愛子さまと数字【100】近現代の皇室百年が示す未来の皇室像とは

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愛子さまにまつわる数字シリーズ:その5

【★☆ 100 ☆★】

今回はズバリ 100(百) です。
これは昭和天皇のご誕生(1901年/明治34年)から愛子さまご誕生(2001年/平成13年)までがちょうど100年であることにちなんでいます。

【前例のないことだらけのこの100年】

いわゆる男系派は、女系天皇は前例がない、といいますが、皇室の歴史において前例のないことは多数あり枚挙に暇がありません。

前例に囚われることなく時代に応じて柔軟に変化してきたからこそ長きにわたり続いてきたというのは、素直に歴史を眺めれば誰の目にも明らかと思います。

上記「100年」の間にも皇室の歴史上初となる事跡はいくつもありますが、皇位継承に関連する主なものとしては以下が挙げられます。

■天皇が側室を置かない
明治天皇までは側室を置くのが当たり前で、実際、現在の皇室の直接の先祖にあたる第119代光格天皇から第123代大正天皇までは全て庶出(側室の子)でしたが、大正天皇ご自身はそれをされませんでした。
理由は諸説あるようですが、皇族、華族、政治家はもとより民間人でも有力者は妾を囲う例が少なくなかった当時としては画期的なことといえます。

■側室を制度としても廃止
側室を制度としても廃止したのは昭和天皇です。
4人続けて女子が誕生し側近が側室を勧めた際も「一夫一婦は人倫の大本」としてお断りになられたそうです。
男系男子継承は側室がなければたちまち行き詰まる可能性が高いわけですが、それを昭和天皇が理解せず意にも介していなかったとは考えにくいです。
にも関わらず制度としても廃止したということは、将来においては女系継承もありとのお考えあってこそではないかと拝察いたします。

■皇位継承条件が史上最も窮屈に
昭和22年の皇室典範改正により皇位継承は嫡出(正妻の子)にのみ認められることとなりました。
側室を廃止した時点で事実上そうなっていたわけですが、法的にも裏打ちされたわけです。
しかし、男系男子限定という条件は変わらなかったため、皇位継承にはそれまでよりも1つ多い5つの条件が必要となり長い皇室の歴史上において最も窮屈な条件となっています(※)。

※ 皇位継承に関する大事なルールには何がありますか?

【100年後も皇室が存続するためには愛子さま立太子を急ぐべし】

100年前の1920年には大正天皇の男子が4人おられましたので皇位継承に不安を覚えていた人は少なかったのではないかと思います。

しかし、それから100年経った現在はどうでしょうか?

皇室における今上陛下のお子様の世代の男子はたった1人であり、皇位継承を男系男子に限定している皇室典範を改正しない限り、その次の世代まで皇室が続くかどうかは極めて危ういといわざるをえません。

現代における天皇とは国と国民統合の象徴であり、国軍を統帥する大元帥でもあった明治憲法(大日本帝国憲法)の時代とは位置づけが大きく異なります。
その明治憲法下の天皇の位置づけも近世以前から見れば史上初といえる要素を相当程度含んでいますし、近世以前におけるあり方も様々な変遷を経ていることは少し日本史に詳しい人であれば誰でも知っているごく常識的なことと思います。

つまり皇室存続のためには、たとえ史上初のことであっても時代に応じて必要なことはやるべきであり、前例の有無はやるべきことをやらない理由にはならない、ということです。
それを理由に皇位継承の制度を変えようとしないのは実質的には皇室消滅を望んでいるのに等しいといえましょう。

皇位の安定継承の可能性を高め、100年後も、いや1000年後にも天皇・皇室が続いていくために必要なのは、女性・女系皇族も皇位につけるよう皇室典範を改正すること、それに基づき一日も早く愛子さまが皇太子になられること、それに尽きると考えます。

(文責:岡山県 和気の隣は熊山)


【愛子さまにまつわる数字シリーズ】
その1
愛子様(18歳)にまつわる数字[1281]もしも皇太子になられたら?

その2
愛子さまと数字【9】女性天皇と皇族女子と不思議な数の巡り合わせ

その3
愛子さまと数字【999】もしも女性天皇として即位されたなら?

その4
愛子さまと数字【1】一にご縁のある愛子さま

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2 件のコメント

    和気の隣は熊山

    2020年8月5日

    ナクラさん

    コメントありがとうございます!
    皇室典範改正をするのは今しかないですよね。
    政治家はなんでそれがわからんのか…

    ナクラ

    2020年8月4日

    書かれている通りだと思います。
    決めなければいけないことを先送りにするのは、現代日本の欠点です。
    「愛子さまを皇太子に」の運動を続けましょう。

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