
「豊臣兄弟!」には織田信長の正室である帰蝶(濃姫)は出ません。本作は豊臣兄弟と織田兄妹の物語だからだとされますが、豊臣秀
さて、美濃国・明智荘に居を構える明智氏は美濃国守護・土岐氏の支流であり、光秀の父・光綱には光安・光久・小見という弟妹がおり、小見は守護代・斉藤利政(後の道三)の正室となって
嫡男・信忠を生んだのが帰蝶だったら本能寺の変は起こらなかったと見る向きもありますが、「怨恨説」(パワハラ上司め!)「不安説」(荒木村重の次は俺がヤバい?)「野望説」(ワンチャン俺も天下とれんじゃね?)ではなく、「暴君討伐説」(正親町帝の御心を拝察して暴君を排除)や「対外防衛説」(日明戦争から西・葡の対日侵略を阻止)を採る筆者としては、光秀は民と帝のために涙を呑んで誅殺したと考えます。光秀が謀反に至る成り行きを知悉していたはずの羽柴秀吉は、毛利との早期和睦も中国大返しも、黒田官兵衛孝高の進言を待つまでもなく主体的に行ったはずです。もしも嫡男・信忠が同時に討たれていなかったら、山崎合戦後のドサクサに紛れて秀吉が自ら始末した可能性も考えられます。
しかし、人々は何時まで経っても『太閤記』や『信長公記』の「織豊徳史観」を覆せないようです。たかだか150年前の男尊女卑感情に基づく皇統男系主義すら覆せないのが日本人民なのですから、450年前ともなると無限遠に感じられます。薩長土肥(尊皇攘夷)VS幕臣&奥羽越(佐幕=保身)という「薩長史観」も同様です。肥後勤王党(熊本藩)の井上毅が「男尊女卑に脳髄を支配されたジャップに女帝は時期尚早」との妄念から制定したのが今も男系固執派を拘束する「皇室典範」です。かつて明智珠(光秀の三女:洗礼名はガラシャ)に自決を強いたDV男・細川忠興(※「生き方が~」参照)が遠祖の藩だからか?と勘繰ってしまいます。
文責:京都のS
5 件のコメント
京都のS
2026年4月14日
比叡山焼討については「民と共に在る天皇のエートスは血筋だけでは伝わらない」( https://aiko-sama.com/archives/69544 )をご覧ください。
京都のS
2026年4月14日
叶丸様、コメントありがとうございます。土岐氏と言っても明智氏は傍流です。「麒麟がくる」では土岐頼芸・頼純父子は上に立てる器じゃないという描かれ方でした。まぁコレは光秀が斎藤利政(道三)に仕えたことを正当化した表現だったかもしれませんが。
天海も面白い人物ですが、流石に光秀本人ではないと思いますね。光秀の尊皇エートスを何時・何処で受け取ったか?を考察すると、比叡山焼討の頃だと思えました。光秀が焼討に積極的に関わった動機は比叡山が皇室や公家の荘園を押収していたのを開放する目的もあったでしょう。そして実際には焼討は小規模に留まったでしょうし、事前勧告により俗人は里坊へ逃げられたでしょうし、僧も一部を除いて里坊へ避難できたでしょうし、そうした事前勧告とか里坊への避難とかに関わったのが光秀だったかもしれません。それが信長の評判を落とさずに目的を達成する方法だったと思われます。そして天海と光秀は里坊で顔を合わせた可能性があると考えます。
叶丸
2026年4月14日
土岐氏の事は逃げ上手の若君で知りましたが、明智光秀と先祖である土岐頼遠は行動が天と地だと思いました。
政治家はその逆が多そうですが…。
https://aiko-sama.com/archives/50687
それから前回のブログにコメントするか迷ったのですが、今から15年前に少年ジャンプで天海(光秀)が主人公のマンガが連載されていました。
半年も続かずに打ち切られてしまいましたが、後数年遅かったら、もう少し続いていたかもしれない…?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E5%9B%BDARMORS
京都のS
2026年4月13日
「明智珠(光秀の三女:洗礼名はガラシャ)に自決を強いたDV男・細川忠興」には少し補足説明が必要かもしれません。
関ケ原合戦を前にして石田三成らは大坂屋敷に居る諸大名の妻と子を人質に取ろうとしますが、忠興は珠(ガラシャ)に「人質になる前に自決しろ」と命じていました。その命令は、忠興が珠を丹波国の三戸野(未土野)に幽閉していたのを豊臣秀吉が許し、大坂屋敷に呼び寄せた時に命じたものと全く変わっていません。それは絶世の美女だった珠を秀吉に奪われることを恐れたからです。この仕打ちが珠をキリスト教に走らせたであろうことは想像に難くありません。
京都のS
2026年4月13日
ふぇい様、掲載ありがとうございます。織豊期シリーズ(反時代的な光秀偏愛シリーズ)です(笑)。他は以下です。
・「ダンケーさん、寝返るなら今だと思いますよー(棒)」( https://aiko-sama.com/archives/53559 )・・・楠木正成論から明智光秀論に展開
・「豊臣家の諸問題から我々が学ぶべきこととは?」( https://aiko-sama.com/archives/65615 )・・・豊臣秀吉の周辺から皇室問題を考える
・「ダンケーさん、寝返るなら今だと思いますよー(棒) season2」( https://aiko-sama.com/archives/65949 )・・・筒井順慶からも皇室問題を考える
・「世が世なら討伐されて当然の御仁なれど…」( https://aiko-sama.com/archives/66567 )・・・津田信澄からも皇室問題を考える
・「生き方が熱かった頃の遺制は温(ヌル)い属国民には許されない!」( https://aiko-sama.com/archives/67774 )・・・細川忠興とガラシャからも考える
・「日本国と皇族方を追い込む卑劣漢どもを絶対に許すな!」( https://aiko-sama.com/archives/68767 )・・・荒木村重からも考える
・「高市早苗には100ヶ条ほどの折檻状が必要」( https://aiko-sama.com/archives/68981 )・・・佐久間信盛と荒木村重と松永久秀から考える
・「天正の宗教戦争と令和の皇統問題」( https://aiko-sama.com/archives/68987 )・・・知られざる上京焼き討ち事件から暴君討伐説へ
・「菊も刀も危うくする高市早苗は討伐対象では?」( https://aiko-sama.com/archives/68995 )・・・「本能寺の変」原因に新説「対外防衛説」!
・「大輪の花を蕾の段階で摘みたがる輩を討伐すべし!」( https://aiko-sama.com/archives/69318 )・・・明智光秀と妻木熙子の夫婦愛と珠の覚悟
・「民と共に在る天皇のエートスは血筋だけでは伝わらない」( https://aiko-sama.com/archives/69544 )・・・後奈良帝の写経と天台座主のクズぶり
・「トランプ支持者しか居ないなら『敵は永田町に在り!』だ」( https://aiko-sama.com/archives/69612 )・・・茶人(武器商人)のヤバさと朝鮮侵略
・「皇室を保守しない集団が『保守思想を体する』とはコレ如何に?」( https://aiko-sama.com/archives/69843 )・・・保守を体現する漢方医学と光秀
・「尊皇エートスを発現する政治家は応援すべし!season1」( https://aiko-sama.com/archives/69969 )・・・春日局は光秀から受け継いだ?
・「尊皇エートスを発現する政治家は応援すべし!season2」( https://aiko-sama.com/archives/70068 )・・・光秀=天海説と春日局の尊皇心