「皇室特権」という趣旨の言葉をしきりに使う人がいます。
国民の多くは運命に直面することはあるにしろ、特権はない。“特権も手放したくないし、運命からは自由になりたい”という、国民の苦労を意識しない考えを秋篠宮家の方々が強調し続ける限り、風当たりは弱まらないでしょう。(小田部雄次、2021年12月1日、週刊女性)
皇族の一時金も特権も欲しい、それでいて小室さんと一緒になりたいというところに国民は疑問を感じているわけです。(小田部雄次、2022年2月11日、文藝春秋)
戸籍上は、私たち国民と皇族は線が引かれていますから、違いがあることは間違いないです。
しかし、「皇室特権」という言葉からは、皇室の方々があたかも物語の王様やお姫様のような暮らしをしているようなイメージを抱かせます。
本当にそうなのでしょうか?
私たちが知らないことをいいことに、デマに近いイメージ操作をされていないでしょうか?
この連載では、森暢平氏の『天皇家の財布』を主な参考文献とし、皇室のお金事情について見ていきたいと思います。
平成15年(2003)出版の著書ですが、令和の世でも十分通用する良書です。
なにごとも、前提となる知識がなければ、議論や判断ができません。
皇室の方々のお金事情を知ることで、実像をつかんでいただければ、と思います。
そこには、あまり知られていない、数々の制約があります。
「皇室特権」はあるのか?
それは本当に「特権」といえるものなのか?
この連載を読んで、国民である あなたが判断してください。
【皇室のお金の話】シリーズ
文責 千葉県 まー
【参考文献】
『天皇家の財布』森暢平
宮内庁HP
【バックナンバー】
9 件のコメント
基礎医学研究者
2022年3月15日
まーさん
>もしかして、読んでいただいているのかも!
割り込んで、すみません。自分も現在、まーさんと同じく「土台となる知識(実践的なという意味ですが)」を一緒に学ぶ連載をしていますが、上記、そうかもしれませんよ~(≧▽≦)
まー
2022年3月14日
>基礎医学研究者さん
「なにごとも、前提となる知識がなければ、議論や判断ができません」というのは道場でも話にでてきてたような・・・。
もしかして、読んでいただいているのかも!
>ダダさん
そうですね。「特権」という言葉の定義から考えていきたいと思います。
ダダ
2022年3月13日
秋篠宮家バッシングの時に皇族費を調べたことがあり、予想より少なくて驚きました。
皇族から見れば、国民の方が特権まみれだと思います。
基礎医学研究者
2022年3月13日
「皇族」の方々は税金から、何がしかの特権を受けている!よく週刊誌レベルで出てくる俗説でございますよね。しかしながら…..
「なにごとも、前提となる知識がなければ、議論や判断ができません」。この姿勢に、大いに共感致します。連載を楽しみにしております。
まー
2022年3月12日
>なのフェイさん
そういう視点もありますね。
お金という視点からも是非考えてみて下さい。
>urikaniさん
本当は人の家のお財布事情なんて知る必要もないんですけどね(*^^*)
国民主権病にはかからないようにしたいものです。
>たこちゃんさん
おっしゃるとおりです。
結論ありきではなく、知ることから始めましょう!
>殉教@中立派さん
初投稿ですか!!
嬉しいです!
短い文の中に深い洞察が入っていますね。
皇室費やその経緯を知ると、秋篠宮さまの発言の意味が理解できてくるように思います。
殉教@中立派
2022年3月12日
(初投稿させて頂きます)
思えば、ネトウヨの「在日特権」もイメージ先行の言葉だった。格差社会では「皇室と税金」は、大衆の関心事(悪い意味で)。秋篠宮さまの「大嘗祭と国費」発言と併せ、問題提起として考えていきたい。
たこちゃん
2022年3月12日
皇室問題に関心が薄い人が多い原因は、皇室のお財布関係をはじめとする
皇室の実情が知られていないことにあるように思います。
今後の連載、期待しています。
urikani
2022年3月12日
皇室には特権と言えるようなものが本当にあるのか?
「ご飯が無いなら煎餅を食べればいいじゃない?」
なんて、天皇と皇族方は言わないでしょ
( ̄▽ ̄;)
とは言え、国民は皇室のお財布事情なんて知らないですからね〜
もっと知られた方がいいかもしれませんね。
連載楽しみです(*^^*)
なのフェイ
2022年3月12日
皇室特権から最も遠く離れているのが、皇室の人たちだと思います。特権を使用したら、「皇室だからね」となり、その瞬間皇室が終わります。なので、特権は有り得ません。