愛子天皇の未来へ向かう蝶の一羽ばたき

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 「御上先生」(TBS)では隣徳学院に送り付けられた怪文書の主「倭建命」の正体が明らかになりました。文科官僚・御上孝(松坂桃李)の亡き兄・宏太(新原泰佑)は学校への抗議として自死しましたが、その恋人だった一色真由美(守殿愛生→臼田あさ美:隣徳の養護教諭)から依頼を受け、御上は官僚派遣制度を使って隣徳に赴任しました。つまり御上は同期の槙野恭介(岡田将生)に嵌められて左遷人事に遭ったのではなく、上司の塚田幸村(及川光博)を欺くためにライバル関係を殊更アピールし、実際には槙野は塚田と隣徳理事長・古代真秀(北村一輝)による不正入学を暴くための御上の協力者、即ち倭建命でした。

 さて、かつて隣徳の生徒だった戸倉樹(高橋恭平)は試験問題を事前入手しようと学校のシステムに侵入して露見し、当時担任だった冴島悠子(常盤貴子)は彼を庇いました。おそらく冴島は戸倉を守る交換条件として政治家の子女を不正入学させる業務を課され、事情を知った同僚教師から関係を迫られたことが神崎拓斗(奥平大兼)の暴いた「不倫疑惑」の真相でした。そして冴島は夫から離婚され、娘の真山結弦(堀田真由)は国家公務員試験会場で受験生を刺殺しました。つまり一連の各エピソードはバタフライエフェクト(アマゾンで蝶が羽ばたくとテキサスで竜巻が起こる:初期条件の僅かな変化が将来に大きな影響を及ぼす)を現し、殺人事件に帰結したわけです。御上の静かな問い掛けから導かれるように行動した神崎が冴島・真山・戸倉を動かし、やがて冴島から隣徳の不正を暴く切り札を得ることになりましたが、これは逆方向のエフェクトです。

 以上をリアルに引き付けると、男尊女卑を維持したい権力者や言論人、各種団体(統一協会・神道政治連盟・日本会議…)の動きを国民感情が(消極的にでも)支持したために皇室と日本国が亡びる将来に帰結するか、それとも愛子様が皇太子や天皇になる未来を熱望する感情を行動に移し、具体的には小林よしのり先生が提唱した皇統クラブ活動(政治家へのアプローチ)や公論サポータ―の活動に協力し、個々の羽ばたき旋風を巻き起こして愛子様立太子という将来に帰結するか、今がその分岐点だと思われます。「政界の倭建命」たらんとする政治家の皆様は今からでもフレンドリッチの会に乗っては如何でしょうか?    (文責:京都のS)

5 件のコメント

    京都のS

    2025年3月24日

     ダダ様、※ありがとうございます。ダダ様視点の御上評ブログを読んでみたいです。お待ちしています。

    ダダ

    2025年3月23日

    御上先生、録画をイッキ見しました。
    こんなにも社会問題を扱うものだとは思わなかったので意表を突かれつつ、第1話で好きな言葉【バタフライエフェクト】が出てきて、小躍りです(^^♪

    印象に残ったテーマがあったので、ブログ作成中です( ..)φメモメモ

    京都のS

    2025年3月22日

     ジョージ様、※ありがとうございます。私たちはニヒリズムやシニシズムを越え、バタフライエフェクトを信じて進みましょう。

    あしたのジョージ

    2025年3月22日

    御上先生、いよいよ明日が最終回ですね。
    今から楽しみですが、真実を隠したい側と真実を明らかにしたい側の戦いの結果は、最後の最後までわかりません。
    ぜひハッピーエンドで終わって欲しいですね~🤗

    皇位継承問題に関しても男系男子固執派と私達のような女性・女系天皇賛成派の双系派との決着が、迫ってきています。
    最後の最後まで諦めてはいけません。
    諦めたら日本の皇室は、いずれお終いになってしまいます。
    石破茂のような総理大臣が、一番偉いような国になってしまいます。
    あんなおにぎりの食べ方を人前で平気でする総理大臣が一番偉い国は、絶対に嫌ですね~🍙

    京都のS

    2025年3月22日

     掲載ありがとうございます。ドラマ「御上先生」(TBS)を題材にしたものは以下です。
    ・「真のエリートとは、我が国では皇族方ではないか?」( https://aiko-sama.com/archives/49540
    ・「少女を狙うハゲワシの正体は男尊女卑だった!」( https://aiko-sama.com/archives/49809
    ・「フェミニズムとナショナリズムの間~TBSの分水嶺」( https://aiko-sama.com/archives/50234
    ・「国民が空気でしか動かないなら、気流は正しい方向へ流せ!」( https://aiko-sama.com/archives/50608
    ・「旧宮家系子孫の皇室への裏口入学こそ象徴的男尊女卑!」( https://aiko-sama.com/archives/50846
    ・「左右の陣営に便利使いされる抗議行動より楽しい活動で訴えよう!」( https://aiko-sama.com/archives/51334
    ・「毎日新聞やBS-TBSは素晴らしいので、あと一歩を!」( https://aiko-sama.com/archives/51586
    ・「公を内在化した個人の連帯は世界を変えられるか?」( https://aiko-sama.com/archives/52153

     フェミニズム関連なら以下も合わせて読んでいただきたいですね。
    ・「真剣さが見えない『天皇なきフェミニズム』に物申す!」( https://aiko-sama.com/archives/46448

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