特集 皇室・責任と役割の行方 女性皇族「象徴」の苦難 世の憧れ、中傷も続く【毎日新聞】

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安定的皇位継承に関する記事を、毎日新聞が特集で報じています。

皇室・責任と役割の行方 女性皇族「象徴」の苦難 世の憧れ、中傷も続く 2025年4月30日【毎日新聞】

特集記事は、前日の4月29日に配信された二つの記事をまとめた内容となっています。

翻弄される女性皇族の歴史 あふれる情報、憧れもバッシングも 2025年4月29日【毎日新聞】
皇室のプライバシーどう守る? 宮内庁、SNS時代の対応模索 2025年4月29日【毎日新聞】

皇室という天皇を頂点とする「家」の中で、女性は主に男性を支える役割が期待されてきた。理想の妻像や母親像が投影され、社会に新風を吹き込む存在として週刊誌などで持ち上げられ、時には誤った情報や臆測に基づく誹謗(ひぼう)中傷にもさらされてきた。

美智子さま、雅子さま、眞子さま、紀子さまへのバッシング記事の変遷を概観し、特に雅子さまに関しては「男性のみに皇位継承権がある制度の中、社会の注目は結婚や妊娠、子供が男か女かに集まる。メディアは妊娠関連の情報を競って追いかけ、毎日新聞などは流産までをも1面で報じた。」と、当の毎日新聞も加担していた事実も踏まえた上で、「制度論にも」という小見出しのパラグラフに繋げています。

制度論にも 概要
・男系男子限定の皇室典範は女性皇族は結婚後は皇室を離れると定める
・2005年に小泉政権下で女性・女系天皇容認の有識者会議の報告書がまとめられたが典範改正に至らず、2012年に野田政権が「女性宮家」創設などを盛り込んだ論点整理がなされたが、男系男子にこだわる安倍氏の首相就任で検討は白紙に。
・現在も制度改革の与野党協議(全体会議)が進むが、2021年に政府が「悠仁さままでの皇位継承をゆるがせにしてはならない」とまとめた有識者会議の報告書をベースに皇族数の確保のみに焦点をしぼり、女性皇族の「配偶者と子」に皇族の身分を認めるかについて見解が分れている。
・小泉政権下で議論が始まってから今年で20年。結論はまだ出ていない。

男性のみに皇位継承権がある制度によっても、女性皇族へのバッシングが続いていることを示唆する内容は、紙面でも大きく取り扱われています。

社説、スクープ、署名記事と、連続して安定的皇位継承について報じ、GWで落ち着いて新聞を広げられる時期に、特集記事を世に放った毎日新聞。
政治を揺るがす世論醸成へ、いよいよ加速度的に力を発揮してくれています。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

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4 件のコメント

    ダダ

    2025年5月1日

    現状の解説に留まらず、茶番に終わった全体会議を批判して欲しいです。

    daigo

    2025年4月30日

    毎日新聞快挙です。
    どんどん報じてください。

    サトル

    2025年4月30日

    毎日新聞社の「間違い」も含めて書いてあることも重要。
    ↑抜けてましたm(_ _)m

    サトル

    2025年4月30日

    素早いブログありがとうございます!
    毎日新聞社さすがです!
    東京新聞(中日新聞)が腹を括ったのが、毎日新聞社にも強い影響を与えたのは間違いない…と思います。

    毎日新聞社は、変わらず使命感を持って報道して欲しいし、東京新聞には、これは毎日新聞社からの檄なんだ…と伝わってるかと。

    たぶん…今双方の担当記者は、「記者冥利に尽きる」状態にあるかと。
    ますますの「読んだよ!頑張れ!」のメッセージが、必要…と感じる次第です。
    短いメッセージでも、十分彼ら彼女らには伝わる…と確信しています。
    それでも、すごく力強く。
    たとえ、ハガキ一枚、短いコメントメールメッセージでも。

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