尊皇エートスを発現する政治家は応援すべし!season1

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 明智光秀本能寺を襲撃する計画を打ち明けたのは、明智秀満(光秀の従兄弟:福知山城主)、明智光忠(光秀の従兄弟:周山城主)、斎藤利三(光秀の従兄弟:黒井城主)、藤田行政(静原山城主)、溝尾茂朝(詳細不明)という重臣5名でした。斎藤利三は光秀の叔母の子で、美濃三人衆が斉藤龍興から織田信長に寝返った頃に稲葉良通一鉄:三人衆の1人)に仕え、一鉄の娘・安を妻としましたが、稲葉家で冷遇されたために喧嘩別れして明智光秀を頼り、光秀の下で頭角を現した利三は丹波平定(1578)後には黒井城を任される重臣となりました。利三が同じ境遇(一鉄の娘婿)の伊波直治を光秀に紹介しようとして発覚し、一鉄が信長に訴えると信長は光秀に直治も利三も一鉄に返せと命じ、拒否した光秀が信長に打擲されたとの伝承があります(本能寺の変・原因説の「怨恨説」の一種)。

 さて、利三と安との間に生まれた娘が斎藤福後の春日局)です。福は三条西家で養育されて公家の教養を身に着け、当家の強い推挙により竹千代後の徳川家光)の乳母となり、大奥から幕府を支えました。福の推挙については三條西実済の妹が稲葉一鉄の正室だった件も関係しましょうが、「麒麟がくる」では明智光秀と実済が和歌などを通じて昵懇という設定であり、また光秀の築いた周山城付近の禁裏御料(山国荘)が光秀の丹波平定を経て朝廷に返還されており、皇室が最も貧しかった頃の後奈良帝正親町帝に仕えた実済としては、こうした光秀の尊皇心福を推す動機となったと考えられます。

 一方、利三の次弟・牧村利貞の娘おなあ(後の祖心尼)は加賀藩主・前田家の分家から出戻った後、妙心寺の塔頭・雑華院(利三の末弟・一宙が開山)に身を寄せてに触れ、やがて春日局により大奥へ召し出された祖心尼は大奥の女たちの悩みを聞く存在となり、3代将軍・家光からも厚く信頼されました。

 そんな中、紫衣事件で悪化した朝幕関係(※「江戸初期の~」参照)は、朝廷側の明正女帝(朝幕融和を願う賢帝)と幕府側の春日局(後水尾帝に謁見して明正帝への譲位を決意させた)や祖心尼(天海と共に秀忠に特赦を請うた)の尽力で修復されたと筆者は考えます。それは明智光秀から継承された尊皇エートスによるとも感じるのです。

 ところで、現代日本では愛子天皇実現に向けた皇室典範改正に動く尊皇派の政治家全力で応援せねばなりません。    

文責:京都のS

1 件のコメント

    京都のS

    2026年4月8日

     ふぇい様、掲載ありがとうございます。織豊期シリーズ(反時代的な光秀偏愛シリーズ)です(笑)。他は以下です。

    ・「ダンケーさん、寝返るなら今だと思いますよー(棒)」( https://aiko-sama.com/archives/53559 )・・・楠木正成論から明智光秀論に展開
    ・「豊臣家の諸問題から我々が学ぶべきこととは?」( https://aiko-sama.com/archives/65615 )・・・豊臣秀吉の周辺から皇室問題を考える
    ・「ダンケーさん、寝返るなら今だと思いますよー(棒) season2」( https://aiko-sama.com/archives/65949 )・・・筒井順慶からも皇室問題を考える
    ・「世が世なら討伐されて当然の御仁なれど…」( https://aiko-sama.com/archives/66567 )・・・津田信澄からも皇室問題を考える
    ・「生き方が熱かった頃の遺制は温(ヌル)い属国民には許されない!」( https://aiko-sama.com/archives/67774 )・・・細川忠興とガラシャからも考える
    ・「日本国と皇族方を追い込む卑劣漢どもを絶対に許すな!」( https://aiko-sama.com/archives/68767 )・・・荒木村重からも考える
    ・「高市早苗には100ヶ条ほどの折檻状が必要」( https://aiko-sama.com/archives/68981 )・・・佐久間信盛と荒木村重と松永久秀から考える
    ・「天正の宗教戦争と令和の皇統問題」( https://aiko-sama.com/archives/68987 )・・・知られざる上京焼き討ち事件から暴君討伐説へ
    ・「菊も刀も危うくする高市早苗は討伐対象では?」( https://aiko-sama.com/archives/68995 )・・・「本能寺の変」原因に新説「対外防衛説」!
    ・「大輪の花を蕾の段階で摘みたがる輩を討伐すべし!」( https://aiko-sama.com/archives/69318 )・・・明智光秀と妻木熙子の夫婦愛と珠の覚悟
    ・「民と共に在る天皇のエートスは血筋だけでは伝わらない」( https://aiko-sama.com/archives/69544 )・・・後奈良帝の写経と天台座主のクズぶり
    ・「トランプ支持者しか居ないなら『敵は永田町に在り!』だ」( https://aiko-sama.com/archives/69612 )・・・茶人(武器商人)のヤバさと朝鮮侵略
    ・「皇室を保守しない集団が『保守思想を体する』とはコレ如何に?」( https://aiko-sama.com/archives/69843 )・・・保守を体現する漢方医学から

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