スペアの恨みを皇室に向ける奴と男尊女卑を尊皇で粉飾する奴

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 大河「べらぼう」では、豪商からの借金に喘ぐ大名を救うために田沼意次(渡辺謙)が打ち出した「貸金会所令」(民から集めたカネで公的低利ローン・利子は民にもリターン・高利貸しの排除)の御触が、利根川決壊による天明大洪水(1786)と時期が重なったために非難轟轟でした。悪い制度じゃないと言った蔦重(横浜流星)に対し、元花魁の”ふく”(小野花梨)は「蔦重は相変わらず田沼贔屓だね」と言い、続けて「家主は店賃を上げる、米屋は米の値を上げる、庄屋は水呑み百姓からもっと米を取る、吉原は女郎からの取分を増やす、付けを回されるのは地べた這いつくばってる奴、それが私の見てきた浮世だ」と吐き捨てました。

 一方の江戸城では、松平定信(田安賢丸:井上裕貴)ら溜間詰が田沼の失政を責め、将軍・家治(眞島秀和)の裁可を仰ぐことになりましたが、家治は月次御礼を欠席しました。田安家に伝わる醍醐を知保(側室:高梨臨)が食べさせてからの体調不良でしたが、醍醐に毒を仕込んだのは大崎(一橋から出向した侍女:映美くらら)でした。また田沼が推挙した医者が毒を盛ったとの噂が大奥で広まり、老中首座の松平康福(相島一之)は意次に辞職勧告し、貸金会所令・印旛沼干拓・蝦夷地調査を撤回され、観念した意次は辞表を出しました。つまり劇中では悪(白天狗こと一橋治済)が勝ったわけです。

 陰謀を巡らす一橋治済(生田斗真)を、家治は「奴は天になりたい」「人の命運を操り将軍の座を決することで将軍を嘲笑いたい」「将軍の控え(血のスペア)に生まれついた者の復讐かもしれん」と評しました。やがて今際の家治は「田沼意次は世の有りの儘を口にする正直者」「正直者を重用せよ」「我らに取り不都合なことでも政では大事」と家斉(治済からの養子:長尾翼)に遺言し、続いて床から這い出て治済に縋りつき「天は見ておるぞ!天は天を騙る傲りを許さぬ」「これからは余も天の一部となる」「余が見ておること、努々忘れるな!」と呪詛にも似た最期の言葉を吐きました。田沼イズムは家斉に伝わるでしょうか?

  さて、リアルの現代日本では絶対に悪(血のスペアに生まれた恨みを皇室に向ける旧宮家系&自らに取り不都合な事実を誤魔化す男系派・男尊派)を勝たせる訳にいきません。戦の帰趨は『愛子天皇論3』寄贈活動に掛かっています。そして復活した小林先生も床から出てDOJO(9.7)に登壇されます。    

文責:京都のS

7 件のコメント

    京都のS

    2025年8月20日

     枯れ尾花様、※ありがとうございます。一橋治済の支配する世は来ません。彼は人を操って楽しみたいだけです(血のスペアという退屈な立場の恨みを晴らすが如く)から。11代家斉は松平定信(綱紀粛正派・緊縮財政派)に幕政を任せて上手くいかなかったら、水野忠成(積極財政派)、脇坂安董(綱紀粛正派)と次々に人材を入れ替えながら、結果として江戸文化の最盛期をもたらします。田沼イズムは家斉に受け継がれたと私は見ています。

    京都のS

    2025年8月20日

     ジョージ様、※ありがとうございます。やっぱり「一橋治済の言葉」は「男系派に見えてしまいま」すよね。『愛子天皇論3』の寄贈活動は「皇国の荒廃、この一戦に在り」て感じですね。

    京都のS

    2025年8月20日

     くりんぐ様、※ありがとうございます。血のスペアに生まれたことを恨む気持ちは解らなくはありません。多くは自尊心が保てませんから。三笠宮家の中には恨む気持ちを表に出された方もいました。天皇家に対して秋篠宮家は「血のスペア」だと曲解的に忖度し、現行典範(男系男子継承)を足掛かりに皇統を秋篠宮家に移そうと画策したり、逆に天皇家と秋篠宮家が対立していると思わせる記事で煽って問題を拗れさせたり、こういう「白天狗」的な奴らが現代日本には多すぎます。
     ただし、「べらぼう」劇中のことながら、田安家に生まれた松平定信はスペアとして生まれた悔しさをバネにして白河藩で善政を敷きました。彼などは「スペアであることが惜しい」と思われたパターンでしょうか。ただし、幕政に参画してからは「寛政の壊滅」で民を苦しめましたが…。

    枯れ尾花

    2025年8月19日

    今週のべらぼう、なんだかつらい回でしたなあ。
    まさか新之助の妻ふくさんと子供のとよ坊があんな死に方をするなんて・・・
    足抜けまでして愛を誓い合い貧乏だけど誠実に生きてきた彼らにこんな惨い運命が待っていようとは。
    ふくさんが赤ちゃんに飲ませる乳が出るようにと彼女に米を渡した蔦重の思いやりも、乳の出ない母親達の為に彼女達の赤ちゃんにまで乳を飲ませたふくさんの思いやりも全て裏目に出てしまいました。「情けは人のためならず」が誤読の意味そのものになってしまいましたね。そして、政においても田沼意次の民に対する思いやりからくる政策も全く逆に受け取られてしまい、もはやその権勢は風前の灯となりましたね。
    こうなるとこのドラマ、今後はふくさんの見てきたような浮世がまざまざと見せつけられてゆくのでしょうか、一橋知済の支配する暗い時代がやってくるのでしょうか(あーつらい・・・)。いや、このような状況の中においても日の本を希望ある、人の心を豊かにしようと蔦重はじめ志ある商人や文化人達が奮闘してくてるものと期待しております。翻って現代の日本においては病魔にも決して負けることのない不屈の漫画家よしりん先生が今すでに戦っておられ私たちを鼓舞してくれています。

    あしたのジョージ

    2025年8月19日

    今回のべらぼうは、何とも言えない後味が悪いようなそれでいて深い話の回でしたね~

    家治の最後の鬼気迫るシーンには泣けてきました。
    一橋治済の言葉が何とも腹ただしかったですが、男系派に見えてしまいました。
    必ず正義が勝つとか愛は勝つとか綺麗事を言ってられないぐらい悪い奴ほどしたたかですね~
    目には目を歯には歯をの精神で、強く逞しくやっていかないといけませんね~
    べらぼうにはいつも色々と後からじわじわと考えさせられます。

    くりんぐ

    2025年8月19日

    スペアに生まれたことが悔しいのなら、「スペアであることが惜しい」と残念がられるほどの献身を、民に示しましょう。
    本物に成り代わろうと策をめぐらしても、本物以上の輝きを、品格を身につけなければ、自分が惨めな思いをするだけ。

    京都のS

    2025年8月19日

     掲載ありがとうございました。「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」や吉原の要素を含むブログは以下です。火曜日11時は「べらぼう」シリーズ(笑)。

    ・「『べらぼう』が始まった今だから言っておきたい平賀源内異聞」( https://aiko-sama.com/archives/48334
    ・「『光る君へ』と『べらぼう』を繋ぐレイラインと愛子天皇への道」( https://aiko-sama.com/archives/49128
    ・「『血のスペア』という非人道的システム」( https://aiko-sama.com/archives/49347
    ・「『○○売れ』とは『景気の気』」( https://aiko-sama.com/archives/50040
    ・「正しい改革も楽しませながら訴える時代だから」( https://aiko-sama.com/archives/50174
    ・「血統書付きのホシュを今すぐ終焉させよ!」( https://aiko-sama.com/archives/50602
    ・「皇室で飯食ってる奴が皇統断絶推進ってどういう了見だ!?」( https://aiko-sama.com/archives/50851
    。「愛子様は127代目として即位していただくべきでありんせんか?」( https://aiko-sama.com/archives/51467
    ・「女性皇族を地獄に置き続けたがる人非人こそ地獄へ落ちよ!」( https://aiko-sama.com/archives/51677
    ・「大切なものはパトリオットにしか守れない!」( https://aiko-sama.com/archives/52091
    ・「時代遅れの価値観が時処位に適うこともある」( https://aiko-sama.com/archives/52390
    ・「小さな柵や対立も吹き飛ばすほど大きな風を起こそう!」( https://aiko-sama.com/archives/52504
    ・「弱者権力もルッキズム批判も排し、書で以て世を耕そう!」( https://aiko-sama.com/archives/52814
    ・「皇室という光を消す男系固執派こそ『世間の外』だと知らしめよ!」( https://aiko-sama.com/archives/53108
    ・「ナショナリスト同士なら話は通じるはずだが?」( https://aiko-sama.com/archives/53490
    ・「天才が真相に肉薄した稀代の作品を携えて進もう!」( https://aiko-sama.com/archives/53930
    ・「身近に感じられるからこそ素朴な尊皇心が育まれる」( https://aiko-sama.com/archives/54451
    ・「精神疾患に追い込む凄惨な扱いは今すぐ止めよ!」( https://aiko-sama.com/archives/54725
    ・「巡る因果は恨みより恩!~国民と触れ合った戦後の皇室」( https://aiko-sama.com/archives/55257
    ・「目出てぇ結果を目指してポジティブに動いていこう!」( https://aiko-sama.com/archives/55635
    ・「愛子様の立太子・即位は『そう来たか』ではなく唯一解だ!」( https://aiko-sama.com/archives/56016
    ・「1章と3章の壁をUNBOUNDするのは両者の思いだけ!」( https://aiko-sama.com/archives/56404
    ・「生まれ育ちに関わりなく身分差をUnboundする方法はただ一つ!」( https://aiko-sama.com/archives/56729
    ・「レイシストやミソジニストに国ごと潰される未来を望みますか?」( https://aiko-sama.com/archives/56997
    ・「そのUNBOUNDに国民の総意は出来ている!」( https://aiko-sama.com/archives/57232
    ・「有権者は目利きたるべし!―基準は金や米に非ず」( https://aiko-sama.com/archives/57536
    ・「人として話にならない奴が跋扈する令和の政界」( https://aiko-sama.com/archives/57881
    ・「『志』が伝播する限り希望は消えない!」( https://aiko-sama.com/archives/58519
    ・「状況(時処位)が変われば対応(バランスの取り方)を変えるしかない」( https://aiko-sama.com/archives/58924
    ・「『ついに時が来た!』と言える日まで歩みを止めてはならない」( https://aiko-sama.com/archives/59197

    ・「野暮天としての男系固執派は己のカッコ悪さに気付こう!」( https://aiko-sama.com/archives/55150
    ・「大切な価値を未来に残すには因習の排除が不可欠」( https://aiko-sama.com/archives/55521
    ・「『光る君へ』から皇族女子の生き辛さを思う 2nd season」( https://aiko-sama.com/archives/37751
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 11th season」( https://aiko-sama.com/archives/46948
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 15th season」( https://aiko-sama.com/archives/48744
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 17th season」( https://aiko-sama.com/archives/50633
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 18th season」( https://aiko-sama.com/archives/51972
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 22nd season」( https://aiko-sama.com/archives/53796
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 25th season」( https://aiko-sama.com/archives/54670
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 27th season」( https://aiko-sama.com/archives/55913
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 28th season」( https://aiko-sama.com/archives/56530
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 30th season」( https://aiko-sama.com/archives/56733
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 31st season」( https://aiko-sama.com/archives/57062
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 35th season」( https://aiko-sama.com/archives/58236

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