男か女かで分けるのは可笑しいと思わねぇのか?

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 大河「べらぼう」では、『三国通覧図説』(林子平著)を出版した廉で書物問屋・須原屋市兵衛(里見浩太朗)が身上半減(財産半没収)の刑に処されました。『三国~』は朝鮮・琉球・蝦夷について紹介する著書ですが、著者の林(仙台藩士)は『海国兵団』(外国船に対する海防を訴えた警世書)でも絶版を食らっていました。ちなみに『海国~』には『赤蝦夷風説考』を書いた工藤平助(仙台藩医)が序文を寄せました。須原屋は蔦重(横浜流星)に「知らねぇことは怖ぇことなんだ…知らねぇと知ってる奴に良いようにされちまう本屋には正しい世のために知らねぇことを知らせる務めがある」と伝えて商から引退しました。ちなみに田沼政権の蝦夷松前藩上知対ロ海防も重要な目的でした。

 蔦屋耕書堂では、無礼な滝沢瑣吉(後の曲亭馬琴:津田健次郎)が喜多川歌麿(染谷将太)に「男色だろ?」と問い、歌麿は「俺は両刀だよ?…男も女も好きさ…瑣吉さんは蔦重とお津与さんだったらどっちが好きだい?」と言い、瑣吉が「蔦重の方が好きだ」と返すと歌麿は「筋金入りの女好きなのに女より好きな男がいるのか?…俺は男か女かで人を分けたりしねぇ俺は好きな人とそれ以外で分けてるもんでさ…世間様の物差では両刀ってこと…瑣吉さんもそうじゃねぇのか?」と言って瑣吉をやり込め、こうして歌麿は蔦重への思慕を隠し通しました。

 書物問屋を兼ねる地本問屋・耕書堂の女将・貞(蔦重の妻:橋本愛)は和学者の加藤千蔭(賀茂真淵の門下生:中山秀征)に執筆依頼し、完成した『ゆきかひふり』(源氏物語の文の抜粋)は学問を成したい女子のための書物でした。歌麿筆の錦絵「婦女相学拾躰」は、店頭に人相観(太田光)を招いて占わせ、帰りに絵を買わせる方法が当たり、次第に蔦屋は身上半減のダメージから復活していきました。

 江戸城中では「尊号一件」で松平定信(井上裕貴)と一橋治済(生田斗真)との対立が激化していました(※江戸後期の~を参照)。そして幕閣の中に反定信の気運が高まってきた頃にロシア使節のAラクスマンが根室に来航しました。

 さて、リアルの現代日本でも須原屋の言葉は沁みます。「言論人には正しい世のために知らねぇことを知らせる務めがある」のです。現状では愛子様は皇太子にも天皇にもなれず、確実に皇室が滅びるということを知らない人も多いのです。ゆえに我々は『愛子天皇論3』を以て世を耕さねばならないのです。    

文責:京都のS

7 件のコメント

    京都のS

    2025年10月29日

     枯れ尾花様、※ありがとうございます。津与は「お前は強い…強くなるしか無かった…他の奴は強がるだけ…そこに気付けたら男っぷりが上がる」と親らしく諭しましたが、小林先生は強い、喘息などのせいで強くならざるを得なかった、強そうに見える政治屋も言論人も強がってるだけ…と脳内で変換できました(笑)。そこに気付けたら誰にも騙されませんし、立てる戦略も変わってきますね。例えば『愛子天皇論3』の寄贈運動などを通じて空気を入れ換え、従わざるを得ない空気を醸成するとかですね。

    枯れ尾花

    2025年10月29日

    今回は須原屋さんの言葉が響きました。
    よしりん先生はゴー宣でこの言葉をずっと実践し世に訴えて来られましたよね。
    そして今は安定的な皇位継承のためには愛子様の立太子を実現できるよう早急に皇室典範の改正が必要と主張されています。私はゴー宣に出逢わなければこの正しいことには死ぬまで気付けなかったでしょうなあ。
    また、この回では蔦重のおっかさんであるおつよさんの存在が際立ってましたね。
    自分の勝手な都合で蔦重を捨てた訳ではなかったことが分かり彼はどんなにか救われたことでしょう。更に歌麿の蔦重に対する恋心とそれを伝えられない苦しみに気付き、彼に寄り添って話しに耳を傾けてくれたお陰で「ありがてえよ、聞いて貰えるってな心が軽くなるもんだな」と彼に言わしめました。つよさん、義兄弟の二人にとって正におっかさんでしたなあ。
    相手の話を傾聴するってやっぱり大事ですね。
    いや〜ええ話やったなあ〜。

    京都のS

    2025年10月29日

     SSKA様、※ありがとうございます。寛政改革における「幕府による有識者への弾圧」が「後の尊皇攘夷、倒幕運動に繋がるモチベーション」を「醸成」しらかは疑わしいと考えています。柴野栗山による「寛政異学の禁」は陽明学や古学など儒学内での対立(朱子学以外は認めない!)でした。
     天保改革での水野忠邦や鳥居耀蔵による洋学弾圧(高野長英・渡辺崋山…)は倒幕気運に影響したと思われますが、寛政期の朱子学については松平定信の「大政委任論」(日ノ本64州は朝廷から任されているだけ)が一橋慶喜の「大政奉還」に結びついたとされ、また朱子学から派生した水戸学も幕府より朝廷を上とする朱子学的スジ論であり、これは特に倒幕思想を醸成しました。
     また天保改革では、民が物価高騰と不況のコンボ(スタグフレーション)に苦しめられたことも大きいでしょう。岩倉や大久保は民による不満の表明としての「ええじゃないか」運動を倒幕気分の醸成のために大いに利用しました。
     さて、水戸学と言えば、山尾志桜里氏の選挙運動の時に応援演説に駆け付けた水戸学徒の政治家が儒教的な男尊女卑だったことが思い出されますねぇ(白目)。

    SSKA

    2025年10月29日

    幕府による有識者への弾圧によって後の尊皇攘夷、倒幕運動に繋がるモチベーションが底流で既にこの時代に醸成されています。
    皇室制度における静謐な議論も同じ事ですが、威厳を増す為に強権を強めても全て跳ね返るのが歴史から得られる智慧だと思います。

    京都のS

    2025年10月29日

     ジョージ様、※ありがとうございます。歌麿の返しは瑣吉の無礼な問いを切り返すものでしたが、人間関係の真理でもありますね。歌麿の「男か女かで人を分けたりしねぇ」「好きな人とそれ以外で分けてる」宣言では、男系男子に固執している奴らが滑稽に見えますし、男色設定の平賀源内や喜多川歌麿をガンガン出す姿勢では統一協会的・似非ホシュ的価値観を挑発しているようにも見えます。似非ホシュの言論人や政治屋は自分が「それ以外」に分類されていることに気付くべきですね。

    あしたのジョージ改めあしたのジョージ

    2025年10月28日

    今回のべらぼうでは、歌麿の言葉が沁みましたね~
    男性でも男性を好きになる事はあるし女性でも女性を好きになる事はあると思います。
    私も男性が好きになる事がありました。
    性自認にはグラデーションがあると思います。
    よしりん先生の受け売りですが。
    愛子さまは男性にも女性にも愛される存在だと思います。
    その愛子さまの立太子の為には政治家を動かさなくてはいけないと思います。
    愛子天皇論3が今のところ一番強力な武器になると思いますが、最近誰にも送ってないのでそろそろ考えようかなぁ〜🤔

    京都のS

    2025年10月28日

     ふぇい様、掲載ありがとうございました。火曜日11時は「べらぼう」シリーズです(笑)。

    ・「『べらぼう』が始まった今だから言っておきたい平賀源内異聞」( https://aiko-sama.com/archives/48334
    ・「『光る君へ』と『べらぼう』を繋ぐレイラインと愛子天皇への道」( https://aiko-sama.com/archives/49128
    ・「『血のスペア』という非人道的システム」( https://aiko-sama.com/archives/49347
    ・「『○○売れ』とは『景気の気』」( https://aiko-sama.com/archives/50040
    ・「正しい改革も楽しませながら訴える時代だから」( https://aiko-sama.com/archives/50174
    ・「血統書付きのホシュを今すぐ終焉させよ!」( https://aiko-sama.com/archives/50602
    ・「皇室で飯食ってる奴が皇統断絶推進ってどういう了見だ!?」( https://aiko-sama.com/archives/50851
    。「愛子様は127代目として即位していただくべきでありんせんか?」( https://aiko-sama.com/archives/51467
    ・「女性皇族を地獄に置き続けたがる人非人こそ地獄へ落ちよ!」( https://aiko-sama.com/archives/51677
    ・「大切なものはパトリオットにしか守れない!」( https://aiko-sama.com/archives/52091
    ・「時代遅れの価値観が時処位に適うこともある」( https://aiko-sama.com/archives/52390
    ・「小さな柵や対立も吹き飛ばすほど大きな風を起こそう!」( https://aiko-sama.com/archives/52504
    ・「弱者権力もルッキズム批判も排し、書で以て世を耕そう!」( https://aiko-sama.com/archives/52814
    ・「皇室という光を消す男系固執派こそ『世間の外』だと知らしめよ!」( https://aiko-sama.com/archives/53108
    ・「ナショナリスト同士なら話は通じるはずだが?」( https://aiko-sama.com/archives/53490
    ・「天才が真相に肉薄した稀代の作品を携えて進もう!」( https://aiko-sama.com/archives/53930
    ・「身近に感じられるからこそ素朴な尊皇心が育まれる」( https://aiko-sama.com/archives/54451
    ・「精神疾患に追い込む凄惨な扱いは今すぐ止めよ!」( https://aiko-sama.com/archives/54725
    ・「巡る因果は恨みより恩!~国民と触れ合った戦後の皇室」( https://aiko-sama.com/archives/55257
    ・「目出てぇ結果を目指してポジティブに動いていこう!」( https://aiko-sama.com/archives/55635
    ・「愛子様の立太子・即位は『そう来たか』ではなく唯一解だ!」( https://aiko-sama.com/archives/56016
    ・「1章と3章の壁をUNBOUNDするのは両者の思いだけ!」( https://aiko-sama.com/archives/56404
    ・「生まれ育ちに関わりなく身分差をUnboundする方法はただ一つ!」( https://aiko-sama.com/archives/56729
    ・「レイシストやミソジニストに国ごと潰される未来を望みますか?」( https://aiko-sama.com/archives/56997
    ・「そのUNBOUNDに国民の総意は出来ている!」( https://aiko-sama.com/archives/57232
    ・「有権者は目利きたるべし!―基準は金や米に非ず」( https://aiko-sama.com/archives/57536
    ・「人として話にならない奴が跋扈する令和の政界」( https://aiko-sama.com/archives/57881
    ・「『志』が伝播する限り希望は消えない!」( https://aiko-sama.com/archives/58519
    ・「状況(時処位)が変われば対応(バランスの取り方)を変えるしかない」( https://aiko-sama.com/archives/58924
    ・「『ついに時が来た!』と言える日まで歩みを止めてはならない」( https://aiko-sama.com/archives/59197
    ・「スペアの恨みを皇室に向ける奴と男尊女卑を尊皇で粉飾する奴」( https://aiko-sama.com/archives/59481
    ・「因習を解除するための世を正す活動に参加すべし!」( https://aiko-sama.com/archives/59811
    ・「『良い顔』で逝けるために今すべきことは?」( https://aiko-sama.com/archives/60249
    ・「世の大方に埋没せず『愛子天皇論3』で以て抗おう!」( https://aiko-sama.com/archives/60656
    ・「『ぬらくら』や『トンチキ』のまま一生を終えて良いのか?」( https://aiko-sama.com/archives/61009
    ・「真面目さとフザケが同居する表現者を一人で戦わせるな!」( https://aiko-sama.com/archives/61360
    ・「明らかに間違った固執者を絶対に許すな!」( https://aiko-sama.com/archives/61778
    ・「フリーライダーから覚醒し、ナショナルな存在を守る道へ!」( https://aiko-sama.com/archives/62358
    ・「『菊小僧』の仲間達も厳罰に処すべきでは?」( https://aiko-sama.com/archives/62438
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    ・「『光る君へ』から皇族女子の生き辛さを思う 2nd season」( https://aiko-sama.com/archives/37751
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 6th season」( https://aiko-sama.com/archives/46020
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 11th season」( https://aiko-sama.com/archives/46948
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 15th season」( https://aiko-sama.com/archives/48744
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 17th season」( https://aiko-sama.com/archives/50633
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 18th season」( https://aiko-sama.com/archives/51972
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 22nd season」( https://aiko-sama.com/archives/53796
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 25th season」( https://aiko-sama.com/archives/54670
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 27th season」( https://aiko-sama.com/archives/55913
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 28th season」( https://aiko-sama.com/archives/56530
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 30th season」( https://aiko-sama.com/archives/56733
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 31st season」( https://aiko-sama.com/archives/57062
    ・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 35th season」( https://aiko-sama.com/archives/58236
    ・「シラケた日本国民を活気づける画期は愛子様の立太子!(C38)」( https://aiko-sama.com/archives/59990
    ・「数百年前に分岐した2家を合流させたがる不自由集団(C41)」( https://aiko-sama.com/archives/61438
    ・「近代史の悲劇は『血のスペア』という非道なシステムが原因では?(C42)」( https://aiko-sama.com/archives/61615

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