【論破祭り】「現代医学の進歩が側室制度に代替する」のウソ

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谷田川惣の「皇統は万世一系である」という本への反論として、男系継承を維持しながら宮家4家を創設しても男子が全く生まれない可能性は決して低くないことを以前説明しました。

谷田川の本にはほかにも突っ込むべきところが色々ありますので、再びそのうちの一つを取り上げてみます。

谷田川の説明によると、側室制度がなくても現代医学の進歩によって男系の皇位継承者を十分確保できるということですが、本当でしょうか?

実は大正天皇のご子孫を確認することで、この説明もウソだということが分かります。

大正天皇のご子孫のうち男系の皇族としてお生まれになった方を世代順に記すと、以下の28方になります。

昭和天皇、秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王、三笠宮崇仁親王、照宮成子内親王、久宮祐子内親王、孝宮和子内親王、順宮厚子内親王、上皇陛下、常陸宮正仁親王、清宮貴子内親王、甯子内親王、寬仁親王、桂宮宜仁親王、容子内親王、高円宮憲仁親王、天皇陛下、秋篠宮文仁親王、紀宮清子内親王、彬子女王、瑶子女王、承子女王、典子女王、絢子女王、敬宮愛子内親王、眞子内親王、佳子内親王、悠仁親王

註:皇籍離脱された方は現在のお名前(敬称略)で表記しています
  内親王、女王の方々の表記は、一般的に親しまれているものにしています

そして、これらの方々のうち未成年の悠仁親王を除くと、成年を迎えず逝去されたのは久宮祐子内親王だけで、大正天皇より下の世代の方々はほぼ無事にご成長されています。
ところが、現行制度下で天皇陛下の次世代の皇位継承者は悠仁親王のみとなっているのです。
これでは、現代医学が進歩しているから側室制度がなくても安定的な皇位継承を確保できるとは、とても言えないでしょう。
その理由は、前回谷田川の確率論への反論で説明した通りです。

やはり、側室制度とセットでないと男系継承は維持できないのです。

東京都 りょう

3 件のコメント

    殉教@中立派

    2022年8月29日

    理屈(計算)とデータで考察した結果、現実との齟齬が生じた。どうする?
    ①俺の理屈が間違っているのかも知れない。再検証しよう。
    ②俺は間違っていない。現実の方が間違っている!!

    ここで②を選ぶのが、8割オジサンらセンモンカと、谷田川なのだろう。相変わらず皇族方の苦難を無視しているし、どうにもならない。「医療の発展が側室に替わる」という説、結構昔からあるようだが、未だに(間違いに)気づかないのか。この分では「マスクとワクチンを検証する」なんて、あと100年経っても無理だろうなあ。

    すずらん

    2022年8月29日

    谷田川さんの言う現代医学とは、男女産み分けや試験管ベイビー、代理出産の事だと思います。それなら子供や男子が生まれる確率が上がります。神の領域を神道の家に犯せと言っています。民間で男系男子保護会でも作って下さい。

    京都のS

    2022年8月29日

     図にしていただくと解りやすくなりました。ここまであからさまに示されても側室なき男系継承が可能だと強弁するなら、その男系派は「皇后や親王妃は男児を産むまで孕み続けろ!」と言ったに等しくなります。そんな奴はボコハラムかタリバンです。

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