
大河「べらぼう」では蔦屋耕書堂の快進撃が続きます。朋誠堂喜三二(尾身としのり)が著し蔦屋重三郎(横浜流星)が刊行した『見徳一炊夢』が、文化人・大田南畝(桐谷健太)による絵草紙評判記『菊寿草』で最高評価を受けたので、南畝邸に挨拶に伺うと狂歌会に誘われました。また、画風を既存絵師に似せて描ける喜多川歌麿(染谷将太)の特殊能力により、西村屋(西村まさ彦)に奪われた『雛形若菜』(吉原の遊女の呉服グラビア:絵は鳥居清長)に対抗して『雛形若葉』を出すと妓楼の主たちは次々と安い耕書堂版に乗り換えました。そして元大黒屋女将りつ(安達祐実)の協力で情報更新に来た小泉忠五郎(芹澤興人)に古い情報を教えて西村屋版『吉原細見』(吉原ガイドブック)を潰しました。さらに岩戸屋源八(中井和哉)を抱き込んで本屋仲間の結束に亀裂を入れ、吉原者と差別されていた蔦重は市中の本屋と取引する権利を勝ち取りました。
一方の江戸城では10代家治(眞島秀和)が一橋家当主・治済(生田斗真)の嫡男・豊千代(長尾翼)を養子に迎えますが、治済と大崎(豊千代の元乳母・知保の侍女:映美くらら)の陰謀により、法蓮院(田安賢丸と種姫の生母:花總まり)・松平定信(田安家から白河藩主に養子入り:寺田心)・知保(高梨臨)らの怒りが全て田沼意次(渡辺謙)に集中するように図られ、中央政界は不穏さを増していました。
さて、上記の狂歌会には四方赤良(大田南畝の狂名)・元木網(ジェームズ小野田)・智恵内子(水樹奈々)・朱楽菅江(浜中文一)・蔦唐丸(蔦重の狂名)以外に平秩東作(後に蝦夷滞在記『東遊記』を著す:木村了)や土山宗次郎(後に誰袖花魁を身請けする勘定組頭・狂名=軽少ならん:柳俊太郎)も顔を出し、いよいよ蝦夷地を巡る諜報戦と吉原に接点が出来、田沼政権崩壊の余波が吉原を巻き込む素地が出来てきました。
ところで、大田南畝は「何でもかんでも目出てえ」「了見一つで何でも目出度くなる」と只管ポジティブですが、この姿勢は現代の我々も見習わなければなりません。「政府広報紙」と揶揄されてきた読売新聞ですら皇統の女系公認に舵を切ったとしか思えない特集を組んだため、男系新聞は狂い、他の紙誌やテレビは後に続きやすくなっています。この「目出度さ」を確信的なものにするためにも我々は動きを加速させていきましょう。
文責:京都のS
9 件のコメント
京都のS
2025年5月28日
そうそう、「べらぼう」には『赤蝦夷風説考』を著した工藤平助(おかやまはじめ)も登場しました。大注目の男です。田沼が蝦夷調査隊を送り込む切っ掛けとなります。
※参照:( https://aiko-sama.com/archives/53796 )
京都のS
2025年5月28日
ジョージ様、※ありがとうございます。いよいよ「べらぼう」なことが起こってきましたね。楽しいですね。
楽しさの中にも不穏な展開を混ぜるのが森下脚本の魅力です。不穏の種は蝦夷地ネタです。プーチンが膠着したウクライナから「ルック・イースト」したら、日本はヤバいよ~と示唆しているかのようです。2年後の「逆賊の幕臣」は日露戦争にも繋がっていく話(東郷平八郎が「日本海海戦に勝てたのは小栗上野介が横須賀造船所をつくってくれたお陰」と言った)です。
京都のS
2025年5月28日
枯れ尾花様、※ありがとうございます。蔦重は江戸の「コンテンツビジネスの風雲児」ですが、現代の「クリエイターの風雲児」は”よしりん”ですよね。「おぼっちゃまくん」で以てインドの子供たちの心を耕しています。その照り返しが日本に届いたら、きっと目出てぇことになりますね。愛子皇太子の誕生というゴールも仄見えてきました。それは岩戸開き以来の目出てぇとこになるはずです。蔦重を地本問屋仲間(鶴屋・西村屋…)の頸木から解き放ったのは岩戸屋源八(中井和哉)でしたが、「岩戸屋」という名は何だか象徴的ですね。
京都のS
2025年5月28日
天皇陛下が東京国立博物館(上野)で開催中の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を鑑賞されたそうです( https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E9%99%9B%E4%B8%8B-%E3%81%B9%E3%82%89%E3%81%BC%E3%81%86-%E4%B8%BB%E4%BA%BA%E5%85%AC-%E8%94%A6%E5%B1%8B%E9%87%8D%E4%B8%89%E9%83%8E%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%B1%95%E9%91%91%E8%B3%9E-%E6%B5%AE%E4%B8%96%E7%B5%B5%E5%89%8D%E3%81%AB-%E6%8F%8F%E3%81%8D%E6%96%B9%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%81%AF-%E3%81%A8%E5%B0%8B%E3%81%AD%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B/ar-AA1Fz3RY?ocid=BingNewsSerp )。
「べらぼう」そのものも、ご一家で鑑賞されている可能性が高うと言えます。
あしたのジョージ
2025年5月27日
また面白い登場人物が出てきましたね~
大田南畝というんですか、全く知りませんでしたが。🥴
次から次へと面白い登場人物が出てくるので、べらぼうは飽きませんね~🤔
この間の読売新聞の振り切った提言のインパクトも凄かったみたいですね~
男系派や産経新聞の取り乱した様子は笑ってしまいますね~
この影響だと思いますが、テレビ朝日でもこの間の全体会議のおかしさを取り上げていました。
世の中の空気は女性天皇賛成に変わりつつあります。
いや、もう変わっています。
男系派にべらぼうめ〜と大きな声で言ってやりましょう!!🤗
枯れ尾花
2025年5月27日
太田→大田でした。
枯れ尾花
2025年5月27日
またまた興味深い人物が登場してきましたね。太田南畝という文化人ですか、知らんかった~。狂歌・・・いいですねぇ。和歌というものは私にとっては少々品が良すぎてその世界には入っていけないなあという感じなのですが、狂歌は私の感性にビビッと響くものがありますね。現代にも連(狂歌の会)なんてものはあるのでしょうか、あれば是非、覗いてみたいです。
蔦重は浮世絵、戯作、細見、往来物そして狂歌と様々なジャンルの書に手を広げ正に勢いに乗っていますが、このように書物による文化は人々の精神をほんと豊かにしてくれますね。
文化はその国民の心を豊かにしてくれる、政は国民を正しく導いてくれる、そして皇室はその国民の尊厳を守って下さる・・・いや~この国は目出度いなあ~♪(な、はずなんですけどね)
京都のS
2025年5月27日
「べらぼう」要素なら以下もでした。
・「大切な価値を未来に残すには因習の排除が不可欠」( https://aiko-sama.com/archives/55521 )
京都のS
2025年5月27日
掲載ありがとうございました。「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」や吉原の要素を含むブログは以下です。
・「『べらぼう』が始まった今だから言っておきたい平賀源内異聞」( https://aiko-sama.com/archives/48334 )
・「『光る君へ』と『べらぼう』を繋ぐレイラインと愛子天皇への道」( https://aiko-sama.com/archives/49128 )
・「『血のスペア』という非人道的システム」( https://aiko-sama.com/archives/49347 )
・「『○○売れ』とは『景気の気』」( https://aiko-sama.com/archives/50040 )
・「正しい改革も楽しませながら訴える時代だから」( https://aiko-sama.com/archives/50174 )
・「血統書付きのホシュを今すぐ終焉させよ!」( https://aiko-sama.com/archives/50602 )
・「皇室で飯食ってる奴が皇統断絶推進ってどういう了見だ!?」( https://aiko-sama.com/archives/50851 )
。「愛子様は127代目として即位していただくべきでありんせんか?」( https://aiko-sama.com/archives/51467 )
・「女性皇族を地獄に置き続けたがる人非人こそ地獄へ落ちよ!」( https://aiko-sama.com/archives/51677 )
・「大切なものはパトリオットにしか守れない!」( https://aiko-sama.com/archives/52091 )
・「時代遅れの価値観が時処位に適うこともある」( https://aiko-sama.com/archives/52390 )
・「小さな柵や対立も吹き飛ばすほど大きな風を起こそう!」( https://aiko-sama.com/archives/52504 )
・「弱者権力もルッキズム批判も排し、書で以て世を耕そう!」( https://aiko-sama.com/archives/52814 )
・「皇室という光を消す男系固執派こそ『世間の外』だと知らしめよ!」( https://aiko-sama.com/archives/53108 )
・「ナショナリスト同士なら話は通じるはずだが?」( https://aiko-sama.com/archives/53490 )
・「天才が真相に肉薄した稀代の作品を携えて進もう!」( https://aiko-sama.com/archives/53930 )
・「身近に感じられるからこそ素朴な尊皇心が育まれる」( https://aiko-sama.com/archives/54451 )
・「精神疾患に追い込む凄惨な扱いは今すぐ止めよ!」( https://aiko-sama.com/archives/54725 )
・「巡る因果は恨みより恩!~国民と触れ合った戦後の皇室」( https://aiko-sama.com/archives/55257 )
・「野暮天としての男系固執派は己のカッコ悪さに気付こう!」( https://aiko-sama.com/archives/55150 )
・「『光る君へ』から皇族女子の生き辛さを思う 2nd season」( https://aiko-sama.com/archives/37751 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 11th season」( https://aiko-sama.com/archives/46948 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 15th season」( https://aiko-sama.com/archives/48744 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 17th season」( https://aiko-sama.com/archives/50633 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 18th season」( https://aiko-sama.com/archives/51972 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 22nd season」( https://aiko-sama.com/archives/53796 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 25th season」( https://aiko-sama.com/archives/54670 )