小さな柵や対立も吹き飛ばすほど大きな風を起こそう!

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 大河「べらぼう」では、以前から吉原で燻っていた対立が顕在化しました。駿河屋市右衛門(高橋克実)・大文字屋市兵衛(伊藤淳史)ら忘八連合と対立する若木屋与八(本宮泰風)らは、所属の女郎が老舗地本問屋の西村屋与八(西村まさ彦)が出す錦絵『雛形若菜初模様』に載ることを希望し、それゆえ蔦屋「耕書堂」版ではなく鱗形屋版の『細見』を仕入れると宣言しました。また若き日の富本午之介(寛一郎)と市川門之助(濱尾ノリタカ)を吉原大門から叩き出したのは若木屋でした。大文字屋と若木屋は客寄せイベント「俄祭り」の差配でも対立しますが、吉原大好きな「宝暦の色男」こと秋田藩佐竹家の留守居役・平沢常富(尾身としのり)は喧嘩も祭りを面白くする要素だと蔦重(横浜流星)に示唆しました。

 蔦重は平賀源内(安田顕)から、平沢こそが人気作家の朋誠堂喜三二だと聞かされると、俄祭りの暴露本執筆を依頼しましたが、恋川春町(岡山天音)と仲の良い喜三二は断ります。偽版事件で鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)が奉行所に捕まったのは小島藩松平家の家老が裏切ったためでしたが、その同僚である倉橋格こそが恋川春町であり、春町が喜三二に断らせたのは鱗形屋への義理立てでした。しかし蔦重の企画力に魅力を感じてもいた喜三二は、勝川春章(前野朋哉)・北尾重政(橋本淳)らの絵師が「俄祭り」の様子を活写した絵本『明月余情』の序文は引き受けました。そして8月いっぱい続いた俄祭りがクライマックスに近づき、大文字屋と若木屋のダンスバトルは、互いの健闘を称え合い着けていた花笠を交換するというスポーツマンシップの発露で終幕し、また耕書堂の『明月余情』は西村屋の『青楼俄狂言』を圧倒して売れまくりました。

 以上の展開から私が連想するのは「ゴー宣DOJO」「歌謡曲を通して日本を語るLIVE」といった公論イベントのことです。内部に小さな対立が有っても大目的のために手を取り合って活動すれば、やがて世間が無視できないほど大きな風を起こす可能性も有ります。また、女性天皇に賛意を示す社説を一早く出した毎日新聞を大いに称え、そこから起こる空気の流れに他紙も倣わせればよいのです。そして立法府の総意悠仁様までは云々国民の総意(女性天皇に賛成80~90%に沿わせるのです。そうして空気が一変すれば愛子様立太子という大目的にも到達できるはずだと考えます。    

文責:京都のS

5 件のコメント

    京都のS

    2025年3月26日

     ジョージ様、※ありがとうございます。今ネチネチの筆頭格は笹師範やサトルさんが苦闘している論理破綻の乱文男ですね。あんなの抱き締められる訳ないですね。
     ちなみに市兵衛(伊藤淳史)が若木屋に言ったセリフで私が大笑いしたのは「そのデッケェ鼻の穴にチョキ舟蹴込んでやるぜぇ!」です。

    あしたのジョージ

    2025年3月26日

    この回も面白かったなぁ〜😀
    俄祭りの踊りのバトルシーン、良かったですね~
    伊藤淳史さんもどちらかといえば、いじられキャラだと思いますが、本宮泰風さんの強面に一歩も引かない態度で、実に男らしいなぁ〜と思いました。
    最終日には笠を交換して円満に終了したのが、また良かったですね~
    本音で言い合ってバトルして最終的にはさっぱりと円満解決出来るのが、一番理想だと思いました。
    現実的には、中々難しいですが。🥴
    世の中どんどんその逆の傾向になってきている感じです。
    小林よしのり先生は、物事をはっきりと主張されますが、ねちねちとした言い方ではないので、最初はキツいと思っても結局一番優しいお方なのかなぁとしょっちゅう思います。🤔

    京都のS

    2025年3月25日

     枯れ尾花様、※ありがとうございます。重三が周りを巻き込んで変えていく様が心地よいドラマですね。ちびノリダーこと伊藤淳史は「電車男」「わたしたちの教科書」「白い濁流」などの傑作ドラマに多く出ている名優です。

    枯れ尾花

    2025年3月25日

    よしりん先生も書かれてましたが、この回、一段と面白かったです!
    このドラマの名シーンとしてあげられるであろう吉原でのダンスバトル、雀踊りでしたっけ?で「チビノリダー」こと伊藤淳史とVシネマの極道統一シリーズ俳優、本宮泰風の対峙シーンを観ているとテレビの前の私も何か熱いものが込み上げて来ましたよ。
    重三の吉原を想う熱い思いが周りの人々を変えてゆく様子が見て取れますね♪
    益々楽しみになってきました!

    京都のS

    2025年3月25日

     掲載ありがとうございました。「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」や吉原の要素を含むブログは以下です。

    ・「『べらぼう』が始まった今だから言っておきたい平賀源内異聞」( https://aiko-sama.com/archives/48334
    ・「『光る君へ』と『べらぼう』を繋ぐレイラインと愛子天皇への道」( https://aiko-sama.com/archives/49128
    ・「『血のスペア』という非人道的システム」( https://aiko-sama.com/archives/49347
    ・「『○○売れ』とは『景気の気』」( https://aiko-sama.com/archives/50040
    ・「正しい改革も楽しませながら訴える時代だから」( https://aiko-sama.com/archives/50174
    ・「血統書付きのホシュを今すぐ終焉させよ!」( https://aiko-sama.com/archives/50602
    ・「皇室で飯食ってる奴が皇統断絶推進ってどういう了見だ!?」( https://aiko-sama.com/archives/50851
    。「愛子様は127代目として即位していただくべきでありんせんか?」( https://aiko-sama.com/archives/51467
    ・「女性皇族を地獄に置き続けたがる人非人こそ地獄へ落ちよ!」( https://aiko-sama.com/archives/51677
    ・「大切なものはパトリオットにしか守れない!」( https://aiko-sama.com/archives/52091
    ・「時代遅れの価値観が時処位に適うこともある」( https://aiko-sama.com/archives/52390

    ・「『光る君へ』から皇族女子の生き辛さを思う 2nd season」( https://aiko-sama.com/archives/37751
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 15th season」( https://aiko-sama.com/archives/48744
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 17th season」( https://aiko-sama.com/archives/50633

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