安定的皇位継承のための提言を、第一面、社説、見開きで報じた読売新聞が、本日の林官房長官の定例会見で質問していました。該当部分を文字起こしでお伝えします。
4:07~
質問:読売新聞の山口です。読売新聞社は、本日、安定的な皇位継承の確保に向けた提言を発表しました。安定的な皇位継承の確保は、先送りできない課題だとして、与党に対して今後、今国会中に結論を得るように求めています。
また皇統の存続を最優先と位置づけ、女性皇族が当主となる女性宮家の創設を可能にし、夫や子にも皇族の身分を付与することで皇族数の安定を図ることが妥当だとしています。
政府としての提言の受け止めと共に、安定的な皇位継承に向けた取り組みを、早期に進める必要性を、どのように認識し、与野党の協議にどのような姿勢で関与していく考えか、見解を伺います。
林官房長官:個別の報道機関のお考えについてコメントすることは差し替えたいと思います。
その上で、安定的な皇位継承の確保等につきましては、政府の有識者会議報告書において、皇族数確保の具体的な方策として、
①内親王、女王が婚姻後も皇族の身分を保持をすること、
②皇族の養子縁組を可能として皇統に属する男系男子を皇族とすること、
③皇統に属する男系男子を法律により直接、皇族とすることの
3つの方策が示され、このうち1点目の方策については、内親王、女王の婚姻後の配偶者と子については、皇族という特別の身分を有しないこととする考え方が示されたものと、そういう風に承知をしております。
政府としては、この報告書を尊重することとし、令和4年1月に国会に報告したところでございます。
現在、国会において衆参正副議長のもとで全体会議を開催して検討が行われておりまして、去る4月17日の全体会議で、今後、衆算両院正副議長において取りまとめ案を作成されることとなったと承知をしているところでございまして、この取りまとめに期待をしているところでございます。
政府としては、立法府の総意が得られた場合には、速やかに法案提出など必要な対応を行って参りたいと考えております。
配信で、紙面で、大々的に記事を打ち出し、すかさず与野党の声を取りに行く読売新聞。
それだけ、今回の提言に賭けていることが分かります。
林官房長官は、政府の見解そのままのことしか述べていませんが、読売新聞の記事によれば、すでに自民党の小野寺政調会長は「安定的な皇位継承という重要な課題について 真摯 に検討して考えを公表されたことは、大変重要なことだ。国民的な議論を盛り上げるためにも、こうした提言は重要だ」と評価し、松山政司参院幹事長も「安定的な皇位継承、皇族数の確保は我が国の根幹、国柄にかかわる極めて重要な課題だと認識しており、提言と危機感は共有している」と語っているとのこと。
女性天皇・女系天皇への道を拓く提言を、自民党の政調会長と幹事長が評価したのは、画期的なこと。これもコール&レスポンス、実際に足を運んで、声を取りに行った成果です。
読売新聞を、ますます大応援いたしましょう。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ