇となるべくして育てられたからです。
そのことを無視して「制度論を人物論で語るな」などと、どっちつかずの態度を保留しながら無意味な言論を弄する方には、この重大局面で皇統問題を語っていただきたくありません。
私は毎日新聞様の皇室報道に大きな信頼を寄せております。次回はぜひ政府への忖度を抜きにした、安定的皇位継承について真正面から発言できる論客をお迎えしていただくことを願っています。
ダダ
2026年8月29日
ご案内頂いたアドレスへメールしました。
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お世話になります。
特集ワイド:「愛子天皇待望論」の危うさ 個人への評価より「皇位継承制度」議論を を読みました。
天皇の臣下であるはずの国会議員によって、違憲の養子が法制化され、愛子さまを排除するための改正皇室典範が10月に施行される現実を直視すれば、皇室が権力に侵食されていることが分かります。
鈴木准教授の主張は、結論の先延ばしであり、反皇室の高市自民党と何ら変わりありません。
議論が目的化していて、隠したい本音は、反愛子天皇と読み取れます。
政権に与する有識者のミスリードには辟易しますが、貴社の社説や署名記事が、いかに素晴らしいかを再認識できました。
今後も、貴社の社説・記事には期待しております。
daigo
2026年8月28日
毎日新聞に意見投稿しました。
SSKA
2026年8月28日
天皇を個人で決めるべきではない(独裁者ではないので)と言うのは一見中立で正しい様に見えますが、肝心の上皇様、今上陛下、皇室全体のお考えをどう感じて捉えるかの視点が完全に欠落していると思います。
2016年の天皇陛下(上皇様)の譲位のお言葉をこの方はどの様に読み取ったのでしょうか。
平易な日本語で誰でも間違え様の無いものでしたが、常時と同様の国民全体へのご配慮に加えてご自身の老いに向き合う辛さや葬儀の際の遺族への気遣い(これもかつて経験されたもの)等、一人の人間として様々な苦悩から検討を重ねられたものだとはっきりと述べられています。
昭和天皇晩年、配慮を欠いた過熱報道による喧騒に晒される中弱っていくお姿に間近に接しながらも即位に臨む為に静かな気持ちで見送る事も叶わなかったのではないでしょうか。
その実感を国民が共有出来たからこそ譲位は圧倒的多数の支持が得られて尻込みをしていたろくでなし安倍政権をも動かす結果となりましたが、しかし一方で反対を繰り返していた多くが現在の男系派、自称保守派であり、亡くなるまで寝たきりでも譲るなとか、摂政を立てて最低限の面目さえ保てれば良い等、硬直した制度に拘って動けない老人を無理矢理虐待するのと変わらない非情で酷薄な内容を勧めていたのは今も尚記憶に残っています。
制度が生身の人間の気持ちに沿ったものでないと長く持続出来ない事を最も身に染みて感じておられるのは他でもない皇室の方々ですから、お子様や後継者の性別の事もこれと同様に捉えるのが当然ではないでしょうか。
皇室と国民双方の相互的な信頼から生まれる相思相愛の関係が損なわれる事態はあってはならないと大変苦慮されているのが全く感じられないのが、皇室制度に言及するに当たり(年寄りでもないのに)理解が浅過ぎると思います。
京都のS
2026年8月28日
コレの反論となりそうなのは、おそらく「『すめろぎコード』と『聖家族』」( https://aiko-sama.com/archives/39152 )でしょう。
京都のS(サタンのSでも飼い慣らすし)
2026年8月28日
これは井上達夫的システム論者の限界が露呈した結果ではないかと考えます。井上氏は、特定の人物を擁する一家を国家の象徴とするより、崇高な理念を包含する法体系を象徴としたいという考えです。同様に愛子様を中心とする次代の皇室そのものよりも皇室を形作る制度の方を重視したいという考えです。コレを推進すれば、愛子様を敬愛する素朴な庶民的尊皇家は離反するため、男系固執派を利することになり、システム論者が心奧に抱く皇室廃止論が実現するという戦略です。
男系固執派に陰りが見えた今、この勢力こそが今は最も危険だと感じます。