天皇陛下の異例のおことば「国民の理解が得られるものに」は全くなっていない「立法府の総意」なるものが法案化されようとしている事態において、高知新聞と琉球新報が社説を出しました。
自民などは養子案を「第一優先」と位置付けてきた。男系男子での伝統維持を重視する。一方で養子案には根強い慎重論がある。門地差別を禁じた憲法との兼ね合いや、一般国民として育ちながら皇族となることに国民の納得が得られるのかなどの指摘がある。
2005年の政府の有識者会議は、養子案は国民の理解や支持などから採用は困難との見方を示した。最近の世論調査でも、賛否はともに4割ほどと二分されている。
森英介衆院議長は、「養子となった男子に男の子が生まれれば、皇位継承権を持つ」と踏み込んだ発言をした。野党側の反発を受けて陳謝したが、国民に広く理解を得ようとする姿勢とは思えない。
(中略)
天皇陛下は皇族数確保の議論について、制度への言及は控えるとした上で、国民の理解が得られるものになることを望むと異例の言及をされた。総意には自民、中道など7党が賛成し、共産党などは反対した。参院野党第1党の立憲民主党は女性皇族の身分保持のみ賛成した。総意を広げる丁寧な対応が求められる。
「国民の理解」をキーワードに、特に
「養子の子を天皇にする」明確な皇位簒奪、
愛子天皇を阻む目的の養子案について疑義を呈し、
天皇陛下の御意向と国民の総意に沿って対応するよう
今年3度目の社説で求めた高知新聞。
「旧宮家の男系男子を養子に迎える案」に関しては、憲法が定める男女平等の原則、男女を問わない王位継承を認める海外の王室の動きに照らしても、時代に逆行していないか。皇位継承の在り方に関する議論をやり直すべきである。
旧宮家の男系男子を養子に迎える案に関連し、森英介衆院議長が、「養子となった男子に男の子が生まれれば、皇位継承権を持つ」と発言したことも、男系の皇位継承を絶対視するものであり、「男尊女卑」の批判は免れない。
自民と日本維新の会の連立合意書は「養子縁組を可能とし、皇統に属する男系男子を皇族にする」案を「第一優先」とし、皇室典範の改定を目指すとしている。2月の衆院選で生まれた巨大与党の意向が「立法府の総意」に大きく影響したのは間違いない。しかし、男系の皇位継承に固執する連立与党の姿勢は国民の支持を得られない。
(中略)
(欧州は性別を問わない「長子優先が主流」)日本の皇位継承を巡る議論でも男系男子継承に固執せず、世界の潮流、男女平等の観点を取り入れる柔軟な発想が求められる。このままでは日本の皇室は時代から取り残される。それは日本の国の在り方が時代遅れになることと同義だ。
皇族確保、皇位継承を巡る論議で女性皇族や旧宮家の子孫の人権を軽んずることがあってはならない。女性蔑視の観念が広がることも許すわけにはいかない。
女王が多数輩出されている欧州ご訪問に関連づけるように
男女問わず長子優先の潮流に逆行する与党の進める養子案が
「男尊女卑」で、人権を軽んじていると糾弾し、このままでは
皇室と日本の在り方が共に時代遅れになると
舌鋒鋭く断じた琉球新報。
天皇陛下のおことばに際して、素晴らしい社説をだした二紙の姿勢こそ
国会議員に突きつけたい、本当の尊皇心を示すもの。賛美します。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
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