【動画紹介】旧宮家当事者のこれまでの意思表明

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高森明勅先生による動画「皇位の安定継承をめぐる「雑音」を整理する」シリーズの紹介です。

全10回シリーズの第5回です。
テーマ:旧宮家当事者のこれまでの意思表明

※空欄(○○)は動画を見てご確認ください。

旧宮家系国民男子の皇籍取得や養子縁組プランは、男系派は法律(皇室典範)の改正で対応できる。

法律を改正するとなると根拠が必要となる。いくら法律とはいえ対象者に「皇族になれ」と強制することは出来ない、つまり当事者の○○が不可欠の前提となる。

国民から皇族になるということは、これまでの仕事、人間関係、さまざまなやりたいこと、享受してきた自由、人権、すべてを捨てる選択をするということになる。常識的に考えて、果たしてそんな選択をする人がいるのか?

皇室に入る覚悟を持っている旧宮家(系子孫)はいっぱいいる。皇位継承が危機となればどんどん出てくる。

伊勢神宮大宮司、神社本庁統理を務められた久邇宮家の久邇邦昭さんの著作『少年皇族の見た戦争』(PHP研究所 2015年06月18日発売)より
「近ごろ旧皇族をまた皇籍に戻すべきだとする意見もあるようだが、何を今更というのが、正直なところ本心だ。」
「(そのような意見については)拒否反応がある。」と、とても強い表現で否定している。

現在まで名前を出して○○○○の意思表明してる人はいない。大前提である本人の同意はひとりも確認できない状況。政府が機能していれば、事前に対象者を調査して○○にするはずである。

当事者の意思はすべてノーである以上、○○の対応は不可能である。

答えは10分のショート動画で!

旧宮家当事者のこれまでの意思表明 皇位の安定継承をめぐる「雑音」を整理する#5
https://www.nicovideo.jp/watch/so42000874

要約:BATA

ラインナップ
①悠仁親王殿下のご誕生で「皇室の危機」は去ったのか?
②歴史上の側室は無意味だったのか?
③「男系男子」が正統性の根拠なら足利義満にも皇位継承資格があった
④旧宮家の血縁の遠さと戦前・戦後の出来事
⑤旧宮家当事者の意思表明
⑥旧宮家プランは違憲で婚姻による皇籍取得が合憲の理由
⑦天照大神が皇室の祖先神であることの意味
⑧現在の皇位継承順序をゆるがせにしてはならないか?
⑨敬宮殿下のお気持ちとは?
⑩無理でムチャなルールからより安定的なルールへの転換が求められている

<動画中の参考文献>

少年皇族の見た戦争 久邇邦昭 著
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-82428-4
 昭和4年(1929)、旧皇族・久邇宮家に生まれ、皇族として海軍兵学校に学び、ビジネスマンとして戦後を生き、そして伊勢の神宮大宮司を務めた著者が、激動の日々、そして思いの丈を語り尽くした珠玉の書。
曽祖父・久邇宮朝彦親王、祖父・久邇宮邦彦王、父・久邇宮朝融王と続く久邇宮に生まれ、昭和天皇・香淳皇后の甥にあたる著者が、戦前の皇族の暮らしぶりや、少年皇族として目の当たりにした戦前・戦中の日本、宮中某重大事件などの真相、軍の要職を務めながら日本の苦境に心を痛めていた皇族方の素顔、自らの海軍兵学校での思い出、さらに戦後の経験などを、余すところなく綴る。
 また、皇籍離脱について、靖国神社のこと、さらに伊勢神宮の大宮司も務めた経験から実感した「神道の心」まで、率直な意見を披瀝。戦前から戦後の日本の姿を知り、これからを考えるための貴重な証言である。

1 件のコメント

    基礎医学研究者

    2023年4月2日

    興味深く見させていただきました。コンパクトにまとまって(書評のように)、原典はどうだろう?という気分になりました(^_^)。
     さて、Twitterですごく過激なものになると、旧皇族(便宜上、この用語を使います)が皇室に復帰する意思表明などしたら、「皇室パパラッチ」に何されるかわからない!という言い方をします。今回改めて気になることは、2つ。では、これまでの美智子さま、雅子さま、そして小室圭さんへのバッシングは不当で、「ダンケー」の方々はおかしいと思っていると理解してよいのか?もう一つは、確かに政府のような調査能力のある機関がこのような重大事を「週刊誌」以上に調査しているのは当然で、もし令和の有識者会議案の養子縁組案が本当に実現可能性があうのならば、安倍元首相のような答弁は表に出てこないのでは?(これは、当事者の意思表明にハードルが高いとしても、国としては重大事にたいして、きちんと手順を踏むだろうということ)。後者については、ややちぐはぐしていますが、先日の官房長官の答弁を見る限り、政府案は「とりあえず提出した」という程度のものであることがわかってしまったので、国会で議論したら直接証明することになり、決着がつくのでは?と思った次第でございます。

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