※前のブログ(転)はこちらから) 山本七平との対談本『日本人と「日本病」について』で岸田秀氏は、知恵の実を食べて楽園を追われた人間は本能が壊れた動物であり、人間の存在と自然との整合性を取る方法は各民族で異なり、それ […]
※前のブログ(承)はこちらから) 前稿までで日本的世間の問題点と成立過程を見てきました。本稿では日本病(機能集団の共同体化≒世間化)を発症した世間人の症状を詳しく分析します。まず(起)で少し触れた旧日本軍ですが、陸・海 […]
※前のブログ(起)はこちらから 起)では日本的組織≒共同体≒世間が抱える問題点を抽出するだけで紙幅が尽きました。(承)では世間の成り立ちについての考察を挟み、後章では世間の暗部が皇室制度をデッドロックさせる問題と […]
阿部勤也氏の『「世間」とは何か』によれば、世間とは(私的な)人間関係の環と定義され、世間に貫かれているルールは①長幼の序(年長者を敬え)と②贈答や冠婚葬祭における互酬(借りをつくったら必ず返せ)だとされます。この世間と […]
『ゴーマニズム宣言 2nd Season 第1巻』 p.47(小林よしのり作、扶桑社)より ゴー宣2nd第5宣言で描かれた女人禁制を始め、大相撲にはいくつかの明治以降に作られた新たな伝統が存在します。 一代年寄もその一つ […]