逃げ上手の若君のブログ第10回(おそらく最終回)は、北条時行と足利尊氏について。
まず時行は物語の冒頭で鎌倉幕府を尊氏(この時点では高氏)に滅ぼされて全てを失いますが、その後の人生が暗いものになる事はありませんでした。
時行はその優しく素直で偉ぶらない性格で家族である郎党(時行本人も含めて男4人・女5人)や父や兄のような存在や損得関係無い友を得て、楽しい人生を送ります。
更に時行は決して味方を裏切らず、故に戦場でやましさ無く楽しく戦えるのが最大の強みです。
それに対して、尊氏の人生は裏切りにまみれていました。
天下人になる過程で主君を二度裏切り、かつての同志を殺します。
そして天下人になってからは保身の為に幼少時からの忠臣を見捨て、実の弟さえも自らの手で殺しました。
とは言え、天下は尊氏では無く彼の中に棲む「悪神」の望みでした。
悪神は日本だけでは無く海外からも神力を吸い上げ、そのせいでヨーロッパでは黒死病(ペスト)が大流行して膨大な数の死者が出ます(神力は運や健康を司るとされる)。
尊氏の身に悪神が宿る事になった発端は、自害した尊氏の祖父・足利家時(いえとき)の死に際の呪詛でした。
一人の男の怨念によって世界が滅びかねない事態を招いた訳ですが(この辺り、島田三郎や井上毅のせいで皇室が滅びそうになっている事と似ている気がします)、悪夢はいつまでも続きませんでした。
弟を殺した事でそれまで悪神によって抑えられていた尊氏の動揺が限界を迎えて神力の器にヒビが入り、その後の武蔵野合戦https://aiko-sama.com/archives/22853の最中に尊氏は悪神から解放されます。
皆の協力もあって尊氏との一騎打ちに持ち込んだ時行が楽しさの力で射た破魔矢(作ったのは郎党の神力使いの女性)が尊氏を貫き、悪神は滅されました。
「天下の代わりに楽しさを得た」
その時の時行のセリフです。
その後、尊氏は神力を失った代わりに責任感が芽生え、それまでの自らの行いと向き合うようになります。
そして時行は悪神から喰らった悪しき神力(体調不良を引き起こす)の後違症で不治の死病を発症しますが、「衰弱死するぐらいなら燃え尽きるほど生きたい」との想いで、最期まで自らの意志から逃げずに逃げを武器に楽しく戦いました。
真っ当な愛子天皇派である我々も諦めずに楽しく活動を続けて行けば、射手座の皇女であられる愛子様の立太子や即位が破魔矢となり、男尊女卑と言う悪神が滅される未来が必ず訪れるはずです。
文責 愛知県 叶丸
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3 件のコメント
京都のS
2026年3月2日
叶丸様、お疲れ様です。「泣いて馬謖を斬る」の故事は、諸葛孔明の目を懸けていた馬謖が先走ったせいで大敗したために泣く泣く処分した事件が元ネタです。高市早苗は馬謖ほど賢くありません(笑)。
今回のは尊氏の中に棲む悪神が欧州でのペストに帰結するというブッ飛んだ展開だったのでコメントに躊躇しました。岡野玲子版「陰陽師」の安倍晴明と真葛の関係がエジプト第18王朝のツタンカーメンとアンケセナーメンに飛躍した時以来の驚きでした(笑)。
叶丸
2026年2月27日
余談ですが、上記の尊氏の窮地はある出世したいと言う私欲が強い武将が時行の策にはまった事から始まりますが、以下は彼に対する作中での評価の一部(うろ憶え)です。
「あれは馬謖趙括の類です」
「知恵は回るが戦場で判断を誤る輩」
中華の武将の事はよく知らないのですが、これは高市早苗と似ている⋯?
叶丸
2026年2月27日
掲載ありがとうございます。
逃げ上手の若君の連載は先週で完結しました。
その事は寂しいですが、その分、松井優征先生に自分が贈った愛子天皇論3(第8回参照)を読む時間が出来たと言う事でもあります。
メッセージに書いた小林よしのり先生との対談が実現し、皇位継承問題が国民に周知される一助になって欲しいです。