皇室で飯食ってる奴が皇統断絶推進ってどういう了見だ!?

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 大河「べらぼう」では、偽板出版で凋落した鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)に取って代わりたい蔦重(横浜流星)が西村屋与八(西村まさ彦)や鶴屋喜右衛門(風間俊介)に今までの倍売れる「細見」(吉原ガイドブック)を作ったら地本問屋仲間にしてもらう約束を取り付けました。蔦重の参入を許したくない問屋仲間は西村屋の出す細見と競わせる手に出ます。西村屋は蔦重に協力した女郎を『雛形若菜』(連作美人絵)から排除すると忘八(八徳目を全て忘れた遊女屋・引手茶屋の楼主たち)を脅しました。

 ここで蔦重は忘八に向かって大演説をかましました。「アイツは吉原のこと何も考えてねぇんすよ!」「アイツの狙いは吉原の入銀(広告料)です」「吉原盛り立てようとかそんな考え毛筋ほども無ぇ!」「ただ楽して儲けてぇだけなんです!」「奴らに流れるカネは女郎が体を傷めて稼ぎ出したカネじゃねぇですか!」「それを何で追剥みてぇな輩にやらなきゃなんねぇんですか!」「女郎のと涙の滲んだカネを預かんなら、そのカネで作る絵なら本なら細見なら!女郎に客が群がるようにしてやりてぇじゃねぇすか!」「そん中から客選ばせてやりてぇじゃねぇですか」「吉原の女は江戸で一番だって胸張らしてやりてぇじゃねぇすか!」「それが、女の股で飯食ってる腐れ外道の忘八の、たった一つの心意気なんじゃねぇんすか!?」「そのためには他所に任しちゃいけねぇんです!」「吉原大事で動く自前の本屋を持たなきゃいけねぇ」「今はその二度と無ぇ折なんです!」「皆様、つまんねぇ脅しに負けねぇで共に戦ってくだせぇ!

 この件で西村屋が男系固執派と重なることに気付きます。皇室のことを手筋ほども考えていない楽に地位を守りたいだけの輩に、皇族方がと涙で得た国民からの信頼を利用させて良いはずが無いのです。皇室で飯食ってる自称尊皇派(男系派≒皇統断絶推進派の好きにさせてはならないのです。そして皇室大事で動く真正尊皇家小林よしのり先生は自前の表現を漫画作品でも音楽ライブでも模索し続けています。

 政治家の皆様も、脅しに負けないでください!

 さて蔦重版細見『籬の花』の工夫は、薄い(嵩張らない)、見世の並び通りのレイアウト(迷わない)、安い河岸見世まで網羅(貧乏人も安心)、半値(貧乏人も手が出る)、花ノ井(小芝風花)が五代目瀬川を襲名(ご祝儀)…です。これで蔦重は西村屋版『新細見』に完勝し、参入の足掛かりを得ました。    

文責:京都のS

※編集部より大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」 – NHK

8 件のコメント

    京都のS

    2025年2月27日

     吉原についてなら、これ(↓)もご覧ください。
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 17th season」( https://aiko-sama.com/archives/50633

    京都のS

    2025年2月24日

     れいにゃん様、※ありがとうございます。
     まさに今が転換期ですね。と言いますか、転換できなきゃ日本国も日本国民も終了です。
     平沢常富(尾身としのり)は、今は隠れキャラみたいな扱いですが、実は朋誠堂喜三二という戯作者です。復活した鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)が青本『金々先生栄華夢』をヒットさせたことで窮地に立たされた蔦重が、青本・黄表紙の分野で勝ちに行くために必要な人材だと思われます。

    京都のS

    2025年2月24日

     ジョージ様、※ありがとうございます。
     男系固執派は皇室で飯食ってるくせに、男尊女卑の蛸壺世間に囚われたまま皇統断絶を推進し、さながら自分の足を食う蛸みたいな状況です。メンツ保守には早々に退場していただきたいですね。

    れいにゃん

    2025年2月23日

    大河べらぼう(7)好機到来『籬(まがき)の花』この回は、江戸城のターンがなくて、吉原細見の重要な転換期を描く気合が感じられました。男系固執していないで、現代日本も、国民が望み相思相愛の関係で皇統を続けて戴くという、ひとつの転換期に入ったことを認めましょう。
    尾身としのりはどういう役回りなのかも、気になる回でした。

    あしたのジョージ

    2025年2月23日

    この回の蔦重のセリフには、とてもシビレました。🫨

    西村屋は、男系派の連中と重なりました。
    よしりん先生は、蔦重と重なりました。
    よしりん先生は、金儲けの為や自分達の薄っぺらいプライドやメンツを守ろうとしている連中とは全然違います。

    枯れ尾花さんの言う通り、べらぼうが益々面白くなってきましたね!😀

    京都のS

    2025年2月23日

     枯れ尾花様、※ありがとうございます。松葉屋半左衛門(正名僕蔵)と”いね”(水野美紀)が蔦重に協力することを決意し、蔦重を助けたい花ノ井(小芝風花)が「不吉の名跡」とされる「瀬川」の五代目を襲名するまでの流れが見事でしたね。
     固執派どもには自分が西村屋や鶴屋と同じだと自覚してもらいたいですね。

    京都のS

    2025年2月23日

     掲載ありがとうございました。「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」の要素を含むブログは以下です。

    ・「『べらぼう』が始まった今だから言っておきたい平賀源内異聞」( https://aiko-sama.com/archives/48334
    ・「『光る君へ』と『べらぼう』を繋ぐレイラインと愛子天皇への道」( https://aiko-sama.com/archives/49128
    ・「『血のスペア』という非人道的システム」( https://aiko-sama.com/archives/49347
    ・「『○○売れ』とは『景気の気』」( https://aiko-sama.com/archives/50040
    ・「正しい改革も楽しませながら訴える時代だから」( https://aiko-sama.com/archives/50174
    ・「血統書付きのホシュを今すぐ終焉させよ!」( https://aiko-sama.com/archives/50602

    ・「『光る君へ』から皇族女子の生き辛さを思う 2nd season」( https://aiko-sama.com/archives/37751
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 15th season」( https://aiko-sama.com/archives/48744

    枯れ尾花

    2025年2月23日

    「吉原の女は江戸で一番だって胸張らしてやりてぇじゃねぇすか!」「それが、女の股で飯食ってる腐れ外道の忘八の、たった一つの心意気なんじゃねぇんすか!?」

    NHKの番組でまさかこんなセリフが出てくるとは思わなかった!
    忘八すら意気に感じさせる蔦重の吉原の女郎達を想う熱い気持ちが伝わってきて感動した!
    べらぼうが益々面白くなってきたばい!

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