女性天皇を取り上げた番組が、第三回全体会議が行われた翌日、再放送されました。
奈良時代のキャリア戦略! 女官たちの立身出世術 智恵泉 Eテレ
「愛子さましか勝たん!」イベント前の昨年7月2日に放送されたこの番組については、当サイトでも取り上げていました。
【今夜放送.Eテレ知恵泉】 奈良時代のキャリア戦略! 二度即位した孝謙・称徳天皇
今回も新聞のテレビ欄には、時節を映す文言が掲載されていました。
前例ない
「女性皇太子」となり、二度即位!
孝謙・称徳天皇 波乱万丈な人生 生き抜く知恵
「女性皇族の配偶者の方とお子様が皇族になること」は先例がないと意見を述べた党会派が、先例がない「旧11宮家男系男子の養子案」を押し進めるなか、立憲民主党の馬淵議員は「先例の整合性」として議事整理をしたと記者会見で語られました。
文字起こし 本日3月10日第三回全体会議後 立憲野田代表 馬淵議員 記者会見
安定的皇位継承に最も資する「女性・女系天皇」の議論に進むために、「先例の整合性」さえも未だ取れていない「静謐な環境」の弊害を打破する議事整理が行われたのは画期的なこと。
「愛子さま立太子」が国民の総意であると強く示唆する番組の再放送、NHKの最後の矜持と共に、天意を感じます。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
5 件のコメント
京都のS
2025年3月14日
サトル様、ありがとうございます。NHKは大河も攻めています。2024年の「光る君へ」は愛子様の関心を引く内容(源氏物語・藤原道長…)に加え、男尊女卑に苦しむ人々に焦点を当て、そんな時代でも文学的才覚のみで成功した女性を主人公に据えました。2025年の「べらぼう」は色街にルーツを持つ男が出版王となる物語で、遊郭の女性たちが抱える苦しみを描くと共にキャンセルカルチャーが吹き荒れる現代日本にも一石を投じています。そして2027年の「逆賊の幕臣」は、日本海海戦を戦った東郷平八郎に「日露戦争で勝てたのは横須賀造船所をつくってくれたお陰」と言わしめた小栗上野介が主人公で、ロシアによる軍事侵略の危機が迫る現代日本では時宜を得た大河です。また小栗は公武合体派の孝明天皇を下ろして幼帝(明治帝)を立てた薩長を徹底批判したことからも判るように逆賊ではありません。むしろ天皇を政治利用しまくった岩倉や大久保こそ君側の奸(逆賊)だと言えましょう。明治の憲典体制(帝国憲法も皇室典範も男尊女卑を煎じ詰めたような内容)が今の男系主義を形成していますから、小栗はカウンターとしても機能しそうです。
希蝶
2025年3月13日
「知恵泉」再放送、視聴しました。
里中満智子さんの解説は…ともかくとして、それと、女帝の人生が、「受けから攻めの人生に変わった」だったというのも一面的な見方なんですが(加えて、女帝と仲麻呂の対立の要因は、大陸の「安史の乱」に乗じた「新羅征討計画」の無謀さを巡るものでもあるわけですが…。下手をすれば唐朝が混乱している間に、朝鮮半島を日本の支配下におこうとしたという側面もあり…内乱が終わったら、報復を受ける可能性もあったわけです)
なかなか専門的なことをやっているな、という感想です。「古代の方が合理的だった」…その通りです。天平期の天然痘対策においても、然りです。
あと、もうひとかたの女性の解説の、伊集院さんのおっしゃられているポイントは傾聴に値します。
この番組を里中さんが視聴したら、むしろ愛子様皇太子の方に理があるし、皇位双系相続に賛成されるのではないか、と思われるのですが…?
ということで、来週は、 https://aiko-sama.com/archives/41430
【お知らせ】孝謙・称徳天皇の時代の女性の地位とは?Eテレ先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)
の方の回の再放送です。関西DOJO開催前で慌ただしい折ですが…見逃した方は、いちおうチェックを。
サトル
2025年3月12日
>京都のSさん
はい、NHKは攻めてますし、(1部?ではありますが)わかっています。
コロナ禍でも(これはEテレ…100分de名著でしたが)その取り上げ方は、残念ながら「わかる人にしかわからない」形ですが(コロナ禍時は、偏向が一番激しかったとはいえ)。
今回は、割りと「強め」ですかね。
「英雄の選択」に関しては、里中氏は出演回数が多いこと、また司会の「磯田道史」が日本文化ナンチャラの教授でもあり、「あの」今中明が、そこのフルダヌキ…いや、名誉教授…でもあり、ダンケー色が濃い…かと。しかし興味深いのは、磯田道史は、ゲストの「論、主張」に不満がある時は、わかりやすいほど「仏頂面」です(笑)…台本にしか目を落とさない…とか(笑)
実際Eテレの「Switchインタビュー」での対談で、あのモデルの冨永愛の熱望で対談してますが(大奥の番宣兼ね)、その時に、「男と女が入れ替わる…という奇抜な番組ではあるが、設定は細かく忠実(服飾や備品?の造形とか)であり、逆に男尊女卑の歪さを良く浮き彫りにしている。また江戸の男尊女卑…だいたいが今の日本の価値観は江戸期に完成している。そんな、男であるだけで偉そうにしている…ぼくも含め、あぐらをかいてる男はひっくり返したほうがいい!時代は違うんだ!」と冨永愛に力説しています。
なかなかリベラル色の強い磯田道史ではありますが、やっぱり面白い男ですし、NHKには間違いなく「わかっているヤツがいる」…が、私の見立てです。
リカオン
2025年3月12日
私もこの番組本放送も再放送も見ました。内容はおおむね悪くなかったと思いますが、中継ぎという言葉が出てきたり、里中満智子さんがコメントしたり、モヤモヤする部分もありました。
それでも女性天皇がいて皇太子でもあったというのが視聴者に伝える意義はありますね。
京都のS(サタンのSでも飼い慣らすし)
2025年3月12日
10日の「英雄たちの選択」では斉明天皇を採り上げていました。NHKは攻めていますね。
初の重祚(2度即位)をしたこと、呪術的なカリスマ性を供えていたこと、弟の孝徳天皇こそ中継ぎ(皇極→孝徳→斉明)だったこと、素晴らしいリーダーシップ(飛鳥京建設・白村江…)を発揮したこと…が語られました。
ゲストは里中満智子@男系闇落ち(昔は違ってたのに…)と武田佐知子@双系派(講書始の儀で男女同形の衣服から双系が伝統と説いた)で、里中氏は男尊女卑コメントしてました。嗚呼…。