問題は血筋ではない、皇位継承なのだ

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 『問題は英国ではない、EUなのだ』Brexit(英国のEU離脱)の頃に書かれたEトッドの名著(グローバリズムに反旗を翻した英国を賞賛)です。また「問題は関税ではない、通貨なのだ」は『基軸通貨ドルの落日~トランプ・ショックの本質を読み解く』(中野剛志著)の惹句として帯に記された言葉です。本稿は『基軸通貨ドルの落日』をテキストとします。米国大統領のDトランプ氏は外国からの輸入品に高い関税を掛けるなど愛国的な振舞を見せましたが、中野氏によれば実像は違うようです。前大統領のJバイデン氏が退任演説で「テック産業複合体への警鐘を鳴らすと、シリコンバレーテック産業)はトランプ支持に回り、第二次トランプ政権の就任式にはEマスクらが参列しました。

 そもそもバイデン政権民主党)の大統領補佐官(国家安全保障担当)Jサリバンは新自由主義との決別積極財政ケインズ政策)を唱えていましたが、第二次トランプ政権共和党)に接近したテクノ・リバタリアンIT系絶対自由主義者は、イチ私企業の発行する暗号通貨が基軸通貨ドルに取って代わり、世界中の国家が通貨発行権を失う世界を熱望していると思われます。つまり愛国仕草のトランプはネオリベ緊縮グローバリストで、バイデンこそが反グローバリズムだったわけです。グリーン・ニューディール(環境分野への公共投資)を唱えるMMT論者のAオカシオ=コルテスが民主党に在籍するのは当然でしょう(※MMTは「C 14thseason」を参照)。

 であれば、トランプキリスト教原理主義者・ネオリベ緊縮グローバリストに媚びる参政党は危険です。彼らが志向すると見せていたケインズ政策や減税も政
権を取ったら簡単に手放すでしょう。そして強者に媚びる体質が骨絡みなら、党首の神谷宗幣竹田恒泰の執拗な圧力に屈して男系固執派に転ぶでしょう。

 さて、ここからタイトル回収に入りますが、「問題は○○ではない、××なのだ論法は何にでも使えます。第2次世界大戦の原因なら「問題はブロック経済(大恐慌への対策)ではない、グローバル経済(大恐慌の原因)なのだ」、地球温暖化なら「問題はCO₂(スケープゴート)ではない、森林減少(原因)なのだ」、そして皇統問題なら「問題は血筋男系ではない、皇位継承先代から次代への身位継承なのだ」です。我々は「何が問題か?」と共に「何を優先すべきか?」を考えて進みましょう。    

文責:京都のS

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