皇族数確保策 問題の先送りに過ぎない【新潟日報】<社説>皇族の確保案/立法府の総意と言えるか【神戸新聞】 [社説]皇族数確保策 国民総意と言えるのか【沖縄タイムス】社説 皇族確保「立法府の総意」案 国民の理解得られるのか【中国新聞】【社説】皇族確保案 国民に広く理解されるか【西日本新聞】〈社説〉皇族の確保策 継承の議論からやり直せ【信濃毎日新聞】高知→北海道→熊本→徳島→山梨→福井→愛知・岐阜・三重・東京→鹿児島→北海道・佐賀・京都→福岡・愛媛→長野→岡山→高知→北海道・愛知・岐阜・三重・東京・熊本→新潟・兵庫・沖縄・広島・福岡・長野

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本日開催の全体会議に際し、新潟日報、神戸新聞、沖縄タイムス、中国新聞、西日本新聞、信濃毎日新聞が社説を出しました。

皇族数確保策 問題の先送りに過ぎない【新潟日報】

男系の伝統維持を重視する自民が制度恒久化を主張するのに対し、皇室典範が養子を禁じていることや、門地による差別を禁じた憲法14条との兼ね合いがある。
(中略)
軽率なのは、森議長が記者会見で「養子になった男子に男の子が生まれれば、皇位継承権を持つ」と発言したことである。
有識者会議の報告書は、皇位継承権の問題とは切り離している中道や公明党などが「立法府の総意案を超える内容だ」と反発したのも当然だ。
政府与党が、今国会中の皇室典範改正を目指す中で、火種は残ったままだ今後も不断の議論が欠かせない。

皇族数の確保と銘打った全体会議後の記者会見での軽率な発言・
「養子になった男子に男の子が生まれれば、皇位継承権を持つ」

新潟日報は、皇位継承にそのまま置き換えられる秀逸な社説も出しています。

養子案に賛同の7党会派にカウントされている
中道と公明までが反発するという火種は残ったままの状態で
今国会中の皇室典範の改定などせず、不断の議論を、
社説で求めた新潟日報。

<社説>皇族の確保案/立法府の総意と言えるか【神戸新聞】

皇室典範は政権や特定勢力の恣意(しい)的な介入を防ぐため、天皇や皇族の養子縁組を禁じる。小泉政権下で有識者会議がまとめた2005年報告書も「国民の支持が得られない」として養子案を否定した。今回も立憲民主党などは、養子案は「門地による差別」を禁じた憲法に反するとして慎重姿勢を崩さない。

それでも自民などが男系男子の皇位継承にこだわり、養子案を「第一優先」とするのはなぜか。国民への説明は不十分だ。

総意案で「養子は皇位継承資格を持たない」と慎重な制度を求めながら、会見で自民出身の森英介衆院議長は「養子の子が男子なら、皇位継承権を持つ」と踏み込んだ。反発は織り込み済みだろう。議論の積み重ねを軽んじる姿勢は看過できない

安定的な皇位継承策は積み残された。「国民の総意」を反映する議論の場を再構築しなければならない。

森議長の踏み込んだ発言への反発と、
議論の積み重ねを軽んじる姿勢を糺し、
「国民の総意」を反映する議論の場を再構築することを
社説で求めた神戸新聞。

[社説]皇族数確保策 国民総意と言えるのか【沖縄タイムス】

浮き上がってきたのは男系男子へのこだわりと課題の先送りだ。「国民の総意」から乖(かい)離(り)しているのではないか。
(中略)
男女平等の見地から女性皇族の身分保持は当然の流れだとしても、一つの家族で皇族と民間人という法的な権利や立場が異なることの不自然さは拭い切れない。

養子案にも疑問が渦巻く。憲法が定める「門地による差別の禁止」に抵触する恐れがあることだ。 
(中略)
森英介衆院議長(自民党)は、立法府の総意案を示した後の会見で「養子となった男子に男の子が生まれれば、皇位継承権を持つ」と踏み込んだ。
総意案には含まれない前のめりな発言で、野党の反発を招いたが、本音が透けて見えた場面でもある。 
(中略)
総意案とはいうものの、当日賛同を示したのは与党や中道改革連合など7党。多数派が「数の力」で押し切るような問題ではない
(中略)
今は封印されているが、小泉政権下の2005年、有識者会議が女性・女系天皇を容認する報告書を取りまとめたことがある。
共同通信が先月実施した世論調査では、女性天皇容認は83%に上った。

象徴天皇制は「国民の総意に基づく」ものである。国民の理解なくしては成り立たない。将来に向けて皇位継承策についても、先送りすることなく議論を深めるべきだ。

沖縄ライブの際には「沖縄論」に登場した社屋ビルを
聖地として眺めた沖縄タイムスは、
女性・女系天皇の議論まで示唆してくれました。

社説 皇族確保「立法府の総意」案 国民の理解得られるのか【中国新聞】

養子案は長い間一般国民だった人を特別扱いすることになる。憲法が定める「門地(家柄)による差別の禁止」に抵触する恐れがある。共同通信の5月の世論調査でも賛成43・7%、反対42・6%と評価が分かれた。

一方、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保つ案は賛成が73・9%を占めた。ただ、夫や子を皇族と認めないと一つの家族に皇族と一般国民が同居する形になり、混乱を招くことが見込まれる。総意案に言及はなく、問題を先送りにしたと言わざるを得ない。
(中略)
女性・女系天皇の可能性を含めた皇位継承策の議論に踏み込まなかったことも忘れてはならない。

国連の女性差別撤廃委員会は2年前、皇位継承を男系男子に限る皇室典範の規定の改正を勧告した。政府は「国の基本に関わる」と反発したが、共同通信の世論調査では女性天皇を認めることに83・0%が賛成している。

伝統を重んじることは大切だが、その中には男尊女卑の考えが潜んでいないか。伝統の言葉の前に、思考停止に陥ってはならない。立法府は女性・女系天皇の問題にも正面から取り組むべきだ。

国連の女性差別撤廃委員会の勧告と世論調査の結果を踏まえ、
全体会議に蔓延る男尊女卑の考えを指摘し、
立法府は女性・女系天皇の問題にも正面から取り組むべき
求めた中国新聞。

【社説】皇族確保案 国民に広く理解されるか【西日本新聞】

総意案の底流にあるのは、男系男子による皇位継承へのこだわりである
(中略)
養子案を巡り自民出身の森英介衆院議長は記者会見で、養子に男子が生まれれば皇位継承権を持つと述べた。
総意案は「養子本人は皇位継承権を持たない」とする内容にとどめている。総意案から逸脱した森氏の発言に、与党議員の本音が垣間見える。

各党派の合意を優先した結果、重要な論点は先送りされた。このまま皇室典範を改正しても、将来にわたる安定性を欠く。二つの案に反対を表明した党派もあり、立法府の総意とは言い難い。
改めて皇位継承について正面から論じる必要がある。
皇室典範は男性だけに皇位継承権を認めている。天皇陛下の次世代で皇位継承権を持つのは、秋篠宮家の長男悠仁さま1人だ。この状況を放置してはならない。
女性・女系天皇を論点から排除すべきではない。最新の世論調査でも、女性・女系天皇への受け止めは賛成が多数を占める。
憲法は皇族を代表する天皇の地位について「国民の総意に基づく」と定める。皇族もまた、国民に親しまれ、支持される存在でありたい。
皇室のありようは伝統を重んじるとともに、今日の国民世論や価値観を基盤とすべきではないか。立法府はさらに議論を深めてもらいたい。

ドチャック麻生氏の地元・福岡のブロック紙は、
今年二度目の社説で、男系男子による皇位継承へのこだわりを諫め、
今日の国民世論や価値観を基盤とすべきと提言しました。

〈社説〉皇族の確保策 継承の議論からやり直せ【信濃毎日新聞】

1947年に皇籍離脱した旧11宮家と皇室は、共通の祖先が約600年さかのぼる。国民が皇族として受け入れることができるのか。一般国民に血筋を理由に皇族の身分を与えるのは、門地(家柄)による差別を禁じた憲法14条に抵触する疑念も拭えない。
(中略)
森英介衆院議長は記者会見で「養子に男の子が生まれれば、皇位継承権を持つ」と述べた。野党の反発で事実上訂正したものの、自民党は「養子縁組後に生まれた男子は資格を有する」と主張している。養子を容認すれば、将来の皇位継承のあり方に影響を与える可能性は高い。
そもそも、養子案が女性、女系天皇の可能性を否定するために発案されたことに注視すべきだ。
(中略)
自民党などが想定するのは、皇族にとどまる女性皇族の子は皇位継承権を持たず、養子の子には資格がある、という皇族の姿だ。多くの世論調査では女性・女系天皇の容認は約8割を占める。男系男子への固執は、国民の総意に基づく象徴たり得るのか。養子案を容認するのは看過できない

一連の混乱は皇位継承問題を先送りにしたことが原因だ。まず最初に時間をかけて皇位継承策について議論するべきである。皇族確保が喫緊の課題なら、女性皇族が婚姻後も皇族にとどまることのみ優先して決めればいい。現在の議論は入り口から間違えている。やり直しを求める

そもそも、養子案が女性、女系天皇の可能性を否定するために発案されたことに注視
自民党などが想定するのは、皇族にとどまる女性皇族の子は皇位継承権を持たず、養子の子には資格がある、という皇族の姿
現在の議論は入り口から間違えている。やり直しを求める
舌鋒鋭く、養子案の本質を突き、今年の二度目の社説で
全体会議を全否定した信濃毎日新聞。

「立法府の総意」案が「了承」されようとする本日、
全体会議の在り方そのものに疑義を呈した社説を
6つの新聞が掲げているのは、壮観。賛美しかありません。

これで社説リレーは、新潟、兵庫、沖縄、広島まで繋がり、
21都道府県まで広がりました。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

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2026年6月10日 新潟日報神戸新聞・沖縄タイムス・中国新聞・西日本新聞信濃毎日新聞

2 件のコメント

    daigo

    2026年6月10日

    新潟新聞・神戸新聞・沖縄タイムス・西日本新聞・信濃毎日新聞にも感謝のメッセージと一緒に意見投稿もしました。

    daigo

    2026年6月10日

    中国新聞に意見投稿しました!

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