ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 4th season

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 現在、皇居では戦後の皇族方が始められた「稲作」「養蚕」が続けられていますが、その意味を私なりに解釈すれば、「稲作」は日本人に適した農業(代表は米)を残すこと、「養蚕」は輸入品を国産化した歴史(絹布・漢方生薬…)を振り返ることだと思われ、それは共に祖先の歴史的英知です。

 さて「駆逐する!1st season」で触れたように、このまま少子化が進めば生産も消費も国力も落ち、コストプッシュインフレ(原材料や労働力の供給過小による物価高騰)も続き、食料(自給率38%)も必需品も国内生産が不可能となり、輸入超過が進んで円の価値が下げ止まり、国内の需要は全て外資が外国人を雇って生産・供給し、技術&人材(中小企業・町工場…)も資産&資源(農地・水源林・観光地…)も後継者が居なければ外資に投げ売りされましょう。日本中の森林や農地が多くは中華資本の手に落ち急峻な山肌にまで太陽光パネルが並ぶ現実も直視すべきです。そして肝腎要の少子化対策として我々が打てる手も移民受け入れなどグローバル化に限られてきます。

 ところで大河ドラマ「光る君へ」の主人公まひろ(吉高由里子)は『源氏物語』の藤壺宮(帝の女御でありながら光源氏との子を産んだ)ばりに不義の子(藤原道長との子)を産みましたが、夫の藤原宣孝(佐々木蔵之介)は妻の不実を知りつつ、「お前が産んだ子なら誰の子でもわしの子」「一緒に育てよう」と言いました。また大阪で開催された第118回DOJO「女性活躍とは何か?」では、「子は国の宝」だから少子化対策は社会民主主義的政策で支援すべきと語られました。上2件に既視感を覚えた私が『ゴーマニズム宣言EXTRAパトリなきナショナリズム』を読み返すと、そこには法律婚に拘らず非嫡出子も社会的に守る「フランスのような国家と企業の取り組みが必要」とありました。つまり、因習化して久しい男系主義や家制度の頸木を外し、古(平安期以前)の慣習(新たな伝統に成り得る)に還れば、少子化問題も解決可能かもしれません。そこで、以上を踏まえてケインジアンとしての提言ですが、こうした公共投資(母子を守る社会民主主義的政策)の原資を徴税ではなくケインズ政策(財政法4条削除)で賄っては如何でしょうか?少子化対策として行うなら将来の人口ボーナスも安心材料となります。なお「男系主義や家制度の頸木」を外すには、まず皇室典範改正で象徴的に皇室から外すべきでしょう。    (文責:京都のS)

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