【8/6~8/15 天皇制を考える10日間】4. 神代より続く「シラス」天皇制 ~ともにある、天皇と国民~

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「愛子さま 皇太子への道」実行責任者のL.Kです。
8月6日より始まった「8/6~8/15 天皇制を考える10日間」。今回はその第4弾、最終回です。

今日は終戦の日です。
日本にとっては、
ミズーリ艦で休戦協定を結んだ9月2日でも、
ポツダム宣言を受諾した8月14日でもなく、
昭和天皇が国民に玉音放送で終戦を告げられたこの日が、終戦の日です。

日本では、国会や政府が決めたことに対し、
天皇がそれに伴う国事行為をなされて、初めて実効力を持ちます。

法律や政令の制定も、
行政・司法の長の選定も、
国会の召集も、
そして今秋行われる衆議院の解散・総選挙の実施も、です。

そこに天皇個人のご意思をはさむ権限はありませんが、
君主である天皇に国民の意思・決定を知っていただき、
それを認め、効力を与えてくださるという一連のプロセスの中に、
天皇と国民との信頼関係が見て取れるとは言えないでしょうか。


昭和天皇は、戦前より立憲君主としての立場を強く意識しておられました。
そしていわゆる「人間宣言」ご巡幸など、戦後の激動期にあっては
国民との信頼関係の構築を特に大事にされました。

その、いわゆる「人間宣言」で出てくるお言葉に触れたブログをご紹介します。
(いわゆる「人間宣言」の全文はコチラ



愛子さまを皇太子に!天皇と国民の『紐帯』


『朕と爾等国民との間の紐帯は、終始相互の信頼と敬愛とに依りて結ばれ、単なる神話と伝説とに依りて生ぜるものに非ず』
(カタカナをひらがなに変換した)

昭和21年1月1日に昭和天皇が発せられた「新日本建設に関する詔書(いわゆる人間宣言)」の有名な一節です。

紐帯とは、「ひもと、おび。転じて、二つのものをかたく結びつけるもの」という意味だそうです。

つまり、天皇と国民は、お互いに信頼し、敬愛しあうことで固く結ばれている、ということですね。

天皇と国民との関係性を端的に表していると思います。


天皇陛下をはじめ皇族の皆様が、私たち国民を信頼し、敬愛してくださっていることは疑いようがありません。

それに対して、私たち国民は、陛下の信頼に応えられているでしょうか。


皇室典範の改正は、国政に関する事項であるため、陛下や皇族の皆様は関与することができません。

つまり、皇室の運命は、私たち国民が握っているという事です。

このまま男系男子にこだわり続け、皇室が断絶してしまうことは、陛下の望むところであるとは思えません。

伝統と向き合い、良識に基づき、これからも天皇と国民が相携えていける日本をつくっていきましょう。

その責任は、私たち国民にあります。


『安定的な皇位継承』を実現することは、天皇陛下と皇族の皆様の信頼に応えることだと、信じています。


(Twitterより)文責 福岡県 ぽっぽー(初出:令和2年8月18日)




国民が決め、天皇が裁可される(お知りになる)というスタイルは、
立憲君主制という西洋式の概念が入り込むずっと前、
記紀神話が成立したときから理想とされた国の形です。

大国主神の国譲りの話でのことです。
天照大御神の命により遣わされた建御雷神は、
ウシハク支配(力による私的な支配)をしていた大国主神に対し、
シラス統治(公の下で民を統べる)をする天照大御神の御子に国を譲らせました。

現在の天皇と国民との関係は、神代から受け継がれてきたのです。

それは昭和天皇が述べられた通り、
ただ形式的なものに留まらず、
お互いが真にそのあり方を大切にしてきたからこそ
現代まで続けてこられたのでしょう。


現在の皇室と国民の関係は、決して悪いわけではありません。
それなのに、ただ何となく、国民が関心を持てないというだけのために、
2600年続いてきた国の形が失われようとしています。

失ってからその大切さに気付く、というのはよくあることですが、
天皇制を途絶えさせることほど取り返しのつかないことはないのではないでしょうか。

ここまで、4回に分けて、天皇制について考えてきました。
少しでも皆様の参考になり、国民の関心の高まりに寄与できましたら幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。



【8/6~8/15 天皇制を考える10日間】
第1回 8月6日 1. 愛子さまの作文 ~天皇の祈りと現実の葛藤~

第2回 8月9日 2. 国を守った尊皇心 ~昭和天皇のご聖断と、実現させた国民たち~
第3回 8月11日 3. 天皇と富士山 ~日本の象徴の共通点、相違点~
第4回 8月15日 4. 神代より続くシラス天皇制 ~ともにある、天皇と国民~

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5 件のコメント

    ただし

    2021年8月29日

    「紐帯」、改めて、いい言葉だなあと思いました。
     たとえば、自分のことを信頼してくれて、敬愛を持って接してくれる人がいたとします。こちらも、それに応えたく、努力すると思います。そういう相互関係があって、初めて、紐帯が成り立つのかなあと思いました。
     紐帯の関係には、お互いが、相手の方を向く必要があるかと存じます。
     国民ひとりひとりが、天皇陛下の方を向き、紐帯の関係を未来へ紡いでいけたらと存じます。

    ダダ

    2021年8月16日

    恥ずかしながら初めて人間宣言の全文を読みました。
    (現代語訳も参照して・・・(;^_^A )
    五箇条の御誓文を引き合いに民主主義は日本に根付いていること、神話を否定せず天皇の伝統的在り方(精神的存在、国民との信頼関係など)を説いたこと。改めて天皇の視座に驚嘆しました。

    戦乱や戦争が無い現代で、皇統が途絶えようとしているのが恐ろしいです。
    象徴天皇が男系男子限定の継承を望むとは考えられません。愛子皇太子を実現させ、皇室を未来に繋いでいきましょう。

    基礎医学研究者

    2021年8月16日

    終戦の日にふさわしい貴重な論考、ありがとうございました。ここでも述べられておりますように、「人間宣言」はその意味するところが誤解されることが多いようですが、重要なポイントは神代から受けつがれて”天皇と国民の信頼関係にある”というのが、正しい理解であります。そして、ぽっぽーさまいわれますように、これを維持するためには(≒安定した皇位継承を維持するためには)、国民が「皇室」の方々の信頼に応えるられるかどうか?
    激しく同意であります。

    秋田のタカ

    2021年8月15日

    国民が皇室に関心をもって行動してもらえるように、まずは身近な人たちから女性という理由だけで愛子さま皇太子になることができないことを伝えていこうと思いました。

    ぷんぷん雛

    2021年8月15日

    まほろば社会科研究室でシラスについて
    「国の様子を知り、国民に寄り添い、世が治まることを願い祈る。権力や財力ではなく、「在り方」を体現することで影響を及ぼす。」と言っています。また「天皇から任命された権力を持っている人が政治を行い、国民も天皇のことを尊敬する。これが日本の姿です。これを君民共治(くんみんきょうち)と言います。」とあります。
    上皇陛下は平成のお代に数々の災害に見舞われた国民にずっと寄り添って来られました。
    今上陛下は今日の式典で
    「人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います」とおっしゃいました。
    皇室なくして君民共治も日本自体も有り得ません。
    安定的な皇位継承は国民の責任で果さなければなりません。

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