別班員ならずとも排除したくなる逆賊

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 現在「VIVANT第2期」が放送中ですが、いきなり興味深い展です。テロ組織への潜入作戦で傷ついた別班員4名が入院先の病院から拉致され、欧州と中東の狭間の地域に送られた時に乃木憂助(堺雅人)は「アララト山を中心とする地域だ」と言い、ノアの方舟が漂着した山」だと捕捉し、さらに「実家のある奥出雲でも…」と言いかけました。これは、高天原を追放された素戔嗚尊が息子の五十猛神と共に新羅に降臨し、当地に木が無いことを嘆いて泥船で芦原中津国(日本)に戻り、その船の漂着した場所が鳥上山(船通山:奥出雲)だとされる日本書紀』(第7段・一書4・5)を踏まえた発言だと思われます。

 まず本シリーズにおける出雲の位置付けは神武東征軍によって畿内を追われた旧勢力(大国主・大歳・五十猛…)の亡命先であり、それ以前の大蛇退治は高志国(北陸)で為されたと筆者は考察します。能登国一之宮・気多神社には潟湖に棲む大蛇を大国主が退治した伝承(※女傑然と躍動~参照)が残っており、その前に素戔嗚も潟湖周辺の氾濫を鎮めたことがあると仮定すれば、それをそのまま出雲神話にブッ込んだ可能性もあります。出雲神話における八俣大蛇を斐伊川の氾濫と見做せば、その源流は泥舟が漂着した船通山ですが、同様に能登の大蛇を潟湖に注ぐ川の氾濫と見做せば、その源流の一つは宝達山です。

 ところで当地には実は奇妙な伝承があります。唯一神ヤーウェから十戒を授かったモーゼ天浮舟に乗って宝達山に漂着し、彼が583才で亡くなると山麓の三ツ子塚古墳に葬られたそうです。その元ネタは偽書『竹内文書』(1937)であり、戦前に流行った「日ユ同祖論」の一種です(※日ユ同祖論はトンデモ説~」「失われた皇室~参照)。素戔嗚を追っていたらモーゼに行き当たり、方舟(Ark)を追っていたら聖櫃(Ark)に辿り着きました(笑)。

 さて、昨今の男系固執派が唱える「皇位の男系継承は2600年以上にわたる皇室の伝統」ですが、これは「キリストよりも釈迦よりも古く、かつ尊い家系が皇室だぞ?」というマウント取りと「♂のプレゼンスが爆上がりした帝国主義時代の空気」が合体した呪いに過ぎず、また統一協会という外国勢力モニター(協力者)が拡散した呪文でもあります。ゆえに愛国的行動者としての別班員ならずとも、「愛子様排除法」成立に寄与した奴ら全てを「美しい我が国を汚す者」として「排除し」たくなります。    文責:京都のS

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