社説 改正皇室典範 ごり押しの成立、禍根残した【中国新聞】【社説】皇室典範改正 国民の総意とは言えない【西日本新聞】養子巡る議論をやり直せ/改正皇室典範が成立【東奥日報】改正皇室典範成立 皇位継承は一から議論を【新潟日報】〈社説〉改定典範の成立 国民総意に背く男系固執【信濃毎日新聞】<社説>皇室典範改正/「国民の総意」とは程遠い【神戸新聞】皇室典範の改正 「国民の総意」と言えるか【山陽新聞】論説 皇室典範改正 改めて議論を尽くせ【山陰中央新報】皇室典範改正【宮崎日日新聞】

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愛子さま排除法・可決に際し、中国新聞、西日本新聞、東欧日報、新潟日報、信濃毎日新聞、神戸新聞、山陽新聞、山陰中央新報、宮崎日日新聞も社説を出しました。本日は19紙もの新聞が社説リレーに参加したことになります。

社説 改正皇室典範 ごり押しの成立、禍根残した【中国新聞】

高市政権の本音は「男系男子」の維持に固執し、女性・女系天皇の議論を封じることではないのか。自民党の保守派がこの改正を強く後押ししたが、中心が麻生太郎副総裁である。養子受け入れの候補の一つとなる三笠宮寛仁親王妃家の信子さまの兄であることが国会で指摘された。皇族への養子と政治的な思惑は本当に無関係なのだろうか。

要はこれからだ。改正皇室典範の衆参の付帯決議は安定的な皇位継承への方策を「引き続き、検討する」とした。付則も「必要がある場合は30年ごとに見直す」と記すが、何も30年待つことはない。

一部の政治家の意向に振り回される国会だけに任せず、国民の声を広く集めて議論を一からやり直す場が、すぐにも求められよう。養子の是非に加え、選択肢として女性・女系天皇を排除する必要はない。場合によっては典範の再改正も辞すべきではない。

政権の本音と麻生氏の思惑を鋭く指摘し、
もはや政治家に任せず、国民の声を集めた議論のやり直しによって
女性・女系天皇、すなわち愛子天皇を実現する
皇室典範の再改正を求めた中国新聞。

【社説】皇室典範改正 国民の総意とは言えない【西日本新聞】

最大の問題点は、旧宮家の男系男子を皇族の養子に迎える規定ができ、その子や孫が男性であれば皇位継承資格を持つことである。

一般国民だった男性の子が天皇になる道が開ける。皇位継承にこれほど重大な変更が加えられるのに、衆参両院の審議はそれぞれ3時間程度だった。あまりにも拙速だ。

養子の子の皇位継承権は、衆参両院の正副議長が与野党協議を基に取りまとめた「立法府の総意」にはなかった。政府が法案を作成する段階で潜り込ませた形だ。

参院の審議で木原稔官房長官が、立法府の総意に「忠実に法案を作った」と答弁したのはごまかしである。
(中略)
上皇さまの退位特例法はほぼ全会一致だった。今回は参院で野党第1党の立憲民主党などが反対し、賛成した議員は7割台にとどまる。衆院では賛成した政党から採決を欠席、退席する議員が出た。

立法府の総意は崩れた。改正内容が国民の総意と懸け離れているのも明らかだ。

皇族の確保と安定的な皇位継承を改めて、一体的に検討することを国会に求めたい。世論調査で賛成割合が高い女性・女系天皇の議論は避けて通れない。

象徴天皇制は戦後の長い時間をかけて国民に定着した。皇族は国民に寄り添う活動に努め、信頼と親近感を高めている。皇室の将来像は国民の総意と呼ぶにふさわしいものにすべきだ。

一般国民だった男性の子が天皇になる道
たった3時間で決まってしまったと喝破し、
国民の総意と呼ぶにふさわしい皇室の将来像は
女性・女系天皇、すなわち愛子天皇への道であると
ドチャック・麻生氏の地元で示唆した西日本新聞。

改正皇室典範成立 皇位継承は一から議論を【新潟日報】

国会審議に納得した国民がどれだけいただろう。国家の根幹に深く関わる皇室典範が、時の政権の意向を強く反映した形で、わずかな審議時間だけで改正に至ったことに、強い失望を抱く。

皇位継承は、天皇を「国と国民統合の象徴」と定める憲法の理念に沿い、国民の総意に基づくものでなくてはならない。国会は一から議論をやり直すべきである。
(中略)
審議では、野党が女性天皇の是非や女性宮家創設の検討を付帯決議に盛り込むよう求めたものの、自民党が拒否し、男系男子の継承方針が堅持された。

しかし、男系男子の皇位継承を規定することは、男性皇族と結婚する女性に男子を産むことを強いることになり、引き続き、計り知れない重圧を負わせる。

皇室が時代遅れになり、国民の意識とかけ離れる危惧がある。男系男子の継承が安定的と言えないことは現状を見れば明らかだ。

衆参各院は、皇位継承策を引き続き検討するとの付帯決議を採択した。国会は、時を置かずに検討を始めるべきである。

国会審議に納得した国民がどれだけいただろう
強い失望 計り知れない重圧とパワーワードで
愛子天皇を自然に求めている民意を代弁し、
時を置かずに検討を始めるべきと断じた新潟日報。

〈社説〉改定典範の成立 国民総意に背く男系固執【信濃毎日新聞】

改定法は与野党が目指した「立法府の総意」にも、憲法が天皇の地位が基づくと規定する「国民の総意」にも沿っていない。強引に成立させた政府と与党、賛成した野党の国会運営は看過できない。

政府は審議の中で、皇位継承策や女性皇族の配偶者や子どもの身分などについて「(改定法が)将来の検討を先取りして縛る趣旨ではない」と答弁した。国会は女性・女系天皇の可能性も含め、国民の総意に基づく継承策の議論を早急に始めるべきである。

典範が天皇や皇族が養子を迎えることを認めていなかったのは、政治的思惑で皇統が乱れることを防ぐためだ。改定法には恣意(しい)的運用を排除する規定はなく、透明性を確保する手続きは今後、宮内庁が検討する。養子選定が政治的な思惑に左右されれば、皇室に対する信頼を損なう。

木原稔官房長官は、養子と養親の縁は「双方の自由な意思に基づき行われ、恣意的要素には当たらないと想定している」と答弁しているものの、現時点で何も担保されていない。手続きを徹底して透明化し、説明することを求める。

「立法府の総意」なるものさえも、「国民の総意」にも沿わない
愛子さま排除法案を強引に成立させた国会運営を弾劾し、
徹底的な透明化に耐えられるはずのない
「養子の子を天皇に」する思惑を封じる提言を行った信濃毎日新聞。

<社説>皇室典範改正/「国民の総意」とは程遠い【神戸新聞】

憲法は象徴天皇の地位を「国民の総意に基づく」「世襲」と定める。現天皇と36~38親等も離れた養子子孫が皇位継承資格を持つ一方で、天皇の子である女性皇族やその子に資格を与えない改正典範に違和感を抱く国民は少なくないだろう。

象徴天皇制の根幹を揺るがす改正にもかかわらず、審議は衆参で計10時間程度にとどまった。数の力で強引に成立を図った与党の暴挙は厳しく批判されるべきだが、衆院野党第1党の中道改革連合の動きも理解し難い。養子案を問題視しながら採決では賛成に回った。政府の暴走を追認したに等しい。

女性皇族の身分保持については大半の党派が賛同した。しかし女性皇族を男性皇族と同列と見なさないかのような規定は、男女平等が自明となった国民意識の変化に逆行し、皇族数の確保に寄与するかも不明だ。

男系男子にこだわる限り皇位継承の安定性は望めない。付帯決議は安定的な皇位継承策を引き続き検討すると盛り込んだ。与野党は手遅れになる前に、弊害の多い改正典範の見直し、撤回に向け議論を尽くすべきだ。

38親等の養子の子は天皇になれる一方、
1親等の愛子さまも愛子さまのお子さまも天皇になっていただけない
典範など、違和感しかないと批判した上で
政府の暴走を許した中道も非難し、
男系男子にこだわる限り皇位継承の安定性は望めない
改定案の撤回の議論を促した神戸新聞。

皇室典範の改正 「国民の総意」と言えるか【山陽新聞】

(「立法府の総意」は意見の分かれる皇位継承は切り離す方針だった)ところが政府案には、旧宮家出身の養子の男系子孫に皇位継承資格を認め、結婚した女性皇族の夫と子の身分を一般国民とすることが盛り込まれた。いずれも立法府の総意になかった内容であり「だまし討ち」との批判は免れないのではないか。

共同通信社の世論調査では、養子案への賛否は拮抗(きっこう)している。一部の家系の男子だけを養子の対象とする制度は、門地(家柄)による差別を禁じた憲法14条に反するとの指摘もある。一般国民として暮らしてきた人が突然皇族となり、その子孫が将来の天皇となり得る制度を多くの国民が受け入れられるか、疑問が残る。実際に養子として皇室に入る人がいるのかなど縁組の手続きも見通せない。

憲法1条は、天皇の地位は「日本国民の総意に基づく」と定める。今回の改正で政府は「皇位は男系が継承してきた」という伝統にこだわる一方、女性・女系天皇や女性宮家の創設を求める声には正面から向き合おうとしなかった。幅広い国民の理解を得る努力が尽くされたとは、とても言い難い

改正典範には、今後も必要に応じて検討を加えるといった付則が設けられている。見解の分かれる課題については引き続き議論を重ね、国民の合意形成に努めるべきだ。

「養子の子を天皇に」して「夫と子は皇族にしない」のは
「だまし討ち」と断じ、憲法違反の制度が、
国民の理解も立法事実もないことを指摘し、
引き続きの議論を要請した山陽新聞。

論説 皇室典範改正 改めて議論を尽くせ【山陰中央新報】

改正皇室典範が成立した。一般男性と結婚した女性皇族は皇族の身分を離れるとする規定を削除し、身分を保持できるようにした。加えて新たに規定を設け、1947年に皇籍を離れた旧11宮家から15歳以上で配偶者と子のいない男系男子を養子として皇族に迎え、養子の子が男性なら皇位..

タイトルと冒頭の文章からは、やはり
「養子の子を天皇に」する法を撤回し、
議論のやり直しを求めたことが伺える山陰中央新報。

皇室典範改正【宮崎日日新聞】

改正皇室典範が成立した。一般男性と結婚した女性皇族は身分を保持できるようにした。加えて旧11宮家から15歳以上で配偶者と子のいない男系男子を養子として皇族に迎え、養子の子が男性なら皇位継承資格を持つと定めた。だが問題が多すぎる。

山陰中央新報と同内容で、
皇室典範をめぐる動向に問題が多すぎると
今年二度目の社説で報じた宮崎日日新聞。

養子巡る議論をやり直せ/改正皇室典範が成立【東奥日報】

先に全13党派が参加した全体会議で政府から改正要綱が示され、野党は養子の子は継承資格を持つのかとただした。政府の担当者は「皇室典範の解釈通り」と説明。資格の有無を明確にせず、要綱は了承された。解釈を丁寧に説明すれば議論が紛糾することも予想され、あえて明言を避けたとみられている。姑息(こそく)なやり方と言うほかない。

総意も世論も顧みられなかったこのままでは象徴天皇制を支え切れないだろう。国会への信頼も損なう。いずれ皇位の安定継承に向け女性・女系天皇を容認するかどうかなどを話し合わなくてはならない。その中で養子を巡る議論を一からやり直すべきだ。
(中略)

女性皇族の配偶者と子の身分についても曖昧にされていたが、後になって政府は一般男性と結婚した女性皇族に住民基本台帳法を適用すると規定した典範改正案を提示。配偶者と子は皇室の戸籍に当たる皇統譜に記載されず、皇族にならないと明確にした。養子の子の継承資格と同じように、その時々の議論に必要な情報を提供しなかった。

女系天皇の可能性を閉ざすためなら、なりふり構わない自民によって議論が随所でゆがめられたことを忘れてはならないだろう。拭い難い不信を残した。宮内庁によれば、旧宮家の男系男子と天皇陛下との間には「36~38親等」の隔たりがある。限りなく遠い血縁に頼るしかないのか、女性・女系天皇は選択肢にならないのか。改めて議論を尽くす必要があろう。

「養子の子を天皇に」も「夫と子は皇族にしない」も
その時々の議論に必要な情報を提供しない状態で
総意も世論も顧みない法案が可決したことに憤り
議論の一からのやり直しを求めた東奥日報。
(山陰中央新報と宮崎日日新聞は同内容)

日本の根幹をゆるがす事態を、
国民に正しく伝える公器としての役割を果たした
19紙に感謝します。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

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社説リレーは、36/47都道府県に広がりました。

③長野7回(信濃毎日新聞)⑫沖縄7回(沖縄タイムス・琉球新報)
②北海道6回(北海道新聞))①高知6回(高知新聞)
④⑤⑥⑦愛知・岐阜・三重・東京5回(中日・東京新聞)
⑪鹿児島4回(南日本新聞)⑩熊本4回(熊本日日新聞)
⑨福岡4回(西日本新聞)⑧岡山4回(山陽新聞)⑯新潟4回(新潟日報)
⑳㉞広島・山口4回(中国新聞)⑱京都3回(京都新聞)⑲兵庫3回(神戸新聞)
㉑徳島3回(徳島新聞)㉓㉔島根・鳥取3回(山陰中央新報)
㉖佐賀2回(佐賀新聞)㉗富山2回(北日本新聞)
㉕大分2回(大分合同新聞)⑬山形2回(山形新聞)
⑮山梨2回(山梨日日新聞)⑭宮城2回(河北新報)㉛宮崎2回(宮崎日日新聞)
㉒愛媛2回(愛媛新聞)㉙石川2回(北國新聞)㉝青森2回(陸奥新報・東奥日報)
⑰福井(福井新聞)㉘群馬(上毛新聞)㉚秋田(秋田魁新報)
㉜岩手(岩手日報)㉟神奈川(神奈川新聞)㊱静岡(静岡新聞)

日経新聞7回 朝日新聞10回 読売新聞8回 毎日新聞8回

2026年3月20日 日経新聞

2026年4月14日 高知新聞 4月15日朝日新聞

2026年4月16日 読売新聞

2026年4月16日 毎日新聞

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2026年4月19日 徳島新聞

2026年4月20日 山梨日日新聞

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2026年5月2日 中日新聞・東京新聞

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2026年5月12日 朝日新聞

2026年5月13日 毎日新聞

2026年5月17日 読売新聞

2026年5月19日 北海道新聞・佐賀新聞

2026年5月19日 京都新聞

2026年5月20日 西日本新聞

2026年5月20日 愛媛新聞

2026年5月23日 信濃毎日新聞

2026年5月24日 日経新聞

2026年5月26日 山陽新聞

2026年5月31日 高知新聞

2026年6月9日 読売新聞

2026年6月9日 朝日新聞

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2026年6月13日 高知新聞・琉球新報

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4 件のコメント

    れいにゃん

    2026年7月18日

    まいこさん、失礼しました。もう一つの社説紹介ブログを見逃してました。
    今朝行った、眼科の待合室には讀賣、朝日、日経、高知、産経が置かれていて、圧巻でした。そんなまい子さんも目が回る忙しさの中、お返事ありがとうございます。

    まいこ

    2026年7月18日

    daigoさん、いつも隈なく意見投稿いただきありがとうございます。

    れいにゃんさん、情報ありがとうございます。
    高知新聞については、もう一つの投稿で掲載しています。
    https://aiko-sama.com/archives/74976
    本日は19紙も社説が出たので、二つに分けました。嬉しい悲鳴です。

    中日新聞も5面に渡って大々的に報じていました。すっかり
    「愛子さま排除法」であることが世に知れ渡りましたね。
    新聞の力が、いよいよ発揮されるときです。

    れいにゃん

    2026年7月18日

    まいこさん、いつもありがとうございます。
    2026.07.18 05:00
    高知新新聞も社説で取り上げていました。
    【改正皇室典範】男系維持へ「総意」逸脱
    https://www.kochinews.co.jp/article/detail/1026177

    叉、14日㈫の紙面に、共同通信編集委員の三井潔氏の評論「象徴天皇像ゆがむ懸念」という記事が掲載されました。検索したところ、11日に同様の記事が、沖縄タイムス、静岡新聞、山陽新聞、佐賀新聞に掲載されていたようです。前半が官邸幹部の本音、後半が元宮内庁幹部の危機感という構成でした。他紙にも紙面に掲載していた可能性がありますね。

    daigo

    2026年7月18日

    中国新聞、山陽新聞、神戸新聞、東奥日報、西日本新聞、新潟日報、山陰中央新報、宮崎日日新聞、信濃毎日新聞に感謝と応援メッセージを意見投稿と一緒に送りました。

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