
「保守」という言葉の対義語は2つ有るのかもしれません。それは「革命」と「固執」だと筆者は考えます。一般に(真正)保守の態度とは、対立する価値の間で選択を迫られた場合に状況(時処位)に応じてバランス(平衡)を取る態度だと思われますが、刻々と変わる状況下でバランスを取り続けることには常に緊張感が付きまとい、ある時点での立ち位置や態度を決定するには相当な覚悟を要します。従来の方法が上手くいかなくなった時に楽をしたい人には2つ選択肢が有ります。それは従来の方法を堅持する行き方と急激に真逆へ方針転換する行き方です。前者が固執、後者が革命です。
さて、表題に使用した「中二病」とは中学2年生を中心とした数年間に観察される自意識過剰な精神状態を指し、その原動力は主に第二次性徴期のリビドーかもしれません。発症者には自己顕示欲や承認欲求を動機とする極端な言動が見られ、多くは後に黒歴史と化します。また誇大妄想(選民思想)と被害妄想(自虐思考)の両極端に振れやすいのも特徴です。であれば中二病を引きずる人物は、自己肯定感のままに従来の価値観や方法に固執(自称保守)するか、逆に自虐思考に囚われたまま急進的改革や革命に走る(左翼)かに分岐するはずです。
ここで経済問題を例に取ると、中二病患者は「フリードマン(新自由主義)←ハイエク←→ケインズ→マルクス(共産主義)」というグラデーションの中で「マルクスorフリードマン」という極端な二択となり、皇位継承問題では「革命(天皇制終了)←女系公認→男系固執(皇統自然消滅)」というグラデーションの中で「革命or男系固執」という極端な二択となります。戦後日本は、経済問題では概ねハイエクとケインズの間で平衡を取る穏健な行き方(真正保守)で来ましたが、バブル崩壊で自信を無くしてからは政府がフリードマン側(極左)へ急旋回し、左派がマルクス側(極左)への固執を強めました。皇位継承問題では90%の国民が女系公認(真正保守)にも拘らず永田町は革命派(極左)を仮想敵としたまま男系固執(極左)を貫いて皇室を滅ぼしつつあります。
永田町の住人は多くが中二病患者ですが、マシな患者と末期患者を鑑別して病巣除去に努めるべきです。そう、例え日本人ファースト(選民&被害妄想)を唱える人でも、男系派総帥(竹田恒泰氏)からの圧力に負けず「女性天皇賛成」を公言できる人(神谷宗幣氏)なら期待できましょう。
文責:京都のS
6 件のコメント
京都のS
2025年8月10日
本論はケインジアン男系派のついでにネオリベ緊縮派も斬るシリーズの第37弾として予定していたものなので、一応いつものをリンクしておきます。
第1弾~第36弾は以下です。
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する!1st season」( https://aiko-sama.com/archives/36871 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する!2nd season」( https://aiko-sama.com/archives/37083 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する!3rd season」( https://aiko-sama.com/archives/38400 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する!4th season」( https://aiko-sama.com/archives/42223 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 5th season」( https://aiko-sama.com/archives/43664 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 6th season」( https://aiko-sama.com/archives/46020 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 7th season」( https://aiko-sama.com/archives/46118 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 8th season」( https://aiko-sama.com/archives/46543 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 9th season」( https://aiko-sama.com/archives/46734 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 10th season」( https://aiko-sama.com/archives/46928 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 11th season」( https://aiko-sama.com/archives/46948 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 12th season」( https://aiko-sama.com/archives/47573 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 13th season」( https://aiko-sama.com/archives/47597 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 14th season」( https://aiko-sama.com/archives/48337 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 15th season」( https://aiko-sama.com/archives/48744 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 16th season」( https://aiko-sama.com/archives/50146 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 17th season」( https://aiko-sama.com/archives/50633 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 18th season」( https://aiko-sama.com/archives/51972 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 19th season」( https://aiko-sama.com/archives/52872 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 20th season」( https://aiko-sama.com/archives/53304 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 21st season」( https://aiko-sama.com/archives/53746 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 22nd season」( https://aiko-sama.com/archives/53796 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 23rd season」( https://aiko-sama.com/archives/53979 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 24th season」( https://aiko-sama.com/archives/54238 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 25th season」( https://aiko-sama.com/archives/54670 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 26th season」( https://aiko-sama.com/archives/54677 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 27th season」( https://aiko-sama.com/archives/55913 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 28th season」( https://aiko-sama.com/archives/56530 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 29th season」( https://aiko-sama.com/archives/56568 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 30th season」( https://aiko-sama.com/archives/56733 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 31st season」( https://aiko-sama.com/archives/57062 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 32nd season」( https://aiko-sama.com/archives/57766 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 33rd season」( https://aiko-sama.com/archives/57929 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 34th season」( https://aiko-sama.com/archives/58076 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 35th season」( https://aiko-sama.com/archives/58236 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 36th season」( https://aiko-sama.com/archives/58749 )
他にケインズ主義について書いた記事は以下です。
・「インペリアル・グローバリズムという悪夢2」( https://aiko-sama.com/archives/33381 )
・「時処位の変化と制度改革」( https://aiko-sama.com/archives/32084 )
・「歴史から自由になった日本人民は皇室を戴けるか?(下)」( https://aiko-sama.com/archives/22681 )
・「権力者・愛子天皇の治世を仮想してみれば…」( https://aiko-sama.com/archives/22571 )
・「齟齬が生じたなら万難を排して改めよ!」( https://aiko-sama.com/archives/34107 )
・「思想マトリックスに皇統問題を加味してみた(表)」( https://aiko-sama.com/archives/29761 )
・「博愛と競合の間(余)~圧倒的に節度が足りない!」( https://aiko-sama.com/archives/37381 )
・「合理と感情の間~良識なき言論人を葬送せよ!」( https://aiko-sama.com/archives/38156 )
京都のS
2025年8月9日
ジョージ様、※ありがとうございます。おそらく、「中二病←→大人」の軸と「ダンケーカルト←→女系公認」の軸は完全に別ですから、中二病の双系派はいるでしょうし、大人のダンケーカルトも探せばいると思われます。それからサブカルに嵌って抜けられない人が中二病だとも思いません。ダンケーカルトについては、大人なら諭し、中二病なら排除の方向が原則だろうと考えます。
あしたのジョージ
2025年8月9日
私もおそらく未だに中二病だと思います。
中二ぐらいから勉強についていけずに今でいうサブカルチャーやプラモデルに没頭し過ぎて色んなものの見方が偏りました。
私と真逆のような勉強が出来て行動的で社交性もあって性格も悪くないような人達でもカルトに嵌ってしまう人達がけっこういるなぁ〜とつくづく思っています。
むしろ私のような勉強が出来なくて行動的じゃなく社交性も低いのにダンケーカルトにならずに済んだ人達もけっこういるのかなぁ〜
勉強って難しいなぁ〜
勉強した方が良いとは思っていますが、し過ぎておかしくなる人達もけっこういるなぁ〜と思っています。🤔
まとまりがないコメントですいませんでした。🙏
惑星キョートのパダワンS
2025年8月9日
突撃様、※ありがとうございます。中二病患者ではない国会議員は居るのか?と考えると頭を抱えてしまいますが、山尾志桜里氏は中二病ではない大人です。でも山尾氏は敗れ、国政に戻れませんでした。そういう状況下で平衡を取るには、神谷宗幣氏を双系派に変えることで、フォースにバランスをもたらすしか道が無いように思われるのです。
突撃一番
2025年8月8日
他の分野だと、突っ込まれたら簡単に折れる事も多い神谷ソウヘイが、竹田恒泰にはあそこまで突っ張ったという事は、まだ説得の余地はあるという事かな・・・。
京都のS
2025年8月8日
ふぇい様、掲載ありがとうございます。これは本来「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する!」シリーズの37弾とする予定でしたが、「中二病に保守は難しい」というタイトルが気に入ってしまいました。「ヲタクに恋は難しい」とか「中二でも恋がしたい」が元ネタのような気がします。ちなみに私は、どちらも読んだり見たりしたことがありません。