「菊小僧」の仲間達も厳罰に処すべきでは?

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 大河「べらぼう」では、地本問屋の株仲間が発足し、関係者の自主検閲だけで本を出版できることになり、『錦之裏』など(好色本:山東京伝著・蔦重刊)は「教訓読本」の袋に入れて売られましたが、絶版を言い渡され、蔦重(横浜流星)と京伝(古川雄大)は奉行所に連行されました。蔦重を詮議する場に老中首座の松平越中守定信(井上裕貴)が直々に乗り込み、定信が「これを好色本か教訓本か決めるのは私だ…二度と出さぬと誓え!」と迫ると、蔦重は「越中守様は、透き通った川と濁った川、魚はどちらを好むと思われます?」と話を変え、「近頃『白河の清きに魚も棲みかねて元の濁りの田沼恋しき』なんて詠む輩もいるんですよ」と江戸市中に広がる不満を伝え、教訓読本の体で出した好色本を許せば不満も収まると話を運びましたが、蔦重と京伝は収監されました。

 蔦重が定信相手に戯けたことを長谷川平蔵(中村隼人)から聞いた貞(橋本愛)は絶望しましたが、公事宿(訴訟人が泊まる)に知己が多い宿屋飯盛(又吉直樹)の「厳罰は朱子学と矛盾する」という訴訟人の不満を知った貞は柴野栗山(幕府儒官:島田久作)に面会し、漢籍の素養を活かして『論語』を諳んじつつ「政の道」から許しを請いました。過ちを繰り返す者を許す意味を問われた貞は「義を見てせざるは勇無き也…夫は女郎が揚代を倹約しろと客から迫られていると嘆いておりました…遊里での礼儀や女郎の身の上を伝えることで女郎の身を案じる客を増やしたかったのだと思います…女郎は親兄弟を助けるために売られてくる孝の者、不遇な孝の者を助くるは正しきこと…儒の道に違わぬ裁きを願い出る次第にございます」と一息に言いました。お陰で蔦重は身上半減(財産半没収)、京伝は手鎖50日で済みました。

 同じ頃、葵御紋の提灯を持ち、先代公方の御落胤を自称して商家に宿を求め、家財を盗むだけでなく妻や娘を強姦する強盗団「葵小僧」が現れました。定信は「直ちに捕らえて極刑に処せ!」と命じ、平蔵らが捕えると正体は不景気と悪所潰しで失職した者達でした。リアルの現代日本にも似た存在は居ないでしょうか?明治天皇の玄孫(女系だけど)を自称する「菊小僧」を盟主とするネトウヨ言論人減税派の政治屋です。

 さて、「悪党は帰農させろ!」と中共ばりの設計主義を強行したがる定信に本多忠籌(矢島健一)は「このままでは田沼以下との誹りを受けかねません」と諫言しました。やはりバランスは大事です。

文責:京都のS

7 件のコメント

    京都のS

    2025年10月16日

     希蝶様、※ありがとうございました。彼の場合は8代吉宗の孫という出自が大きいと考えます。彼にとっては吉宗が行った享保改革(緊縮財政・重農主義・言論統制…)が政の原点です。「男系固執」ならぬ「吉宗固執」というイデオロギーです。各種の固執者は(立場の左右に関わらず)学歴バカに多いのは御存じのとおりです。

    希蝶

    2025年10月15日

    私はあの場面を見ていて、高学歴の人間ほど愚かなことをする、秀才バカとは松平越中守のような人ではないか、と思いました。
    部下ですら分かっていることを…どうして彼は気づき得ないのか、それとも、認めたくはないのか?
    「自分自身の若さ故の過ちというものを」(ガンダムになってしまいましたが)。

    以上、駄文を失礼しました。人のことは言えないですね。自分もそういうミスをよくやったりしますから。

    京都のS(サタンのSじゃねーし)

    2025年10月15日

     枯れ尾花様、※ありがとうございます。定信的独裁者は古今東西に溢れていますね。日本は天皇のお陰で権威と権力が分離しているので独裁者は現れません。安倍晋三程度のショボいワンマン首相を世界的な脅威みたいに言う左派は愚劣の極みでした。安倍が独裁者になりたいから天皇制を廃止したかったというようにも思えません。単に統一協会に乗せられただけでしょう。韓鶴子ぐらいのスケールになると日本列島を独裁統治したがるのかもしれませんが(笑)。
     さて、「義を見てせざるは勇無き也」については「『天皇陛下万歳』への道程(急)」( https://aiko-sama.com/archives/24143 )を見てください(←番宣かよ)。

    枯れ尾花

    2025年10月15日

    「義を見てせざるは勇なきなり」
    いや〜、一度は言ってみたい台詞です。

    「過ぎたるは及ばざるが如し」
    定信みたいな人物、現代にもいますかねぇ?
    京都のS様が仰るように何事もバランスが大事ですね。

    京都のS

    2025年10月15日

     ジョージ様、※ありがとうございます。定信は人一倍「正しく生きること」に拘る御仁ですから、貞が栗山に訴えた「(正)義を見て為さざるは勇無き也~」の言葉は効いたはずです。
     ところで「リベラル」は「正しいこと」が行動の指針だと思われますが、「保守」は時処位に応じて「正しくないこと」も選ぶという覚悟が求められるのでしょう。その辺りが「保守はリベラルを包含する」の意味でしょうね。それに「楽しいこと」には当然「正しくないこと」も含まれます。コレを何処まで許すかの匙加減は保守のバランス感覚ですね。田沼は「自由と規制の平衡から活力を生み出す」ような(西部邁的な意味での)保守の政治家だったと私は考えています。
     「振り切れた正しさ」(正義の過剰)は極左にも極右にも成り得ます。バランス(平衡)を取ることは本当に大事ですね。

    あしたのジョージ

    2025年10月14日

    今回のべらぼう、松平定信に本田忠籌が「人は正しく生きたいと思わないのです。楽しく生きたいのです。」
    というような言葉を放った場面が心に響きましたね~
    私もそういうタイプなんですね~
    ですが、蔦重の命懸けの意志の強さには圧倒されました。
    松平定信はやり過ぎだと思いますが、蔦重もやり過ぎかなぁ〜

    葵小僧という強盗団は、私には闇バイトで強盗する連中を思い出してしまいましたが、自分達の男系に拘る勝手な想いを何が何でも押し通そうとする男系派の連中の方が似ているかなぁ〜と思いました。
    こんな連中は、ただの逆賊なので極刑にしてもらいたいですね~

    京都のS

    2025年10月14日

     掲載ありがとうございました。火曜日11時は「べらぼう」シリーズです(笑)。少し早かった?

    ・「『べらぼう』が始まった今だから言っておきたい平賀源内異聞」( https://aiko-sama.com/archives/48334
    ・「『光る君へ』と『べらぼう』を繋ぐレイラインと愛子天皇への道」( https://aiko-sama.com/archives/49128
    ・「『血のスペア』という非人道的システム」( https://aiko-sama.com/archives/49347
    ・「『○○売れ』とは『景気の気』」( https://aiko-sama.com/archives/50040
    ・「正しい改革も楽しませながら訴える時代だから」( https://aiko-sama.com/archives/50174
    ・「血統書付きのホシュを今すぐ終焉させよ!」( https://aiko-sama.com/archives/50602
    ・「皇室で飯食ってる奴が皇統断絶推進ってどういう了見だ!?」( https://aiko-sama.com/archives/50851
    。「愛子様は127代目として即位していただくべきでありんせんか?」( https://aiko-sama.com/archives/51467
    ・「女性皇族を地獄に置き続けたがる人非人こそ地獄へ落ちよ!」( https://aiko-sama.com/archives/51677
    ・「大切なものはパトリオットにしか守れない!」( https://aiko-sama.com/archives/52091
    ・「時代遅れの価値観が時処位に適うこともある」( https://aiko-sama.com/archives/52390
    ・「小さな柵や対立も吹き飛ばすほど大きな風を起こそう!」( https://aiko-sama.com/archives/52504
    ・「弱者権力もルッキズム批判も排し、書で以て世を耕そう!」( https://aiko-sama.com/archives/52814
    ・「皇室という光を消す男系固執派こそ『世間の外』だと知らしめよ!」( https://aiko-sama.com/archives/53108
    ・「ナショナリスト同士なら話は通じるはずだが?」( https://aiko-sama.com/archives/53490
    ・「天才が真相に肉薄した稀代の作品を携えて進もう!」( https://aiko-sama.com/archives/53930
    ・「身近に感じられるからこそ素朴な尊皇心が育まれる」( https://aiko-sama.com/archives/54451
    ・「精神疾患に追い込む凄惨な扱いは今すぐ止めよ!」( https://aiko-sama.com/archives/54725
    ・「巡る因果は恨みより恩!~国民と触れ合った戦後の皇室」( https://aiko-sama.com/archives/55257
    ・「目出てぇ結果を目指してポジティブに動いていこう!」( https://aiko-sama.com/archives/55635
    ・「愛子様の立太子・即位は『そう来たか』ではなく唯一解だ!」( https://aiko-sama.com/archives/56016
    ・「1章と3章の壁をUNBOUNDするのは両者の思いだけ!」( https://aiko-sama.com/archives/56404
    ・「生まれ育ちに関わりなく身分差をUnboundする方法はただ一つ!」( https://aiko-sama.com/archives/56729
    ・「レイシストやミソジニストに国ごと潰される未来を望みますか?」( https://aiko-sama.com/archives/56997
    ・「そのUNBOUNDに国民の総意は出来ている!」( https://aiko-sama.com/archives/57232
    ・「有権者は目利きたるべし!―基準は金や米に非ず」( https://aiko-sama.com/archives/57536
    ・「人として話にならない奴が跋扈する令和の政界」( https://aiko-sama.com/archives/57881
    ・「『志』が伝播する限り希望は消えない!」( https://aiko-sama.com/archives/58519
    ・「状況(時処位)が変われば対応(バランスの取り方)を変えるしかない」( https://aiko-sama.com/archives/58924
    ・「『ついに時が来た!』と言える日まで歩みを止めてはならない」( https://aiko-sama.com/archives/59197
    ・「スペアの恨みを皇室に向ける奴と男尊女卑を尊皇で粉飾する奴」( https://aiko-sama.com/archives/59481
    ・「因習を解除するための世を正す活動に参加すべし!」( https://aiko-sama.com/archives/59811
    ・「『良い顔』で逝けるために今すべきことは?」( https://aiko-sama.com/archives/60249
    ・「世の大方に埋没せず『愛子天皇論3』で以て抗おう!」( https://aiko-sama.com/archives/60656
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    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 18th season」( https://aiko-sama.com/archives/51972
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 22nd season」( https://aiko-sama.com/archives/53796
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 25th season」( https://aiko-sama.com/archives/54670
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 27th season」( https://aiko-sama.com/archives/55913
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 28th season」( https://aiko-sama.com/archives/56530
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 30th season」( https://aiko-sama.com/archives/56733
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 31st season」( https://aiko-sama.com/archives/57062
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 35th season」( https://aiko-sama.com/archives/58236
    ・「シラケた日本国民を活気づける画期は愛子様の立太子!(C38)」( https://aiko-sama.com/archives/59990
    ・「数百年前に分岐した2家を合流させたがる不自由集団(C41)」( https://aiko-sama.com/archives/61438
    ・「近代史の悲劇は『血のスペア』という非道なシステムが原因では?(C42)」( https://aiko-sama.com/archives/61615

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