社説 女性・女系、本格的議論を/皇族数確保策先送り【東奥日報】

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女性・女系をタイトルに掲げた社説を、東奥日報(青森県内で購読)が北海道新聞に呼応するように出しました。

女性・女系、本格的議論を/皇族数確保策先送り【東奥日報】20250626 リンクを更新しました。

概要
・皇族数の確保策の与野党協議は断念 「夫と子も皇族に」は「女系天皇」につながると自民は譲らず
養子案は立民が慎重姿勢を崩さなかった
・元をたどれば女性・女系天皇の議論にゆきつく 皇位継承策から切り離し、皇族数確保策を論じるのは無理がある
・非公式協議で「女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持するか選択できる制度」は一時合意したが
自民は「養子案を棚に上げ、取りまとめるのはまかりならない」とし、それを蹴った
・養子案は憲法上の疑義が拭えず、国民が受け入れられるか疑問
・今のままでは、悠仁さまのみに男子誕生の重圧がかかり、女性皇族が結婚で皇室を離れれば皇室活動は先細り

結び:歴史上、女性天皇は8人。女系天皇は1人もいないが、社会の価値観が多様化する中で男系維持にとらわれ、皇室の存続を危うくするようなことがあってはならない。

皇族数に限定して行った与野党協議(全体会議)の合意さえも、ご破算にした自民への強い憤りを感じさせる激烈な表現が端々にみえる社説。特に次の一節は胸が空きます。

養子案にこだわり、女系天皇の芽を摘むことに腐心するばかりで、懸案解決に一歩でも前進しようという姿勢は見えてこない。これで政権与党の責任を果たせるのか

女性・女系、本格的議論を と掲げつつ、結びに女系天皇は1人もいないとあるのは、読売新聞と同じく残念な見解ではあるものの、もし歴史上、女系天皇がいないとしても、社会の価値観が多様化する中で男系維持は、無理!

男系固執派に絡めとられた政権与党・自民を問い質す痛快極まる社説を出してくれた東奥日報。
賛美をお送りしたいと思います。

東奥日報 お問い合わせ

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

6月17日北海道、6月26日青森と、参院選前に、地方・ブロック紙は日本全土を覆いつくす勢いで、女性・女系をタイトルにした社説を出し続けてくれているように思います。

<社説>皇位継承の議論 「女性・女系」なぜ外す【北海道新聞】

愛子天皇の議論を」「愛子さま立太子実現へ」と掲げる社説、
どの新聞が真っ先に出すでしょうか。

2025年4月11日

2025年5月15日

2025年5月28日

2025年6月8日

2025年6月11日

2025年6月15日

2025年6月18日

5 件のコメント

    ダダ

    2025年6月28日

    東奥日報に意見投稿しました(`・ω・´)ゞ

    ***
    お世話になります。
    6月26日の社説 女性・女系、本格的議論を/皇族数確保策先送り を読みました。

    社説にある「養子案にこだわり、女系天皇の芽を摘むことに腐心するばかりで、懸案解決に一歩でも前進しようという姿勢は見えてこない。これで政権与党の責任を果たせるのか。」は鋭い指摘で、女性という理由だけで愛子さまを皇太子(次代の天皇)に認めない自民党の腐敗を知らしめて頂いたことに感謝します。

    女系継承の実例として、元明天皇(母)から元正天皇(娘)への皇位継承がありましたが、それを父親の出自に置き換えて男系継承と主張することは血統カルトであり、差別の元凶になると思います。

    象徴天皇の長子である愛子さまが即位できない国は衰退の一途を辿るのみです。

    皇室の願いは男系男子継承ではなく、安定的な皇位継承です。
    世論調査では多くの国民が女系・女性天皇を支持し得ちます。
    国民の代表である国会議員には、国民の総意を反映させる責任があるはずです。

    今回の社説は、政府の怠慢を指弾する素晴らしい内容でした。
    引続き、公に資する世論喚起を希望いたします。

    たみちゃん

    2025年6月27日

    素晴らしい記事のご紹介ありがとうございます。東奥日報さんへ感謝のメールを送りました。

    nonameyet

    2025年6月27日

    1点訂正させて下さい。
    女系天皇は歴史上少なくとも2例あることがほぼ確実です。
    やっぱり、こういった間違った認識を持っている人が、まだまだ多いんですねぇ・・・・・・・

    ゴロン

    2025年6月27日

    私もお礼の投稿をしました。
    ・・・
     安定的な皇位継承問題に関する社説の掲載ありがとうございます。特に国会における安定的な皇位継承の議論に関し、「皇族数確保策」が先送りされた経緯から、「皇位継承策から切り離し、皇族数確保策を論じるのは無理がある。協議仕切り直しに際し、女性・女系天皇について本格的に議論すべきだ。国の根幹に関わる象徴天皇制を安定させることができるか。各党とも危機感を持ち合意形成に取り組む必要がある。先送りは許されない。」と国会議員に喝を入れるとともに、「養子案にこだわり、女系天皇の芽を摘むことに腐心するばかりで、懸案解決に一歩でも前進しようという姿勢は見えてこない。これで政権与党の責任を果たせるのか。」と政権に対する痛烈な批判をして頂き、うれしく思います。
     最近、5/15の読売新聞の提言を含め、全国紙、地方紙ともに安定的な皇位継承問題について、その切羽詰まった状況を国民に広め、女性・女系天皇の議論を求める記事や社説が掲載されていて、頼もしく思います。
     本社説にも記載されていた通り、2005年小泉政権下での有識者会議の報告書では「男女問わず、直系長子優先」の皇位継承が提案され、皇室典範改正までもう一息というところでしたが、故・安倍氏の一派によって握りつぶされました。それから20年。国民の総意と真逆の少数の男系固執集団の組織票のためだけに、自民党などの私益にまみれた国会議員が、この問題を先送り続けています。国民の意思を反映でない者は国会に不要です。
     来週から参院選挙が始まります。表立っての争点とはならないとは思いますが、国の根幹を担う天皇を、私たち国民が戴き続けられるのか、国民の心の奥で考える争点として、安定的な皇位継承問題が取り上げられるよう、各新聞社は、国民の選択しとして、女性・女系天皇の議論に対する各党(できれば各候補者)のスタンスを示して欲しいと思います。
     そして、参院選挙明けには、皇位継承問題はもう「静謐な環境」などではなく、国会中継があるような委員会等の国民監視の中で、愛子さまの立太子につながる女性・女系天皇の議論を進めて欲しいと思います。
     そのために、今後とも、安定的な皇位継承問題の議論を促す記事によって、世論を盛り上げていってほしいと思います。よろしくお願いいたします。

    ゴー宣ファン

    2025年6月27日

    ありがとうございます!
    先ほど東奥日報さんへ感謝と応援のメッセージを、当ブログのリンクからお送りさせて頂きました。

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