
大河「べらぼう」では、浅間焼けの灰と冷夏のために米価が2倍に急騰し、日本橋の店で奉公人を食わせる身となった蔦重(横浜流星)と貞(橋本愛)は苦慮していましたが、そこに重三郎を吉原に捨てた実母・津与(高岡早紀)が転がり込み、出入りする絵師や戯作者とも直ぐ打ち解け、本屋の客を相手に髪結いしながら錦絵や戯作を売り込むという役割まで獲得しました。蔦重に特別な感情を抱くゆえ貞を良く思わない喜多川歌麿(義弟・住み込み絵師:染谷将太)も、自分に表現や商売の才が無いことを嘆く貞も、津与の来訪以来、耕書堂に居場所が無いと感じていました。
大田南畝(桐谷健太)の狂歌扇と引き換えに札差(旗本と米問屋を繋ぐ商人:林家たい平)から古米を安く手に入れた重三は、南畝と共に目出度い言霊を乗せた絵入り狂歌集の制作に乗り出し、これには歌麿の画才が必要でした。また、商人に米の値を下げさせる方法を考えていた花雲助(田沼意知:宮沢氷魚)が立ち寄ると、重三は「地本問屋仲間を壊したかった」思い出を話し、そこから意知は「株仲間を停止する策」を思いつきました。株仲間は独占営業の公認と引き換えの徴税と価格安定化が目的でしたが、今や堂島米市場でのマネーゲームに興じる米問屋の株仲間こそが米価高騰の原因でした。
さて、一方の貞は「江戸一の利き者の妻」に相応しくないと悩み、出家しようと寺に向かっていた時に重三が追い付き、重三は「江戸一の利き者は手前の女房の目利きだけはしくじったって言ってんですね?」と語り始め、「出会っちまったって思った」「俺と同じ考えで同じ辛さを味わってきた人だから一緒に歩きてぇ」「お貞さんは俺が俺のためだけに目利きした、俺のたった一人の女房でさ」と一息に語りました。こうしてビジネス婚だった2人は本当の夫婦となりました。
以上の歌麿や貞の振舞から解ることは、自分の生きる意味やアイデンティティーの重要さです。リアルの現代日本において皇族方に「皇族数(頭数)が少ないから公務は要らん」「内親王は出ていけ」「妃は産む機械」と宣う御仁らの残酷さです。我々は皇族方への残酷さとは無縁の政治家を「目利き」して選ぶべきです。尊皇系「利き者」の眼鏡に適うのは山尾志桜里候補(東京都選挙区・無所属)だけでしょう。
さて、劇中では松前廣年(ひょうろく)と佐野政言(矢本悠馬)が意知をロックオンし、一橋治済(生田斗真)も暗躍し、風雲急を告げています。
文責:京都のS
5 件のコメント
京都のS
2025年7月9日
枯れ尾花様、※ありがとうございます。なるほど、「三人の女」の回から学ぶべきは日本女性の逞しさ・誠実さ・忍ぶ恋の切なさ…ですか。
山尾氏からは逞しさ・誠実さ以外に「粋」も感じるとの意見に同意します。自らは国民民主党(玉木雄一郎氏)から公認を取り消されたにも拘らず、公認された女性候補に殺害予告が来て演説会場を公表できない事態になったら、「全力で守ってあげてほしい」と玉木氏にアドバイスするなんて「男前」の極致です。これは「粋」の構成要素である「意気地」ですし、自らの公認取り消しに対する「諦念」も揃っており、また「男前」要素は天然の「媚態」でもあります。つまり、これは日本的美意識の究極である「粋」そのものですね。山尾志桜里氏以上に伝統や文化を体現する人は居ないと感じますね。凡百の自称保守が束になってかかっても敵いますまい。
京都のS
2025年7月9日
ジョージ様、※ありがとうございます。皇族方の生きる意味や理由は、自らが見出しておられるように象徴としての務めを果たす天皇陛下と、その陛下を支える皇族方、という部分に有ると思われます。ゆえに、皇族方の生きる意味を奪う方向を目指す政治屋どもに幸実の政治利用など絶対にさせてはなりません。山尾志桜里氏を国政に戻す意味の第一はそこにありますね。
枯れ尾花
2025年7月8日
「三人の女」ってタイトルから3人の女性って誰?が今回は気になりましたね。
まずは突如現れた蔦重の実母津与さん、彼を捨てておいてよくもまあ図々しくも母親顔して彼の家に入り込めたもんだと思いましたが、天性の人たらしの才であっという間に耕書堂に出入りする客たちと仲良くなりまた、ただで客の髪結いを行うなど借金まみれの店にとっては多少なりとも助けとなっていたのがなんだか憎めないし、人の懐にすーっと入っていくところなんて確かに蔦重の母親だあと妙に納得しましたね。二人目の女性はやはり貞さんですね。「江戸一の利き者の妻」に自分は相応しくないと津与さんや歌麿の才能を見て自ら身を引こうとするあたり、決して卑屈になってではなく蔦重のためを思ってそうしようとしていることがよく分かりましたし、私は「あー瀬川とおんなじだ」と思いましたよ。蔦重、素晴らしい女性達に想われて羨ましい限りです。さて、最後の一人、私は唯袖花魁かと最初考えてたんですが、歌麿の津与さんや貞さんと蔦重の絡みの場面で見せる何とも言えない表情や、描いた一枚の絵の作者名に「千代女」と書いていたのと「生まれ変わるなら女がいいからさ」と傍にいた蔦重に言った時に「あー、こりゃ歌麿だ」と気づきましたね。彼は蔦重に兄弟というより恋仲といった関係を望んでいたんでしょうかね。
この3人の女性?の姿を見ていると日本女性の逞しさ、誠実さ、そして忍ぶ恋の切なさなんて言葉が浮かんできましたよ。
話は変わりますが現在、選挙で闘っておられる山尾さんにはこの逞しさ、誠実さだけでなく正に粋な生き様を魅せられていると感じています。
そして彼女達日本女性の象徴でもあるのが美智子様であり雅子様であり愛子様であると思います。
あしたのジョージ
2025年7月8日
この回は最初ながら見してて、録画していたのでもう一度見ました。
貞の居心地の悪さと歌麿の居心地の悪さが何とも言えない関係だなぁ〜と思いました。
貞は元々は、蔦重のことを吉原者として差別的な目で見ていたのに口説かれてビジネス夫婦のような関係になってしまいました。
歌麿は歌麿で蔦重から一度離れてしまいましたが、ひょんな事からまたいっしょに暮らす関係になり蔦重のことを兄のような恋人のような複雑な目で見ていたことが分かりました。
男娼もして暮らしていた経験が歌麿をそういう気持ちにさせるのでしょうか。
貞も蔦重と歌麿の関係をそういう関係だと思い始めて居心地の悪さに耐え切れず出家しようと思ってしまったと思います。
みんなそれぞれの生きる理由があって生きていくしかないと思います。
皇室の方達は皇室の方達の生きる理由があって、それぞれの役割を務めていると思います。
山尾志桜里さんは、当たり前のことを当たり前にしようと日々奮闘していると思います。
山尾志桜里さんにとって生きる意味は、そういう今は当たり前じゃないことを当たり前にしたいことだと思っています。
女性・女系天皇の容認とか憲法改正とか。
このままでは日本が駄目になることを見過ごせないので奮闘されていると思います。
なんかピント外れなコメントでしょうかね~🥹
京都のS
2025年7月8日
掲載ありがとうございました。「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」や吉原の要素を含むブログは以下です。
・「『べらぼう』が始まった今だから言っておきたい平賀源内異聞」( https://aiko-sama.com/archives/48334 )
・「『光る君へ』と『べらぼう』を繋ぐレイラインと愛子天皇への道」( https://aiko-sama.com/archives/49128 )
・「『血のスペア』という非人道的システム」( https://aiko-sama.com/archives/49347 )
・「『○○売れ』とは『景気の気』」( https://aiko-sama.com/archives/50040 )
・「正しい改革も楽しませながら訴える時代だから」( https://aiko-sama.com/archives/50174 )
・「血統書付きのホシュを今すぐ終焉させよ!」( https://aiko-sama.com/archives/50602 )
・「皇室で飯食ってる奴が皇統断絶推進ってどういう了見だ!?」( https://aiko-sama.com/archives/50851 )
。「愛子様は127代目として即位していただくべきでありんせんか?」( https://aiko-sama.com/archives/51467 )
・「女性皇族を地獄に置き続けたがる人非人こそ地獄へ落ちよ!」( https://aiko-sama.com/archives/51677 )
・「大切なものはパトリオットにしか守れない!」( https://aiko-sama.com/archives/52091 )
・「時代遅れの価値観が時処位に適うこともある」( https://aiko-sama.com/archives/52390 )
・「小さな柵や対立も吹き飛ばすほど大きな風を起こそう!」( https://aiko-sama.com/archives/52504 )
・「弱者権力もルッキズム批判も排し、書で以て世を耕そう!」( https://aiko-sama.com/archives/52814 )
・「皇室という光を消す男系固執派こそ『世間の外』だと知らしめよ!」( https://aiko-sama.com/archives/53108 )
・「ナショナリスト同士なら話は通じるはずだが?」( https://aiko-sama.com/archives/53490 )
・「天才が真相に肉薄した稀代の作品を携えて進もう!」( https://aiko-sama.com/archives/53930 )
・「身近に感じられるからこそ素朴な尊皇心が育まれる」( https://aiko-sama.com/archives/54451 )
・「精神疾患に追い込む凄惨な扱いは今すぐ止めよ!」( https://aiko-sama.com/archives/54725 )
・「巡る因果は恨みより恩!~国民と触れ合った戦後の皇室」( https://aiko-sama.com/archives/55257 )
・「目出てぇ結果を目指してポジティブに動いていこう!」( https://aiko-sama.com/archives/55635 )
・「愛子様の立太子・即位は『そう来たか』ではなく唯一解だ!」( https://aiko-sama.com/archives/56016 )
・「1章と3章の壁をUNBOUNDするのは両者の思いだけ!」( https://aiko-sama.com/archives/56404 )
・「生まれ育ちに関わりなく身分差をUnboundする方法はただ一つ!」( https://aiko-sama.com/archives/56729 )
・「レイシストやミソジニストに国ごと潰される未来を望みますか?」( https://aiko-sama.com/archives/56997 )
・「そのUNBOUNDに国民の総意は出来ている!」( https://aiko-sama.com/archives/57232 )
・「野暮天としての男系固執派は己のカッコ悪さに気付こう!」( https://aiko-sama.com/archives/55150 )
・「大切な価値を未来に残すには因習の排除が不可欠」( https://aiko-sama.com/archives/55521 )
・「『光る君へ』から皇族女子の生き辛さを思う 2nd season」( https://aiko-sama.com/archives/37751 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 11th season」( https://aiko-sama.com/archives/46948 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 15th season」( https://aiko-sama.com/archives/48744 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 17th season」( https://aiko-sama.com/archives/50633 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 18th season」( https://aiko-sama.com/archives/51972 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 22nd season」( https://aiko-sama.com/archives/53796 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 25th season」( https://aiko-sama.com/archives/54670 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 27th season」( https://aiko-sama.com/archives/55913 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 28th season」( https://aiko-sama.com/archives/56530 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 30th season」( https://aiko-sama.com/archives/56733 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 31st season」( https://aiko-sama.com/archives/57062 )