【論破祭り】施光恒は、皇室のご意向を踏みにじる国賊

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L.Kです。

産経新聞Webサイトに、施光恒氏の論考が掲載されました。
https://www.sankei.com/article/20220829-PRW2SF53QNN7PPOVO5OTL7RPZM/

取り急ぎ冒頭の記述について反論します。

眞子さまのご結婚についての過熱気味だった報道の影響で、世論の一部にも「愛子天皇」を期待する声があるようだ。

前段で「漫画家・小林よしのり氏は以前からこの主張をあちこちで展開」
と書いていますが、その期間や具体的な内容を示しておらず、
秋篠宮バッシングの延長と同レベルのものだと思わせる、
卑劣な印象操作です。

「愛子天皇論」は、昨日今日出てきたようなものではありませんし、ましてや秋篠宮バッシングの副産物として生じたものでもありません。

「愛子天皇」を望む声は、お生まれになったときからありました。
高松宮妃喜久子さまは、

女性の皇族が第百二十七代の天皇さまとして御即位遊ばす場合のあり得ること、それを考えておくのは、長い日本の歴史に鑑みて決して不自然なことではないと存じます

と語られていました。
(『婦人公論』(’02年1月22日号))


また、’05年、小泉政権時代の有識者会議には、宮内庁次長が出席していました。
次長は、当時ご在位中の上皇陛下のご意向を体する立場と認識されていましたが、会議を通じて反対意見を述べることはなく、

次長の顔色を見るかぎり、会議全体がご意思に反してとんでもない方向に行っていることはないと考えています

とメンバーの一人は語っています。
(『週刊文春』05年12月8日号を『新天皇論』p.171で引用)


同会議の報告書は、紀子さまご懐妊の報道前に作成されたものですが、
予め「今後、皇室に男子がご誕生になる」状況も想定した上で、なお
中長期的に見て女性・女系公認、直系長子優先が最善
という旨を結びで指摘し、速やかな制度改正を訴えています。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3531374 よりダウンロード可。p.20)


この後に悠仁さまがご誕生になられるわけですが、
‘14年に典子さま、’18年に絢子さま、そして’21年に眞子さま
次々に女性皇族が結婚適齢期に達してご結婚・臣籍降下され、
懸念されていた皇室消滅の危機が刻一刻と現実のものになろうとしています。


この間、悠仁さまのご誕生に勝手に安堵して制度改正を妨害した男系派は、

新たな具体案を提示する訳でもなく

この会議の時点で否定された旧宮家系の皇籍取得案をいまだに振りかざして、

皇室消滅のカウントダウンを無意識に(あるいは意識的に?)唱えています。


高森先生は、この有識者会議のヒアリング対象者として関わられており、
悠仁さまご誕生に際しても「危機が去ったわけではない」といち早く警鐘を鳴らされました。

小林先生も、‘09年に発売された『天皇論』で「女系天皇容認」を明言され、
以降、積極的「公認」へと思想を深められました。

そして、先日の「よしりん十番勝負2 国家再生会議」で、

御在位中だった上皇陛下が「愛子天皇」を望まれていた

ことを明かされました。

自称保守がこぞって男系に固執し、当時の東宮家バッシングに加担していたとき、
上皇陛下が頼られたのは小林先生でした。

以上が「愛子天皇論」の大まかな流れです。


他ならぬ施氏が、「よしりん十番勝負2 国家再生会議」に登壇して、
上皇陛下のご意向を小林先生から直に伝えられました。

たとえ自身の主張を変えられないにしても、
最低限、上皇陛下のお気持ちに真摯に向き合っていたら
冒頭のような言葉が出てくるはずがありません。

本論考の全文を通してみても、皇室のお考えを拝察する様子は「一切」見られません。

結局、施氏は、

自分の主張を通すためなら皇室のご意向も平気で踏みにじり、
「国民の総意」を悪びれも無く捻じ曲げる国賊である。

今回、そのことが明確に示されました。


尚、この後に出てくる論破ポイントを抜き出してみましたが、
引用ルールに引っかかるんじゃないかと思うくらい、全文にわたりボロボロ出てきました。

●皇統はわが国の伝統に従い、男系継承を続けていくことが大原則である。
●秋篠宮殿下、悠仁親王殿下という皇位継承者がおられるなかで愛子内親王殿下の即位を主張する意見には首をかしげざるを得ない。
●皇統の系図をみれば、男系でつないできたのは明らかである(宮内庁ホームページにある系図がわかりやすい)。
●われわれの先祖は時に苦労して男系継承を守ってきた。(以降、武烈⇒継体継承の事例)
●(女性天皇は)いずれもしかるべき男系男子への中継ぎ役だった。
●女性天皇は、どの方も少なくとも即位後は結婚していないし、懐妊もしていない(ことが男系継承への意思の表れ)
●(男系継承は)その時々の権力者に皇室が政治利用されることを防ぐ
●愛子さまのご即位を進める流れが実際に生じれば、国民の間に大きな分断をたびたび生じさせることになるであろう。
●即位に際しては、愛子さまではなく、秋篠宮さまや悠仁さまのほうが正統ではないかという声が大きくなるのは間違いない。
●ご結婚の際もお相手選びだけではなくご結婚それ自体についても、即位後に結婚した女性天皇は歴史上存在しないので大きな議論を呼び起こす。
●「国民の総意」とは、ある一つの時代を生きる日本国民だけの意思ではない。過去に存在した歴代の日本人の意思も含まれる。
●われわれは皇室の伝統を学び、先人の思いを汲(く)み取らなければならない。
●それに基づき、現代の問題に対処し、旧宮家の皇籍復帰などしかるべき手立てをとっていく必要がある。


文責:静岡県 L.K(40代、「愛子天皇への道」運営メンバー)

2 件のコメント

    殉教@中立派

    2022年8月31日

     反論権の無い皇族方だからこそ、「拝察・忖度」をするのは国民の務め。「御簾越しの皇族」「政治利用」を望む連中は、陛下たちの「生身の声」など、聞きたくも見たくもないのだろう。駄々をこねた子供か、意識的な逆賊か、目先の利益だけに囚われた無知蒙昧の家畜か。どれにせよ、国政側がそんなんじゃ駄目だ。
     「知的誠実」の実践は、我々でも難しいが・・・皇族方を守る側の国民として、身につけていきたいものだ(ありがとう、反面教授よ!)。

    バチガミ

    2022年8月31日

    「愛子天皇を望みます。」と、ご聖断は下っているうえに、勅命も賜っており国民の総意もある。これに仇名す男系カルットルは朝敵であるだけでなく国賊でもあると言わざるを得ない。

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